KSJ様、いらっしゃいませ。
前回、ギヤ抜けすると初来店されたKSJ様が、
今日はオイル交換、2回目のご来店です。
担当は、メカ山田です。
お車は、年末に購入されたばかりだそうで。
ECUチェックを行うのも、初めてなんですね !
購入されたのは、普通の中古車屋さん。
フォルトが4つ入ってます・・・
このうち3つのフォルトは、初期のインジェクション車には入ってしまうフォルトで、
異常ではありません。 ただ、マップセンサーのフォルトだけは・・・
過去にバキュームパイプが切れ、その時のフォルトを消去してないのかと
思ってたのですが、マップ値はほぼ大気圧。
マップセンサーのフォルト、現在進行中・・・
アイドリングも高いですね。
おそらく、バキュームパイプが切れてるのでしょう。
後で、点検しますね !
先日、走行中にエンストし、再始動できなかったとか。
その他のセンサーは基準値内です。
マップ値が原因で、エンストするのか? しないとも言い切れませんが・・・
とにかく、オイル交換を続けます。
ギヤ抜けも関係してるのか、ドレーンはなかなかの鉄粉の量です。
ご自分でオイル交換された時、オイルを上抜きされたのも多い理由なのでしょうか。
今回は、PECSの装着もご用命です。
写真、撮り忘れてしまいました。すみません・・・
今後のドレーンを、注意深く観察していきましょう。
さて、不具合もいろいろ見つかりましたね。
数箇所に、水漏れの痕を発見。
KSJ様がご自分で交換されたばかりのクーラントは、すでにこの色です。
これは水路洗浄を行い、水回りをしっかり整備されたほうが良いですね。
振れの大きいエンジンは、ステディーブッシュの劣化だけかと思ったら、
ロアーステディーの取り付け部が、割れてました・・・
その他にも、ドライブシャフトブーツには大き目のヒビ割れや、
クラッチレリーズに、フルード漏れがあるなど。
これは、なかなか修理しがいがありますよ。
とにかく、少しづつ修理していきましょう。
お車の状態を聞いても、笑顔のKSJ様。
めげてませんね、さすがミニ乗り。
ミニもKSJ様がオーナーになって、幸せですね !
そんなKSJ様は、SOD-1も注入ご用命です。
PECSとSOD-1の両方とは、愛を感じますね。
今回オイルは、プロステージ10W-40をご選択でした。
では、先ほどのマップ値の原因を点検しましょうか !
原因は、すぐに見つかりました。
黒い短いバキュームパイプが、ビニールホースに交換されて外れてました。
バキュームパイプは、4本全て交換になりましたが、
ECUに取り付けるのがとにかく狭い。
初期のインジェクション車の泣き所です・・・
パイプが外れてたので、フューエルトラップの汚れは少な目でした !
マップ値、アイドリングも正常になり、これで作業終了かと思った時に、
突然、エンストが再発 !
現在、クランキング中です。
警告灯が点灯せず、タコメーターも動いてません・・・
このままでは、KSJ様がお帰りになれないと焦りましたよ。
そんな時でも笑顔のKSJ様、余裕ですね !
とにかく、お帰りの途中じゃなくて良かった・・・
原因は、割と早く見つかりました。
ヒューズホルダー内で、ヒューズの接触不良が原因です。
このヒューズは、ECUの電源のヒューズです。
管ヒューズのヒューズホルダーの接触不良は、ECU以外のものでも、
これまで何度かありました。
せっかく交換するなら、管ヒューズからブレードヒューズに交換です。
これでエンストの心配もなくなりましたね !
作業はこれで終了ですね。
KSJ様、お待たせしました。
ステディーブラケットの割れや、レリーズの漏れなどは、
早急に修理が必要なところです。 計画的に、早めに修理しましょう !
またのご来店、お待ちしてますね !
本日は、ありがとうございました。
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