まったーマンです。

MINIは定期的なオイル交換が健康の秘訣ではありますが、キャメルの安心点検付きオイル交換はせっかくリフトアップするので下回り点検や、水やオイル漏れ点検はもちろんですが、mini-moniによるECUライブデータチェックも行っております・・・。 と簡単にPRしたところで、


今日のミニモニ日記 開店です。

いらっしゃいませ  オイル交換ですね。

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新車から21年間乗り続けているそうです。

でも走行距離は2万キロ以下という少なさ。 

近くのスポーツジムに行くくらい・・っていうからあっという間に着いちゃうんですね。

普段の使い方をヒヤリングするのも点検項目の内。。

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早速、mini-moniでECUチェックです。

ノーフォルト。 エラー無しで優秀、優秀。

アイドリングも安定しています。


では、ライブデータを順に見ていきます

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水温は90度で暖機完了です。


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前回号でご紹介したインマニの負圧。

無負荷のアイドリングで34kpaは正常値です。

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mini-moniには、複数データを1画面で見ることもできます。慣れると便利な画面です。

左上から、
● エンジン回転 912回転 
 
● 『I』はアイドリングを認識中。回転が上がるとNOTアイドルの『N』になります。 

● Cはクローズドループで現在O2センサーからの情報で燃調補正中。 アイドリング以外だと補正しないのでオープンループで『O』表示になります。
  
● 0.74Vはスロットル開度信号 

● 最後のゼロはスロットル調整のステッパー値。 ん? ゼロって?

それに暖機されたアイドリング850回転のはずなので912回転ってちょっと高いですね。


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個別データでも確認。

スロットルバルブの開度を調整するステッパーモーターの押し出し量をステップ値で表してます。

スロットルを開けるように動くと数値が大きくなり、回転を下げるときは押し出し量を減らしてスロットルを閉じていくんですが、ゼロってことはこれ以上は回転を下げられません・・・ってことです。

通常のアイドリング時のステップ値は30~50で、回転を上げる方向にも下げる方向にも自由に動けないとイケません。

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過去の整備で回転を上げようとしたのでしょうか、ステッパー調整用のナットが調整された形跡がありました。

アイドリングは暖機が終わった状態ならECU制御により850回転前後に自動的に調整されるのが正常なのでこのナットを調整することは最初のセッティング以外ではほとんど必要ありません。

アイドリングが高すぎたり低すぎたりする場合は制御系かステッパーモーター本体に異常がある場合が多いですが、その際の対処療法でこうしてステッパー調整ナットを動かされているMINIも多く見受けられますね。

なので今回は調整用ナットを元に戻しました。

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ECUがステッパーの押し出し量の変化に対応して850回転に落ち着くまで少々学習してもらいます。

他の点検も兼ねながら走行テスト中。。

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アイドリング852回転  ステッパー値44で正常になりました。
 
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スポーツジムがあまりに近すぎて、アイドリングがちょっと高かったけどあまり気にならなかったようでしたが、

正常なアイドリングに戻って 『やっぱりこのくらいの回転がちょうどいいね』 


(8/29日 0:08 井上様)





次の方どうぞ~。

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アイドリングが1000回転ちょっとから下がらないんです。。


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mini-moniチェックしましょう。 

たしかに1000回転ちょっと。。

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インマニの負圧は正常。 

やや回転が上がってるせいもありますがやや低めです。 

この時点で2次エアの混入は無しと判断。。

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サーモスタットは65度でオープン。 

開くのが早すぎるからアイドリングだとなかなか水温上がりませんねぇ。

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水温が低い間はファーストアイドルで高めの回転になります。

まずは正常な温度にするためにサーモスタットは交換します。

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水温は正常になりましたがまだ回転高止まりしてます。。

その時のステッパー値 ゼロ。。。

はい、じゃさっきの方と同じで、ステッパー調整ナットが動かされてるのか?

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赤丸で囲んだところがステッパー調整ナット。。

位置は正常です。。 

ということは、スロットルバルブを閉じてるのにどっかから空気を吸ってる?

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犯人発見。。 

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スロットルボディ裏側に2つあるバキューム取り出し口の片方のホースが外れてます。

ここから2次エアを吸い込んでたのが原因でした。。

最初のmini-moniチェックでインマニ負圧が低かったので2次エア混入を疑わなかったので発見まで遠回りしてしまいました。。

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社外エアクリーナーなのでメクラ栓をして完了。

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828回転  ステップ値26 で一件落着。

mini-moniはデータを出してくれますが、原因を考えるのはやっぱりメカニックの仕事っていうケースでした。

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今日のお客様はN饗フルート奏者のSGW様でした。。








~*~*~*~*~*~*~*~*~* ここまで下書き。。



















































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石田さま  10/29  22:51








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