曽根です。


ボルト呑まされ事件でヘッドをオーバーホールしなきゃいけなくなったおかげで(?!)

素晴らしく美しいヘッドに生まれ変わりました。

ワークスATが安心オートマの耐久テストとしてのレース参戦を決めた当初からお世話になってる

ストックヴィンテージ
田中さんに依頼しました。

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ワークスATのエンジンは、ノーマル排気量で、MTクーパーのノーマルピストン、カムもノーマルに近いSW5 に1.5ハイリフトロッカー。 

ノーマルECUなので、6700回転でリミッターがかかります。

しかもオートマ。。。

ハイスペックのビッグバルブ付きのチューニングヘッド を選んで果たしてその真価を発揮できるのか・・・

ちょうどいいタイミングで みくたさんが排気量、バルブの大きさとスロート流速 の関係を解説してくれてました

ノーマルスペックのインジェクションには、大きすぎないバルブ、広げすぎないポート・・という制約の中で効率を上げるのが良さそうです。

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大きくすればイイなら、どんどん大きく、そして広げれば良いですが、

限られた大きさの中で勝負するとなると、表面の凹凸や曲がりの仕上げにかかってきます。

しかも鉄ヘッドの加工は難しいのです。。

混合気が気持ちよく流れるようにするには、『自分が混合気になったつもりで削る・・・』 のだそうです。


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ノーマルバルブの性能を引き出すための燃焼室加工されてます。

ノーマルでは沈み込んでたバルブが浮き出てます。バルブシート廻り削り込まれてるので少しバルブが開いただけでガスが出入りできます。


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燃焼室の容積が増えた分若干の面研されてます。


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程よく広がったポートは美しい曲線ですね。

広げすぎるとRがキツくなるので流れのラインは重要なポイント

バルブガイドも耐久性を維持する程度にカット。


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ノーマルバルブもきれいに研磨され段差がスムージングされてます。

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スルッと呑みこまれそうな吸気ポート。。

点で削るリューターでここまで面を出せる人はそう何人もいないのでは・・・。

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排気ポートも同様の美しい仕上げです。

ここも広すぎないところがポイント。


★ ヘッドチューニングはエンジン内部はもちろん吸排気系まで含めた全体のバランスで考えるべきものです。

将来のチューン構想も含めて考えながら、ワンオフで製作されます。  ご相談承ります。




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よいヘッドができました。。

さて、コレを活かせるかはドライバーにかかってる・・?!


ワークスATは、このヘッドに、インマニを加工してキャブ用のスリーブランチマニホールドと組み合わせて戦力アップを狙います・・・・


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