Web担当佐藤です。
第2火曜日の続き
で。

佐藤号は商品車からいただいたMINIですが、
佐藤号に限っては、
お客様の車で行われる「納車整備」は全く行われません。

万が一佐藤号がトラブルに見舞われても、
キャメルにいればクラシックMINIの専門家ばかりだし、
壊れたら壊れたで、それを自分で直すのもいい経験になりますから。
※お客様に納車するMINIはしっかり納車整備されます。安心して下さい。

ということで、他のスタッフが自車のチューンナップをしている中、
納車整備メニューを自分でせっせと。

まずは「水路洗浄」からスタートです。

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↑作業開始前のウキウキの我が姿。179cm・94kgがこのMINIに乗ります。

正直、キャメルの入った時「水路洗浄」という言葉が行き交うのを聞いて
「なんのこと?」「どういう意味?」のはてなマーク。

MINIのことがわかっていない私の備忘録を兼ねて説明を・・・・・・

最近の車と同様、MINIのエンジンは「水冷式」です。
つまり、水を循環させてエンジンを冷やし、オーバーヒートを防ぎます。

でも、最近の車を持っていた私、
「水路洗浄」なんて聞いたこともないし、した記憶もないです。 
LLC(ロングライフクーラント)は定期的に交換していましたけど。

「水冷式」の「水」は厳密には真水ではなく、
LLC(ロングライフクーラント)が使用されています。 
LLCは冷却効果・防腐効果等を充実させた不凍液のことで、
エンジンを保膜しながら効率的に冷却できます。

で、このLLCは定期的に交換しなければならないのですが、
クラシックMINIは交換するためのドレンコックがないので、
LLCチェンジャーなる機械を利用し、
強力な空気圧で古いLLCを吸い出してしまうんです。

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↑これがLLCチェンジャー。パワフルですよ。

更に、クラシックMINIは製造が終わって10年以上経ってますし、
今までのオーナーの整備状況も様々。 
LLCの交換をしていなかったり、
LLCの通り道、例えばラジエーターやウォーターポンプ、ホースなどが寿命を迎え、
サビ・劣化・破損が発生していることも。 
そんな状態ではLLCは十分機能しませんし、
LLCの通り道がふさがれたり汚れたりしているかもしれません。

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↑佐藤号についていたラジエーターキャップです。
こんな色したラジエーターキャップ見たら、
まず最初に水まわりをチェックしようって思います。

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↑お客様の事例。LLCが茶色に変色してます。
実は、水路洗浄しても4ヶ月でこの状態に戻ってしまい、結局水まわりリニューアル。。。
http://brog-camel.camel-auto.co.jp/archives/51991835.html

そこで「水路」をしっかり「洗浄」をして、
LLCが正常に機能するようにするのが「水路洗浄」なんです。


ということで、佐藤号で実施したキャメルの水路洗浄は以下の工程です。 

1.ラジエーターフラッシュを入れて20~30分ほどエンジンをかけます。
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↑水垢等を溶解・除去する洗浄剤で水路内の汚れを落とします。


2.LLCチェンジャーを水路に接続し、強力な空気圧で古いLLCを吸い出します。
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↑予想に反して、LLCはそんなに汚れてませんでした。LLCは緑色や赤色をしています。

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↑そうそう、今回はメカニック雨宮の全面バックアップです。(笑)
指差しなんかしないで手伝えって!


3.古いLLCを除去した後、ホースを水路につないで水を流します。
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↑きれいな水を流しながらエンジンを掛けて循環させます。ひたすら洗浄です。


4.新しいLLCを水路内に注入、クーラントブースターも添加します。
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↑LLCの機能を強化するクーラントブースター。MINIにはうれしい防錆効果!


5.ラジエーターキャップを新品に交換して終了です。
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↑エンジンの回転数を上げて、サーモスタットが機能するかチェックしてます。
「ファンは回ってるので大丈夫。」水まわりのチェックも目視でしてくれてます。

水路洗浄は大切なメンテナンスでした。

過去の事例を見ると、
メンテナンスを怠ると「大きな出費、大きなダメージに」。
だって、水まわり全交換ってかなりの大手術です。

早め早めのメンテナンスで、楽しくMINIに乗りたいですね。
「早い」と思うぐらいが、実はちょうどいいのかも。


mini_red_shttp://www.camel-auto.co.jp
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