曽根です。


MR様のMINIは 97年式オートマ 走行63000km

タイムラグがやや大きく、発進、変速時のジャダーが最近大きくなってきました。

MINIキャンパーのMR様。。キャンプ道具を満載するので、よけいにジャダーは気になりますね。


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安心オートマにして、安心してキャンプに連れてってワン・・とハイル君も




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では、安心オートマへの作業レポートは九州の岩崎さんからの報告を元にお伝えします。


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診察台に乗せられいまから分解を待ちます。。

PECSは去年の5月にすでに取り付けられてます。。

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オプションで取り付けるパーツは・・・・

回転振動が軽減する効果絶大のハーモニックバランサー。。

それと上に乗ってるは 精度を高めたキャメルオリジナルのキックダウンスイッチ。

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洗浄せず使用していたままの状態で送ることで使用状況や整備状態から見ることができます。


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プラグからのオイル漏れは組み付け時にシーリングしましょう。。。

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エンジン側の分解です。

ウォーターポンプ と コアプラグを外して、高圧洗浄機で水路洗浄します。

現在はこの方法が一番きれいになる方法です。

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ドレンに付着する摩耗粉は、現在のオートマの状態を知るためにも重要なデータです。

キャメルオートでも分解してチェックしてますが、

岩崎さんに正確な現状を伝えるために摩耗粉はふき取らずにそのままの状態で発送しています。


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エンジン降ろしてから到着までに コンバーターから出てきたオイルもあるのでオイル切りします。


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2番プラグは少々燻り気味です。


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2番プラグホールはオイルで濡れた状態でした。

オイル下がりの症状があると聞いています。

バルブシール交換が必要ですがはキャメルオートに戻ってから行う段取りです。



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オイルポンプのクリアランスチェック。。。

安心オートマは、10/100mm未満を基準に設定しています。

油圧の発生源のオイルポンプからの油圧が十分でなければ、オートマすべての機能に影響します。

このオイルポンプはクリアランス大きすぎて再使用不可でした。。

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オイルポンプのブッシュも交換になります。


オイルポンプは新品供給がなくなっているので、中古良品を使用してきましたが、

岩崎自動車でリビルト作成し、2年間の実走テストでまったく問題ないことが分かったので

今後はこのリビルト品を使用することができます。

以前販売された、新品エンジンから取り外した新品オイルポンプですらクリアランスNGの物が多数・・・という状況のなか、キチッとしたクリアランスのAT用オイルポンプのリビルト品が完成したことで安心オートマの信頼性が更にアップです。



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クランクのプライマリースラストはだいぶ拡大してましたので

組み込みの際しっかり追い込んで詰めておきます。

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圧縮は4気筒共に同様の数値でした。


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タイミングチェーンパッドはチェーンの腹まで当たってるくらい・・

63000㎞の走行ということから、近回りの走行が多かったのでしょうね。


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エンジンとオートマを分離します。

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3速ブレーキバンドレバー  少し遊びがあります。

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2速レバーにも同様の遊びがありました。





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リバースのレバーを押し下げてブレーキバンドの消耗チェック。。

標準的な消耗具合ですね。

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3速も動きは大きくなく、摩擦材の消耗具合は多くありませんね。

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2速も同様に摩耗は大きくないですね。



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取り出したギヤドラムには異常摩耗は無く再使用できます。。

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取り出したブレーキバンド。

手前から リバース  3速、 2速 ともに距離相応の正常摩耗です。

このように、金属が出てくる前に交換すればギヤドラムも使えるし、いいタイミングですね。

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それでもオイルポンプのストレーナーメッシュには

ブレーキバンド、クラッチ板 から剥がれた摩擦材の破片が付着してました。

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オートマケースはこれから洗浄してきれいにしますね。。。

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ファードのクラッチ板のスリッドは無くなりかけてました。 ほぼ限界ですね。

で、発進時のジャダーがある場合ここのファードクラッチが割れているケースが多く

入庫チェックの際は、交換を覚悟してください・・・ってお伝えしたのですが、

割れてませんでた。。   ジャダーの原因は他にあるってことですね・・。




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ファードクラッチのセンターに位置するピストンは トップ&リバースクラッチに

油圧を送るピストンですが Oリングが切れてます・・。

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これにより、4速走行中や、3速から4速に変速時にスリップ等の不調があったと思われます。

このような油圧の逃げは徹底的に撲滅しなくてはイケません。。。

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T&Rクラッチへの油圧漏れによるスリップの影響もあったのでしょうか

ファードクラッチより摩耗して、ほとんどスリッドが無くなってました。。

ここもギリギリでした。。

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3速ドラムのブッシュは消耗してましたので打ち替えが必要です。

3速だけでなく他のギヤへの変速にも影響する大事なところです。


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べベルギヤトレインは完全分解による点検が必要です。

向かい合った対になってるべベルギヤは内ギヤと外ギヤが剥離している場合がありますが、

仮にひとつのべベルギヤが剥離していても普通に走ってしまい、二つが剥離すると突然前にも後ろにも動かなくなってしまいます。


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クランクスラスト測定

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OKでした。

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リヤ側のメインベアリングが一部ブロンズまで露出してました。

オートマ車はフロント側ベアリングが消耗しているケースが多かったですが

こういうケースもあります。


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親子メタルは交換します。

ここはエンジン側のオイルの大事な通路で、クリアランスが大きいと油圧が逃げます。

MINIのオートマはエンジンとオイルを共有しているわけで、エンジン側での油圧低下も他人事ではありませんからねー(笑)


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キチッとトルクで締め付け。。

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安心オートマの方ももう少しで完成。。。






エンジン側も組み付け中・・。

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タイミングプレートとミッションケースが干渉する場合があるのでクリアランスがあるか確認します。

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OK。

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タイミングギヤの合いマークも確認して・・・OK。

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チェーンパッド交換。  


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クランクプーリーはハーモニックバランサーに交換。。


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エンジンと安心オートマ合体。。


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で、今回のジャダーの原因なんですが・・・

ファードクラッチに正常な油圧が掛かってなかったからではないかと思います。

油圧の源泉である オイルポンプのロータークリアランス拡大 と Oリングの硬化などが

原因なのではないかと考えます。。

新品のオイルポンプより信頼できる!リビルトオイルポンプを採用しま



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だいぶ広がっていたクランクスラストはキチッと追い込んでおきました。






MR様のMINIはすでに

無交換型オイルフィルターPECSが取り付けれられてます。

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清掃のために分解しましたが付着してる摩耗粉も正常な量でした。

これなら、次は3万キロくらいは清掃なしでイケそうです。。

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鉄粉を落とせば完全復活。。 何度でも使えます♪

オートマ車の場合はオイルポンプで吸い上げた全量がPECSを通ってから

オートマのバルブボディに入ります。

普通のペーパーフィルターでは素通りしてしまう30ミクロン以下の鉄粉もしっかり捕捉して、きれいなオイルがオートマに供給されます。

なのでドレンボルトに鉄粉が大量に付くような状態でも、オートマにはきれいなオイルが供給されるわけです。


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キックダウンリンゲージは標準的な長さで調整しておきます。

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ハーモニックバランサーはエンジンが降りてる時に取り付けるのがチャンスなのです。

振動が減ることでエンジンがスムーズなり、楽に回転が上がるように感じることからパワープーリーとも呼ばれてます。

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純正で樹脂製のキックダウンレバーからのオイル漏れはオートマ車の定番。。

キャメルオートでは、三和さんのアルミ製の対策品にベアリングを2個増設することで軸のブレを無くしてさらに対策して使用しています。


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分解前にオイル漏れがあったプラグには漏れ止めを行い再組み付け。。


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試運転ができるように補機を取り付けていきます

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インヒビタースイッチの作動チェックして

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試運転用のMINIに載っけます。。


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エンジン始動。。  

異音、振動など異常がないか確認しながら暖機して冷間時のオートマへの油圧も確認します。

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そして実走テストは約30Kmほど行い入念に変速の状態などをチェックします。

ここで違和感があれば再度分解してやり直す覚悟です。

今回も走行テストは全く問題なし。。。良好です。


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走行テストを終えて、最後に温間油圧のチェック。

前進6.9㎏  良好です。


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リバース11.6㎏ イイですね。。


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完成試験も終わり、箱詰めされてキャメルに戻ります。。





乾杯1

今回も良い安心オートマができました。

タイムラグのないシフトとスムーズな発進、気持ちのいい変速をお楽しみください。




では、本編に戻ります!!

MR様 発進時のジャダーが大きくなっちゃった・・で、安心オートマにします






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