IWM様。
キャメルマガジン ミッションオーバーホール編です。
我がガンメタ号もミッション、ガリッとな。
なので
いつの日か やってみたいな
オーバーホール。
いつだろう? の担当市川です。

デフのサイドカバーを外していきます。
シフトシャフトのチェックボールとスプリングが見えます。

左側も外しましょう。

ギヤのバックラッシュを測っとけ~

こっちも測っとけ~

デフケースをかぱっとな。

バックラッシュも測定、測定。

モーションノーズベアリングを取り外します。
結構高いベアリングです。

ベアリングプーラーにて取り外し。
困ったときのSST。

カウンターギヤのスラストも測定。

カウンターギヤを抜き、

取り出したメインシャフトです。

メインをばらしていきます。

このスパーが、リバースギヤです。

メインシャフトがやっと見えました。
10月7日作業分です。

セレクターを分解です。
セレクターは各ギヤの選択を担当します。

セレクターフォークです。
切り込みの間にギヤが入りハブ上をスライドさせて変速させます。

セレクターシャフトが回転してベルを引っ掛けフォークを動かします。

シフトフォークの取り外しです。

キレイに洗浄しましょう。
オーバーホールは洗浄から。

サイドケースやら山盛りです。
皿洗いと同じく大変。

ナイロンブラシでゴシゴシと。

ワイヤーブラシに変えてもゴシゴシと。

フィンの間もしっかりと。
みがき残しナシで
歯磨きですか?

キレイになりました。
10月10日作業分

セレクターシャフト廻りです。

ピボットピンを組み付けます。

バリを落としておきます。

セレクターフォークの取付です。

4速ギヤとシンクロリングの状態。
隙間が無く底付きになっています。
これではいい仕事できませんね。

新品のシンクロリングだと隙間があります。

厚みの測定。
何でも測ります。

アイドラーギヤのベアリングも交換します。

メインシャフトを組み付けていきます。


分解するときよりは楽です。

4速のギヤ抜けが著しいので、新品に交換します。

ケース側ブッシュを交換します。
中空ゴムダンパーになっています。

フライホイールハウジング取付のボルト穴が不良でした。

ヘリサートを打ち込みます。

元の穴より強度が出ます。

10月11日

新品のクリアランスを測定します。

メインシャフトにギヤを組み込んで
いきます。

モーションノーズのアウターレースを
交換します。

3.4速のハブです。

スプリングとチェックボールが入っていてボールロックで
節度感を出します。
10月12日

メインシャフトを組み付けます。

クリップの厚さを測定して選択します。

オイルストレーナーのOリングを交換します。

デフのオーバーホールもします。
まずデフサイドベアリングを外します。

SSTにてベアリング取り外します。

ピニオンとサイドギヤが見えてきました。

スラストワッシャーが粉々でした。

ケースのボトムに溜まっていた破片は

この破片だったのですね。

デフの構成部品です。

上は別の車両のノーマルデフです。

ピニオンギヤのワッシャー当たり面に少しキズがあります。

ケース側にも少しのキズがあります。

純正はピニオンギヤが2個の2ピニオンタイプです。
スラストワッシャーの破損している物が多いです。

社外製の4ピニオンギヤタイプです。
2個のピニオンギヤから4個に増やすことで ギヤへの荷重を軽減させ
耐久性の向上が期待できます。
12月15日
追記分です。
加工屋さんに出しているエンジンと
鈑金屋さんに出しているボディがまだなので
つい後回しになってしまいがちですが
なんとか早く仕上げたいのです。
ようやく手が空いたので
オーバーホールの続きを開始させていただきます。

ギヤは組んであったのですが

クリアランスが まだでした。

測定して組みつけます。

バックラッシュを確認します。

デフはケースが少し心配ですが
2ピ二純正でそのままということで組みつけていきます。

トルクで締め付けて
ロックタブで緩み止めします。

サイドベアリングを打ち込みます。

デフをミッションケースに組み込みます。

カバーとベアリングのクリアランスを測定して
プレロードをシムで調整します。


適切な厚さのシムを測定して選択します。

シムが決まったのでデフを組み付けていきます。

デフギヤを載せてカバーを取り付けていきます。

トルクレンチで規定トルクで締め付けします。

これでミッションは完成です。
次はエンジンに移ります。