曽根です。
ワークスATのオイル分析結果のご報告です。
前回は2月の雨の筑波を走った後の分析では同条件で走行での PECS取付の前後の比較ができました。

今回はどんな結果なのか・・・。

2月15日に入れたタフツーリング(鉱物油ベースのノンポリマー)20W40
それから3か月間で779km走行しましたがそのほとんどが全開走行です。
分析してもらったのは5月13日に抜いたその排油です。

その時のドレンボルトにはやや多めの摩耗粉が付いてました。
摩擦材と鉄粉がまとわりついたようなやや大きめの塊りもありますねぇ。
2次摩耗以降をPECSが食い止めてるのでこれは1次摩耗のみということになります。
サーキット2回、それもかなり高温という厳しい条件だったから予想の範疇ではありました。

4月22日の本庄サーキット。

一番高温になった時は山田メカが乗った時に130℃に達したとのこと。
(写真は、それからだいぶ油温が下がってからの物です・・・)
そして、5月2日は 筑波サーキットでの三和トラックディ

この日も暑かったのです。。

そして、3回目走行では熱くなりすぎてMINIもこんなに熱くなってしまいました・・
水温106℃はまだしも、油温140℃というかなり非常識な高温にしてしまったのです。
通信簿です。。。

前回のオイルはプロステージのブレンド8W40 今回は タフツーリング20W40
高温での粘度はほぼ互角の40番。

今回の燃料希釈は0.7%。 前回より高温にさらされながらも燃料希釈は前回より優秀。
ギリギリの高温でもピストンリングの油膜は確保されてました。
しかし、摩耗粉はドレンボルトから予想した通り前回より多めでした。
鉄 0.002% → 0.004%
銅 0.002% → 0.004%
もちろん、0.004%という数値は異常値ではありませんので、ワコーズ技術部からのコメントでも『まったく問題なし』 なので、オイルもワークスATも優秀なのではありますが、摩耗粉を減らす切り札のPECSを取り付けてでのこの結果なのでもう少し何とかしたいところです。

それには一次摩耗を減らすこと。
エンジン側からの摩耗粉ももちろんあるでしょうけど、ドレンについた摩耗粉はオートマ車でよく見る細かな粒子です。
オートマのブレーキバンドや湿式多板クラッチは潤滑と反する摩擦も必要なところで
十分な油圧による作動で瞬間的にその動きを制御しなくてはいけないんですねぇ・・。。
それも十分な油膜のある中でなければ焼けてしまうでしょう。。。
今回の2回のサーキット走行での超高温の中でもオートマに掛かる油圧は少なくとも6Kgを切ることはありませんでした。
とすれば高温で本来より薄くなった油膜が摩耗粉を増やす結果になったのでしょうか・・。
改善策は150℃でも厚い油膜のオイルにするか、油温を下げるか・・のどちらかしかないですが、
オートマには熱が苦手なシールもあるし、やっぱり油温を下げて油膜を確保するしかなさそうです。

キャメルはブログランキング参加しています






















ローバーミニ専門店 キャメルオート
http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002





















ワークスATのオイル分析結果のご報告です。
前回は2月の雨の筑波を走った後の分析では同条件で走行での PECS取付の前後の比較ができました。

今回はどんな結果なのか・・・。

2月15日に入れたタフツーリング(鉱物油ベースのノンポリマー)20W40
それから3か月間で779km走行しましたがそのほとんどが全開走行です。
分析してもらったのは5月13日に抜いたその排油です。

その時のドレンボルトにはやや多めの摩耗粉が付いてました。
摩擦材と鉄粉がまとわりついたようなやや大きめの塊りもありますねぇ。
2次摩耗以降をPECSが食い止めてるのでこれは1次摩耗のみということになります。
サーキット2回、それもかなり高温という厳しい条件だったから予想の範疇ではありました。

4月22日の本庄サーキット。

一番高温になった時は山田メカが乗った時に130℃に達したとのこと。
(写真は、それからだいぶ油温が下がってからの物です・・・)
そして、5月2日は 筑波サーキットでの三和トラックディ

この日も暑かったのです。。

そして、3回目走行では熱くなりすぎてMINIもこんなに熱くなってしまいました・・
水温106℃はまだしも、油温140℃というかなり非常識な高温にしてしまったのです。
通信簿です。。。

前回のオイルはプロステージのブレンド8W40 今回は タフツーリング20W40
高温での粘度はほぼ互角の40番。

今回の燃料希釈は0.7%。 前回より高温にさらされながらも燃料希釈は前回より優秀。
ギリギリの高温でもピストンリングの油膜は確保されてました。
しかし、摩耗粉はドレンボルトから予想した通り前回より多めでした。
鉄 0.002% → 0.004%
銅 0.002% → 0.004%
もちろん、0.004%という数値は異常値ではありませんので、ワコーズ技術部からのコメントでも『まったく問題なし』 なので、オイルもワークスATも優秀なのではありますが、摩耗粉を減らす切り札のPECSを取り付けてでのこの結果なのでもう少し何とかしたいところです。

それには一次摩耗を減らすこと。
エンジン側からの摩耗粉ももちろんあるでしょうけど、ドレンについた摩耗粉はオートマ車でよく見る細かな粒子です。
オートマのブレーキバンドや湿式多板クラッチは潤滑と反する摩擦も必要なところで
十分な油圧による作動で瞬間的にその動きを制御しなくてはいけないんですねぇ・・。。
それも十分な油膜のある中でなければ焼けてしまうでしょう。。。
今回の2回のサーキット走行での超高温の中でもオートマに掛かる油圧は少なくとも6Kgを切ることはありませんでした。
とすれば高温で本来より薄くなった油膜が摩耗粉を増やす結果になったのでしょうか・・。
改善策は150℃でも厚い油膜のオイルにするか、油温を下げるか・・のどちらかしかないですが、
オートマには熱が苦手なシールもあるし、やっぱり油温を下げて油膜を確保するしかなさそうです。

キャメルはブログランキング参加しています
























ローバーミニ専門店 キャメルオート
http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002




















