KGM様。
バンデンプラスプリンセス。
う~ん、ココアが飲みたい。
そりゃ、バンホーデンかぁ?
担当 市川です。
レッカー入庫されました。
とにかく、
リトル・ロールスロイス、
プリンセスって名前が 付くぐらいなので
上品に行ってみましょう。
オートマミッション点検での御入庫です。
なんと、気品のある たたずまい。
オートママスターのチェック。
気品のない2人で、大丈夫なのか?
大丈夫です。
気品を出して来ます。
冷蔵庫から。
電動パワステ、パワーウィンドゥ、などなど、
快適、上出来、装備満載です。
さすがに、冷蔵庫はついていませんか?
ドライブユニットは、ミニのエンジン&ATに換装済みです。
配線類も、とてもキレイにまとめられていますし、
非常に手の込んだつくりです。
技術力の高いコストラクターの方が、手間をかけて
配線を引き直しされたのですね。
作業開始まで、プリンセスはシートカバー保管です。
プリンセス・プリンセス。
試乗チェックです。
暖機を実施してからの走行では、
とくに ミッションの異常はありませんでした。
バンプラはサスペンションがハイドロなので
凪を航行するヨットみたいです。
ソフティーな乗り心地に、うっとり、ぐっすり。
シートの座り心地も、とてもいいんですな。
クッション材はスポンジーなのかな?
昔乗ってた車のシートには、棕櫚が入ってたぞ。
馬の毛の入ったシートのクルマもあるみたい。
灯火点検はOKです。
ヘッドランプはHID仕様になっています。
ライセンス球は
切れていました。
エンジンルームの点検です。
エンジンオイルは少な目でした。
ミニのエンジンマネージメントなので
ミニモニチェックが、出来ます。
ノウフォルトで故障コードは入っていません。
その他のデータは基準値内です。
減り気味のブレーキフルードを補充します。
キックダウンスイッチあたりからの
オイル滲みと
ミッション左側のサイドケース周り、漏れです。
エンジンオイルを下抜きして、
ドレンボルトを観察します。
細かい鉄粉が付着して、こんもりしています。
オイルエレメントは
ミニと同じ場所に装着ですが
補機のハウジングがあり、タイトな位置です。
ケースがミニよりも
短いので、
たまたま、在庫であった、ショートタイプが適合しました。
エンジンオイルはワコーズプロステージの10W-40番です。
油膜もしっかり確保する、定評のあるオイルです。
ミッションパワーシールドも添加して、
オイル漏れ防止とキャビテーション、泡立ち防止。
ミッション内部のOリングやシールの復活も期待しましょう。
シャシーのグリースアップ施工です。
タイヤ空気圧の調整です。
クーラントブースターを注入して、
エンジン冷却水のコンディションアップを はかります。
つづいて、
クーラー使用時のアイドルアップの点検です。
バキュームアクチュエーターでスロットルリンクを引っ張って
アイドルアップさせるようですが、作動しません。
エンジンから曳いたバキュームを
電磁ソレノイドバルブの通路の開閉することで
アクチュエーターを作動させます。
作動電源のチェックです。
電源はきていますが 、作動しません。
ホースを吸って
直電で、単体作動点検です。
吸って、止まって、止まって、吸って、
正常です。
アースコントロールが、うまくいってないようなので、
配線を手直しします。
ソレノイドは作動オンオフするようになったのですが、
アクチュエーターが動かないので、取り外しの点検です。
チューチュー吸ってみると、
ホースの交換で、いけそうです。
クーラー使用時のアイドルアップが作動するようになったのですが、
今度は、スロットル電圧が固定値。
なんで?
ポテンショメーターを取り外して
調整します。
あした、冷間から上げていって、
試乗します。
たまには、
バンプラも、いいですな。
ダイヤモンドだね~。
それプリプリ。
5月29日
追記です。
ミニモニモニターを繋げて
エンジンを冷間から
始動します。
よし、今日も、アクチュエーター動いていますね。
ミニモニ片手に、
実走です。
もちろん、
三角窓は、開けてます。
いまどきの車には付いてないでしょう。
たまに、ロックし忘れちゃうけどね。
快適、快適。
ニュートラレンジは、良好ですが、
ドライブにシフトすると、
負荷がかかり、アイドルアップしません。
アジャスト調整します。
無負荷。
ドラブレンジの負荷に対して
ステッパー数値が上がりスロットル開度をあけます。
振動も無くなりました。
パーキングレンジで、
クーラースイッチオン。
ステッパー制御ではないので数値は低いですが
スロットル開度と回転数は上昇させています。
クーラースイッチオンで
ドライブレンジに入れます。
ドライブとクーラーの負荷が懸ります。
もう少し回転数を上げたいですが、
ドライブ無負荷時に回転が上がりすぎてしまうので
このぐらいでおさえます。
6月4日追記
いらっしゃったときはJAFの積載車でしたが、
納車はキャメルの積載車です。
積載車のエンジン音が不似合な都内閑静な住宅街。。
そして、ご自宅の地下駐車場に案内されて、
ディーノ246GT・・
今、造ってる途中で内外装は完璧に仕上がってました。。
ただし、エンジン&ミッションはこれからだそうです。。
バンプラの定位置はこちら。。
奥様が普段の足で使ってるのだそうです。。。
地下駐車場なのであまり長時間の暖機運転はできないかもしれませんが、
オートマのために準備運転・・お願いしますね。
そして、まずは前進側にギヤを入れてから、おもむろにリバースに入れてください。。
ありがとうございました。
最後に更にビックリしたのは、このバンプラの右側は今車検中のもう一台のディーノがあるらしい・・・。
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