曽根です。


ただ今、鈑金工場で治療中のワークスATですが、

2/8の筑波でのトラックディ走行後のオイル分析が出てきました。

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オートマ用PECSを付けて初めてのオイル分析なので首を長~くして待ってました。

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PECS取り付け前のデータを合わせて、

オイル分析カルテに転記して比較しやすくしました。

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お客様それぞれ、MINIを使う環境も使い方もちがうので、

使用するオイルや交換サイクルはそれぞれ違ってくるはずだと思います。

ただ、それには根拠が必要なのでオイル交換の際に採取した排油を分析して

それぞれのMINIに適切なオイルと交換サイクルをご提案できるように、

このようなオイル分析カルテを作成します。

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では、早速みてみます。


① PECS取付前 : 去年12月13日の筑波でのエンジョイサーキット 2回走行 

② PECS取付後 : 今年2月8日の筑波トラックディ 3回走行

を比較します。  動画でお分かりのようにどちらも激走しましたよ。
②は走行回数が多く3回目の走行後の油温は120℃まで上がりました。


オイルはどちらも皆様のMINIにご提案しているオイルと同じプロステージブレンド8W40です。

比較項目     ①      ②
動粘度40℃  77.85    76.4
動粘度100℃ 13.18    12.91
燃料希釈     1.2%    0.9%
鉄         0.003    0.002  ←33.3%減
銅         0.004    0.002  ←50%減


②の方が燃料希釈が少ないのに粘度低下が大きいのは、

①より強いせん断と高温によるものだと思われます。

②の方がMINIにとっても、オイルにとっても負担が大きかったにもかかわらず、

摩耗金属の鉄と銅は微量ですが減っていました。



3/30追記・・・鉄と銅の減少量をパーセンテージで見ると減少量は大きいです。  
このブログを見た各界の方からご指摘いただきました。ありがとうございます。

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もちろん1回だけの分析ではなく

今後もオイル分析は続けていきます。

オイルによっての摩耗粉の違いなんかも見ていきたいと思います。


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