メカ山田です。
4月にミニを購入されたKSI様が初キャメル !
始動時に出る白煙の修理のご依頼でご来店です。
お車をお預かりすることは決定してますが、
安心点検でお車の状態が知りたいようです。
お車は、普通の車屋さんで購入されたとのこと。
ECUチェックを行うと、大体フォルトがあるものですが、
KSI様のミニはノーフォルト !
これまでに、ミニ屋さんでメンテナンスされたことがありそうな感じですよ !
オイル下がりの修理があるので、オイル交換はその後に行いますか。
まずは安心点検 ! KSI様のミニにはブラックオルタネーターが
付いてるのですが、その割にECUチェックでのバッテリー電圧が低いような・・・
ベルトが緩いのが原因?後で調整してみますね。
タイヤは、そろそろ4本とも交換時期です。
その他にも不具合は幾つか見つかりましたが、
心配なのは水回り。 クーラントが結構汚れてました。
水路が汚れてるんでしょうね。 ヒーターコアにも漏れがあるようだし・・・
全てを修理するのは、なかなか大変ですからね。
始まったばかりのミニとの生活、少しづつ修理していきましょう !
試乗で、右リヤからキーキーと異音がしてたんですよねぇ。
この状態で手で回しても、異音が出てます。
まさかハブベアリング不良?
よく見ると、ライニングを引っ張っているスプリングが、
ハブに接触してました。
4月の車検でライニングを交換したようです。
その時に、スプリングの向きを間違えたみたいですね。
スプリングを組み直して、異音は出なくなりました !
ドラムを開けたついでに、カップのフルード漏れを点検。
こちらは、良好ですね !
今回の、修理の詳細を決めてるKSI様・・・
KSI様は、何祭りに参加されるのかな?!
ラバコン祭り? それとも水路洗浄祭り? 水路洗浄祭りですか !
作業終了まで、しばらくは代車で我慢してくださいね。
お車、お預かりします !
KSI様が帰られたあと、細かい作業は行っておきます。
車高が右に傾いてます。 左右の車高の差は約2cmほど。
2cm違うと、かなり傾いて見えますね・・・
KSI様のミニは、ハイ・ローが付いてるのはフロントのみ。
上手く調整できるのか?・・・
右を上げ、左を下げてみました。
左右の傾きは3mm以内、前後でフロントが1cm低い感じです。
1回の調整で決まるとは思いませんでした !
ベルトを張れば、バッテリー電圧は上がるかな?
残念ながら、電圧は変化無し・・・
オルタネーターの端子にも腐食は無さそうだし、接点復活剤
を塗布しても変化無し・・・
やっぱりアースですかね。
ブースターケーブルでエンジンとボディーにアースを引くと、
電圧は0.6V上昇しました ! 簡易アーシングは期待が持てそうですよ。
簡易アーシングは、次回にでも付けましょうか。
9月1日追記
4本ともスリップサインのタイヤから交換します。
機動力抜群のタイヤサービスさん。。
サクッとタイヤ交換です。
145/70R12 ノーマルタイヤです。
さて、次はお待ちかねのお祭り。。。
水路だ、まつりだ、祭りだ、水路だ。。!!
はっぴを見ながらお祭り気分で始めます。。。
メカに優しく汚れに強い・・・・例のヤツを入れて
洗浄開始。
水温上昇させる間の最初のチェック。。
エンジン側74℃ ラジエターアッパータンク42℃
サーモの密閉度は良好です。
ちょっと早いけど80℃あたりで少しサーモが開きだしました。
そのまま水温上昇させていき、アクセルを少しあおると・・・
激しい吹き返しです。 冷却できてないとラジエターロア側から沸騰してきます。。。
吹き返しが激しいのでバキュームで吸いながら行いますが、
ボチボチ危険領域の温度まで上がってます。
ラジエターのアッパーで97℃まで上がってます。
水温センサーも95℃なので、センサー精度はほぼOKですね。
昨日の入庫チェックでは96℃で電動ファン回ったはずなのに・・・・・
今日は106℃になっても
電動ファンはまったく動かず・・。
水温計の針は中央線より若干上。。 ここで106℃です。
だから真ん中より上に行ったら要注意です。
ラジエターの下部に付いている電動ファンスイッチを長いドライバーで突っついてみると・・・
しばらくしたら電動ファンが回りだしました。。
単に配線の接触不良という感じではなくファンスイッチの感度ボケによる本体不良でしょうか。。。
電動ファンによって外に吐き出される風を手で感じてみます。。
100℃のラジエターから出てくる熱風って感じではありません。 ぬるい風です。。
ラジエターの放熱がうまくいってませんね。
念のためにラジエターアッパータンクの外側の温度を測ると96.6℃
サーモケースの外側は101℃。。
クーラーをつけるとオーバーヒート気味になるというKSI様からの証言を裏付ける結果です。
数十分の洗浄を終えて排水。。
まずまずの汚れが出てきました。
ヒーターコアやラジエターを逆流させて対流している汚れも吐き出させます。
バイパスホースを抜いてエアが抜ける状態にして上から水を入れてみましたが
ラジエターの飲み込みは悪いです。 詰まってます。
ラジエターコアの中で固まってしまった汚れは普通の洗浄では落ちません・・・・
ラジエターが詰まってることで冷却能力がかなり低下してしまってました。
KSI様と相談しまして、水廻りに関しては
ラジエター、ウォーターポンプ、サーモスタット、ラジエターホース ヒーターコア一式の交換で
水廻りは総リフレッシュさせていただくことに決定です。。
☆■☆ 9/ 3 石川の追記です。 ☆■☆
バルブステムシール交換です。
こちら新しい子達。
整列させてみました^^
もう漏れ漏れの子と交代です。
新旧交代の儀。
これを8箇所やっていきます^^
終わったらトルクでギューンっと締めます^^
バルブクリアランス調整して終了♪
お次は水回り。
今回は盛りだくさんですね^^
おや?クーリングファンの付き方が独創的ですね。。。(;^ω^)
ウォーターポンプ新旧交代の儀。
やはり綺麗な方が良いですね~
インマニの冷却パイプはそろそろ限界に近づきつつあります。
次漏れたらインマニごと交換するか、その頃ならパイプだけ交換出来るパーツが出ているか。。。
今回はこのまま組みます。
サーモの奥。ヘッドの中です。
ここまで外すと見えてくるクランクプーリー。
もうゴムは完全に硬化して振動は吸収出来る状態ではありませんね。。
サーモはボルトも交換します♪
錆びにくいステンレス製。
マスター登場。
「このハーモニックバランサープーリーつけて!」
ここまで外したら交換したいパーツベスト3に入りますもんね^^
もちろんベルトも交換ですが。
メインはコッチ♪
これは大分乗った時のイメージが変わりますよ~(*´ー`*)
クーリングファンも新しくしました。
今度は順序良く組んでありますので安心してくださいね(*´ー`*)b
まだまだ作業は続きます。
☆■☆ 9/ 6 石川の追記です。 ☆■☆
チェンジシール交換します。
もちろんブーツも交換しました。
エンジンの振れを留めているステディーロッドのブッシュ交換します。
真ん中辺りにあるのはブローバイパイプのガスケット。
丁度近くにあってどうせソコをいじるならお掃除しないともったいないですもんね。
本当はもっとマメにお掃除したいんですけどね~
室内汚れないように養生してヒーターコアのユニットを降ろします
手前が今度付けるJMSAのヒーターコア。
信頼の国産品です。
ヒーターホースも交換します。
ブレーキを踏むとブレーキランプが付きますがその仕事をしているのがこのブレーキスイッチ。
上が純正。下が国産車の流用品。
何でしょう?この安心感は(笑)
ヒーターバルブも交換。
手前が純正。奥が国産車の流用品。
こんばんはオイルを抜きながらお休みします。
ドレーンは良い感じですね^^
あ。魔法のLLCカンフル剤「クーラントブースター」とLLC入れました(`・ω・´)ゞ
☆■☆ 9/ 8 石川の追記です。 ☆■☆
魔法のケミカルSOD-1投入ですヽ( ´ー`)ノ
~ホームページより~
車の使用過程におけるエンジン油圧を利用した循環系統付着物の還元と性状アップを目的とした予防整備製品です。
何だか難しそうな事を言っておりますが自動車整備振興会の推奨品と言う事で安心して使うことが出来ますね♪
今回のオイルはWAKO'S PRO-S プロステージS です♪
いしかわ号もこのオイル使っています^^
グリスアップも施工です。
ミニにグリスアップは関節にコンドロイチンみたいなものですね^^
テンションロッドブッシュも交換します。
使うのはDoトレーディングさんチョイスのエイボンバー(*´ー`*)b
足回りはトルクレンチで締めて完了ヽ( ´ー`)ノ
簡易アーシングはオルタネーター側完了ですがバッテリー側が少しおかしいので直しながら作業していきます。
☆■☆ 9/11 石川の追記です。 ☆■☆
何がおかしかったかと言いますとバッテリー端子の+と-が逆に付いていました。
このバッテリーはそれぞれの大きさが違うのですが結構無理やり入っていました(汗)
元あるべき所につけたので今は大丈夫です^^
本日KSI様ご来店の予定なので朝から洗車します^^
丁度洗い終わってKSI様ご来店ヽ( ´ー`)ノ
いしかわの指す先にはピッカピカのハーモニックバランサープーリー♪
「おぉ~♪」
今日はドライブを楽しみつつお帰りですね^^
ありがとうございました~ヽ( ´ー`)ノ
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