曽根です。
安心オートマ & オールペイントで 完全リニューアルして生まれ変わり計画のTNK様。。
内外装の設計図はこれ。。
オートマはもちろん安心オートマで生まれ変わる計画です。。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ここでは、TNK様のMINIが安心オートマで完全リフレッシュされるオートマの作業をレポートします。
いつものように作業台に乗せられて状況確認から。。
稼動していたそのままの状態でエンジンとともに診て、オイル漏れの状況はもちろんですが、
それまでのメンテナンスやその人の使い方・・・を想像しながらの分解作業です。
コアプラグに錆です。
となれば裏側は錆びてます。。
高圧洗浄で水路の汚れは洗い流しておきますが、
今後の水路メンテナンスは大事です。
定期的な水路洗浄とクーラント交換は続けてください。
オイルドレンのマグネットの摩耗粉の状態はまずまず、異常摩耗の様子はなさそうです。
燃焼も悪くなさそうですね。
デフケースのパッキンは交換されてます。
過去に分解されたようですね。
ミッション番号とデフケース番号は同一なので、リビルトミッションに交換されたのではなく
現物を分解修理されたものと思われます。
何を修理したのかも分解しながら点検しますね。
オートマを分離する前にフロントパネルを開けて事前チェックしようとしたら
銅片が出てきました。
デフのスラストワッシャーです。
これも安心オートマになるときには新しいものを入れますからご安心を。。
左からサーボピストンの動き量をチェック。。
リバースの動きは大きくバンドの消耗が進んでいるものと思われます。
安心オートマはセットした直後は5mm程のストロークになります
3速バンドは大丈夫そうです。
2速バンドもよさそうですね。
ただ、本来の位置から 3速、2速のサーボレバーは下がっています。
スリップによりバンドが変形し 元の状態に戻るスプリングの力が弱まった為でしょう
オイルポンプはクリアランスが大きく再使用不可です。
オートマ用のオイルポンプは新品供給がないので現在はクリアランス 9/100以下の中古良品を使用します。
プライマリースラストも大きいので組みつけで調整して追い込んでおきます。
圧縮漏れは問題なしです。
チェーンテンショナーパッドは新車から交換されてないようですと15~20万キロ走行の可能性もあります。
折れる寸前でした。。
高速道路を多用した場合と、低いギヤを多用する近回りの走行では テンショナーパットの減り方と走行距離の関係は違ってきますのであくまでも推測ですが、
今回のTNK様のメーターは1周回って153000kmなのでだいたい合ってますね。
エンジンとオートマを分離します。
右側のT&Rクラッチと3速ドラムが変色してます
変速時のスリップがあったと思われます。
ATケースから取り出したファードクラッチですが・・・・
何か変ですww
ATケース内に何か残ってます。
輪切りになったファードのエンドプレートでした。
ジャダーとスリップの原因はこれでした。
手前のリバースバンドは予想通り消耗が進んで 一部が剥離している状態です。
ココはギリギリを通り過ぎてました。
このバンドは前期型のオリジナル品ですがこの年式の摩擦材は少々強すぎるようです。
サーボピストンシールもかなり硬化していました。
切れてしまうまで秒読み状態のギリギリ・・・。
安心オートマではこのシールは高品質な安心オートマ専用の日本製を使用します。
分解歴のあるデフのベークライトは交換されてました。
ファードクラッチ板のスリッドは完全に残ってません。。ギリギリでした
トップ&リバース側は剥がれてしまってるところもありました。 ここはアウト
3速ドラムのブッシュ内径測定・・・
アウト。。 ブッシュ打ち替えが必要です。
ベベルギヤはこのように完全分解するしか点検できません。
両側で対になってるベベルギヤは1つだけ剥離しても普通に走行できてしまいます。
そして残ったもうひとつのベベルギヤが剥離してしまった瞬間に前にも後ろにも動かなくなってしまうのです。
ギヤの剥離はなくここはセーフ。。。
T&Rクラッチの内側に入る4本のOリングは完全に硬化が進んでました。
線形が丸くなく四角くなってました。 ここもギリギリ
クランクメタル コンロッドメタル はすべて交換します。
エンジンとオートマがオイルを共有しているMINIはエンジン側のオイルの通路はオートマにとって他人事ではありません・・・。
クランクメタル1番側の上側のメタルはブロンズが出てました。。
オートマ車の特徴ともいえる減り方です。
規定トルクで締め付け 組付けしていきます。
安心オートマは準備OKです。
0.4mmあったプライマリースラストは0.1mmまで調整しました。
プレートとのクリアランスが確保されてるかチェック。
キックダウンも調整しておきます。
安心オートマとドッキング。。
補機類も取り付けて試運転の準備です。
オイルフィルターはとりあえずノーマルで動かします。
キャメルに戻ってからPECS取り付けします。
ハーモニックバランサーもキャメルに戻ってから取り付けるのでご安心を・・。
試運転専用車両に積み込まれ実際に動かしてチェックします。
エンジンOK オートマは冷間油圧OK。。
そして、約30kmの実走行テスト。
変速タイミング、 ショックなど 問題なし。。。
良好です
そして温間油圧測定。
前進油圧7.1kg OKです。
リバース油圧は約12kg 十分です。
今回も良い安心オートマができました。
タイムラグのないシフトとスムーズな発進、気持ちのいい変速をお楽しみください。
安心オートマとオールペイントで第二の人生作戦の本編はこちらです・・・・
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安心オートマ & オールペイントで 完全リニューアルして生まれ変わり計画のTNK様。。
内外装の設計図はこれ。。
オートマはもちろん安心オートマで生まれ変わる計画です。。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ここでは、TNK様のMINIが安心オートマで完全リフレッシュされるオートマの作業をレポートします。
いつものように作業台に乗せられて状況確認から。。
稼動していたそのままの状態でエンジンとともに診て、オイル漏れの状況はもちろんですが、
それまでのメンテナンスやその人の使い方・・・を想像しながらの分解作業です。
コアプラグに錆です。
となれば裏側は錆びてます。。
高圧洗浄で水路の汚れは洗い流しておきますが、
今後の水路メンテナンスは大事です。
定期的な水路洗浄とクーラント交換は続けてください。
オイルドレンのマグネットの摩耗粉の状態はまずまず、異常摩耗の様子はなさそうです。
燃焼も悪くなさそうですね。
デフケースのパッキンは交換されてます。
過去に分解されたようですね。
ミッション番号とデフケース番号は同一なので、リビルトミッションに交換されたのではなく
現物を分解修理されたものと思われます。
何を修理したのかも分解しながら点検しますね。
オートマを分離する前にフロントパネルを開けて事前チェックしようとしたら
銅片が出てきました。
デフのスラストワッシャーです。
これも安心オートマになるときには新しいものを入れますからご安心を。。
左からサーボピストンの動き量をチェック。。
リバースの動きは大きくバンドの消耗が進んでいるものと思われます。
安心オートマはセットした直後は5mm程のストロークになります
3速バンドは大丈夫そうです。
2速バンドもよさそうですね。
ただ、本来の位置から 3速、2速のサーボレバーは下がっています。
スリップによりバンドが変形し 元の状態に戻るスプリングの力が弱まった為でしょう
オイルポンプはクリアランスが大きく再使用不可です。
オートマ用のオイルポンプは新品供給がないので現在はクリアランス 9/100以下の中古良品を使用します。
プライマリースラストも大きいので組みつけで調整して追い込んでおきます。
圧縮漏れは問題なしです。
チェーンテンショナーパッドは新車から交換されてないようですと15~20万キロ走行の可能性もあります。
折れる寸前でした。。
高速道路を多用した場合と、低いギヤを多用する近回りの走行では テンショナーパットの減り方と走行距離の関係は違ってきますのであくまでも推測ですが、
今回のTNK様のメーターは1周回って153000kmなのでだいたい合ってますね。
エンジンとオートマを分離します。
右側のT&Rクラッチと3速ドラムが変色してます
変速時のスリップがあったと思われます。
ATケースから取り出したファードクラッチですが・・・・
何か変ですww
ATケース内に何か残ってます。
輪切りになったファードのエンドプレートでした。
ジャダーとスリップの原因はこれでした。
手前のリバースバンドは予想通り消耗が進んで 一部が剥離している状態です。
ココはギリギリを通り過ぎてました。
このバンドは前期型のオリジナル品ですがこの年式の摩擦材は少々強すぎるようです。
サーボピストンシールもかなり硬化していました。
切れてしまうまで秒読み状態のギリギリ・・・。
安心オートマではこのシールは高品質な安心オートマ専用の日本製を使用します。
分解歴のあるデフのベークライトは交換されてました。
ファードクラッチ板のスリッドは完全に残ってません。。ギリギリでした
トップ&リバース側は剥がれてしまってるところもありました。 ここはアウト
3速ドラムのブッシュ内径測定・・・
アウト。。 ブッシュ打ち替えが必要です。
ベベルギヤはこのように完全分解するしか点検できません。
両側で対になってるベベルギヤは1つだけ剥離しても普通に走行できてしまいます。
そして残ったもうひとつのベベルギヤが剥離してしまった瞬間に前にも後ろにも動かなくなってしまうのです。
ギヤの剥離はなくここはセーフ。。。
T&Rクラッチの内側に入る4本のOリングは完全に硬化が進んでました。
線形が丸くなく四角くなってました。 ここもギリギリ
クランクメタル コンロッドメタル はすべて交換します。
エンジンとオートマがオイルを共有しているMINIはエンジン側のオイルの通路はオートマにとって他人事ではありません・・・。
クランクメタル1番側の上側のメタルはブロンズが出てました。。
オートマ車の特徴ともいえる減り方です。
規定トルクで締め付け 組付けしていきます。
安心オートマは準備OKです。
0.4mmあったプライマリースラストは0.1mmまで調整しました。
プレートとのクリアランスが確保されてるかチェック。
キックダウンも調整しておきます。
安心オートマとドッキング。。
補機類も取り付けて試運転の準備です。
オイルフィルターはとりあえずノーマルで動かします。
キャメルに戻ってからPECS取り付けします。
ハーモニックバランサーもキャメルに戻ってから取り付けるのでご安心を・・。
試運転専用車両に積み込まれ実際に動かしてチェックします。
エンジンOK オートマは冷間油圧OK。。
そして、約30kmの実走行テスト。
変速タイミング、 ショックなど 問題なし。。。
良好です
そして温間油圧測定。
前進油圧7.1kg OKです。
リバース油圧は約12kg 十分です。
今回も良い安心オートマができました。
タイムラグのないシフトとスムーズな発進、気持ちのいい変速をお楽しみください。
安心オートマとオールペイントで第二の人生作戦の本編はこちらです・・・・
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