曽根です。
MINIのオイルは15W50や20W50 って言われることが多いのですが、
0℃の冬での冷間時の流動性を考えるととても固すぎる・・・・と、
柔らかいオイルを提案中です。
先日の三和トラックディでワークスATは
『Wako'sのプロステージを8W40にブレンド』 で全開走行してきました。
走行中油温は70度前後、
走り終えてアイドリングにすると油温計はあがって最高で94度まで上がりました。。
ならば、普段使いなら、油温0℃~80℃ ぐらいでちょうどいい粘度のものを選んでみようっと。
0W30 ~ 15W50 までを自由にブレンドできるから粘度はあとで考えるとしてとりあえず抜きます。
前回のオイルは、100%化学合成の5W40 (EXクルーズ)
先月の本庄サーキットもコレで走りましたが、まったく快調でした。
低温時の流動性もいいので、かなりバランスのよい感じでした。
まだ、1500kmくらいしか走ってませんが、サーキット走行もしたしちょっと早めのチェンジです。
まぁ、磁力型フィルターPECSのおかげで、オイルの汚れは少ないですね。
たた、燃料希釈による粘度低下は避けられないので色だけでの判断は危険です。
MINIの左側をよけいにあげて、チンチンします。
少し、傾いてドレンからオイルが出やすくなります。。
流れ出てくる廃油が透き通ってますねぇ。。。
ドレンのマグネットに付いた鉄粉。
いつもよりだいぶ少ないと思います。
一次磨耗は防げないので必ず出ます、
その一次磨耗粉の中で35ミクロン以下の小さなものが
今まではペーパーフィルターを通り過ぎて、
2次磨耗、3次磨耗を引き起こしていましたが、
PECSでそれを防いでくれてます。
さて、今回のオイルブレンドはどうしよう・・・。
粘度/温度 対照表です。
縦軸が粘度で、横軸が温度です。
グラフの右から、15W50 5W40 そして赤い線が 0W30です。
5W40と比べても同粘度で10℃低いのが、0W30.
15W50の比較だと、25℃の差があります。
今回のテーマ、0℃ ~ 80度 なら 0W30で良さそうです。
左が15W50 右が0W30
同じ銘柄のオイルはブレンドができるので、そのブレンディングチャートを参考に欲しい粘度が作れます。
今、皆様にお奨めしてるのが、ワークスATが筑波で全開走行でテストしてきた8W40です。
これなら普通のMINIなら年間通じて使えますね。
(皆様のメカの状態によってお選びしてます)
何事も、極端なことを試してみないとねー。。。
で、今まで選んだことがない、ストレートの 0W30をチョイスします。
実は、コレがミソ。
ワコーズのクイックリフレッシュ。
中古車屋向き?の クルマのリポビタンD。。。
粘弾性 添加剤。。糸引き納豆のように、ネトーッとしてます。
オイルの動粘度を極力上げずにクリアランスを埋めるらしい。
走行が多くてメカクリアランスが広くなってしまった『0W20が指定の省エネカー』 には最適な感じです。
粘弾性オイルって、よくオイルのデモンストレーションでグルグル回転する軸に巻きついてあがってくるアレです。
巻きついてあがってくるので非ニュートンとも言われてますね。
こういう添加剤は、そのままフィラーキャップから入れるのは厳禁です。
必ず、オイルジョッキで攪拌してから入れます。
気温は数度という寒さでも、さすが0W30はスルスルと一気に入ってくれます。
この温度だと、10W40でも一気に入れるとフィラーキャップから溢れます。
隣で休み休みいれてるメカ山田。。
エンジンの始動から軽そうに回ります。
早速、試乗。
エンジンは軽くて気持ちよく回っちゃうのですが、
振動とかは、いままでの5W40より少ない感じ。。
これは、クイックリフレッシュの効果なんでしょうね。
柔らかくて軽く回るのに、包み込まれてる感じ。。。
今までにないこのフィーリング。。。イイね~コレ!
しばらく使ってみます。
☆ 今回使用したクイックリフレッシュは5000円です。
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曽根号 オイルチャレンジ 0W30 + クイックリフレッシュ