TKI様いらっしゃいませ。

お待ちしておりました。

本日担当します高宮です。

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今回の車検は、エンジンのヘッドもパワフルヘッドに交換でしたよね。

さぁ~ ヘッドよ、出てこーい!!




どこからともなくチューニングヘッドが飛んできたような。。。

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魔法使いTKI さんの巻 でした。



インジェクションATなので、チューニングはキャメルのワークスATや最近の事例ではバリアフリーKNT号がお手本になります。

中低速トルクを犠牲にしないで高回転での吸排気効率を高めるために

あえてノーマルバルブを使用して、それに合わせて広げすぎないポートがキモになります。

燃焼室も加工してバルブとの段付きも改善します。  





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私も交換したいですね~。^^

何よりも先にミッションを直さなくては・・・・・。^^;  (高宮より)

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アルミのラジエーターが目を引きます。

本日は水路洗浄からスタートです。

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洗浄剤はワコーズ ラジエーターフラッシュです。

汚れをしっかりと取っていきましょう。

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水路洗浄開始温度は、ミニモニ26℃ 水温計11℃です。

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温度が上がってきましたが、温度計の水温は低いままをキープしています。

サーモスタットの密閉が良いのでラジエーターにはまだ流れ込んでいないようです。

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ミニモニが83℃で温度計の温度が急上昇しました。

サーモが開き始めました。

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ここでミニモニと、温度計の変化が変わらなくなりました。

サーモスタットの開弁はOKです。

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温度が90℃に達した時に電動ファンが動き始めました。

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85℃で電動ファンが停止。

ファンスイッチの作動はOKです。

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ラジエーターから吸い出していきます。

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汚れは少ないようです。

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つづいてバイパスホースから吸い出します。

酷い汚れの場合茶色く錆びた水が出て来ますが、かなり透明度が高いです。^^

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バイパスホースをバイスで咥えて、ヒーターコアから逆流させてコアの汚れを吸い出します。

こちらも汚れは少ないです。

水路が洗浄完了しました。

錆が心配なのでシリンダーまでの冷却水を足して本日は終了です。

明日以降山田メカにバトンタッチでヘッド降ろしをお願いします。



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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2/6

メカ山田です。

予定通り、本日ヘッドを降ろします !


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ヘッドを降ろすまでは、なかなか長い道のりです。


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ヘッドを降ろすまでには、外さなければならないパーツが結構あるんですよ。


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エキマニもその一つです。

そういえばTKI様のミニには、以前デルタさんのエキマニを付けましたね !

カッコ良いし、憧れちゃいます。 ジョンには付かないけど・・・


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周辺パーツも外し終わり、いよいよヘッド降ろしに入りますよ !


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タペットカバーを外すと、そこにはハイリフトローラーロッカーが !

写真には写ってないけど、ハーモニックバランサーも奥の方に見えてたりして。

分解していくにつれ、羨ましさが増してきます・・・


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そして、今回ヘッドチューンですよ。

このヘッドも、チューニングされ戻ってくると、とても魅力的に見えるんでしょうね・・・


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右から、1番、2番のピストンです。


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3番、4番。


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ヘッドが戻ってくるまで、作業は一時中断となりますが、


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ピストンの清掃だけは、行っておきました。

あっ、1番にピストンの写真、撮り忘れてしまいました。 すみません・・・



2/9追記

ヘッドの点検から・・・

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1、2番吸気バルブにロッカーアームがフルバンプした跡がありました。

1:1.5のハイリフトローラーロッカーでストロークが増えて、ノーマルのバルブスプリングが線間接触したのだと思われます。

大丈夫な個体もあるのですが、やはりギリギリですね。。。

今回はストロークを稼ぐ意味も含めダブルスプリングにします。

バルブ、コッタ、リテーナは8本交換、  念のためハイリフトローラーロッカーも新品に交換することになりました。


2月26日追記

お待たせしました。。チューニングヘッドがSVから出来上がってきました


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キャメルの定番カラー ブルーマイカにペイントされたヘッド。。


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燃焼室ももバルブ周りを中心にきれいに加工されてます。

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インテイクポート スムーズに流れ込むように拡大されてますが

インジェクション + オートマ 用のチューニングなので広げすぎないでスムーズさを重視。

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ノーマルスプリングが線間接触してしまっていたのでダブルスプリングに変更です。



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2/27

メカ山田です。

本日から、ヘッドの組み付け開始します。


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ピストンの清掃を行った翌日、シリンダーブロックの清掃も行っておきました。


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ヘッドが戻るまでの間、錆びてしまわないようにオイルを吸わせた紙で

蓋しておいたんですよね。

久しぶりに、シリンダーブロックとご対面です。


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養生のおかげで、錆びも無くて安心しました。

ブロックは、オイルストーンで1時間半ほど清掃したので、また清掃

することになってたらと思うと・・・

ストレートエッジで歪みを点検、数箇所で点検しましたが、0.08mmの

シックネスゲージが何処にも入らず、歪みは無さそうですね !


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スタッドボルトを取り付けます。


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ヘッドガスケットを付けます。

ノーマルのガスケットは、冷却水の通路とガスケットの穴位置が少々

ズレてたり、冷却水が一時的に漏れることもあるようです。

今回は、0.8mmのメタルガスケットを使用します !


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シリンダーヘッド、合体しました。


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シリンダーヘッドは、まだ締め付けてません。

ロッカーアームを、外すかもしれませんからね。


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このスペーサーとロッカーアームのクリアランスは重要、熱膨張などに

よりロッカーアームの動きが悪くなることもありますからね。

今回も、少々クリアランスが狭いところがあります。

後日、スペーサーを削ってクリアランスを広げようと思います。

やっぱり、ロッカーアームを外すことになってしまいました・・・


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3/2

メカ山田です。

今日も作業は続きます・・・


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今日はスペーサーを削るところから開始、ロッカーアームを分解します。


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オイルストーンで、少しづつ削っていきます。

材質が柔らかく、削りやすいので助かりますね。

削ったスペーサーは2つ。 2つで20分くらい掛かったでしょうか。

材質がもっと硬いものだったら、まだまだ削ることになったんでしょうねぇ・・・


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スペーサーのクリアランスも広くなり、これでシリンダーヘッドを締め付けられます !

トルクレンチで数回に分けて、少しづつ締め付けていきます。


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このままバルブクリアランスの調整といきたいところですが、

先にオルタネーターを取り付けます。

オルタネーターを回せば、ベルトを介してクランクを回せるように

なりますからね。

ところがオルタネーターの上側のボルトが、どうしても取り付けできません・・・


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オルタネーターを外してみて納得しました。

オルタネーターの下側のボルトが付くブラケットは、シリンダーブロックに付いてます。 

対して上側のボルトが付くブラケットは、シリンダーヘッド付いてるんですよね。

ヘッドを面研したことにより、ブラケットの位置が上側だけ下がってしまったんですね・・・


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ブラケットを上に持ち上げるには、加工するしかありませんね。

加工が一番簡単そうなこの3つの穴を削って、


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少しだけ長穴加工 !


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何とか、オルタネーターも付くようになりましたよ !


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これで、バルブクリアランスも調整できますね。


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せっかくなので、タペットカバーパッキンも新品に交換してから取り付けます。


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サーモも外したので、新品に交換しておきますね。


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マニホールドを付ける前に、割れていたダウンパイプのブラケットを交換します。


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マニホールドが付いてない今なら、ダウンパイプもフリーで交換も楽ですからね !


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マニホールドガスケットも交換したら、マニホールドの取り付け開始 !


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エキマニに続いてインマニも取り付けます。


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ここからは、インテイクチャンバーの取り付けでもよく分解してますからね。


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普段からやり慣れたところなので、ホッとしますね !


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エアークリーナーを付けて、組み付け完了です。


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クーラントを補充し、これでエンジンを始動できるようになりました。


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エンジン始動の前に、クーラーガスを入れます。

真空引きと、ガス漏れをチェックするこの時間が、とても長く感じます・・・


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そして、ついにエンジン始動 !  無事、エンジンも掛かりました。

同時に、クーラーガスチャージも開始です。

ガスチャージが終了したところで、エンジンを停止。

ECUチェックなどが残ってますが、それはまた後日に行います。


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今日はもう一つ、リヤのネガキャンキットを付けます。


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キャンバーだけでなく、トーも調整できるところが魅力的です !


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取り付けも、簡単なところが良いですね !


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交換は簡単ですが、アライメントの調整に苦戦するのかな?

まぁ、やってみないと解りませんが。

アライメントの調整は、後日行いますね。 今日は、ここまでで終了です。


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3/3

メカ山田です。

今日は、アライメントの調整です。


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トーは、昨日ネガキャンキットを取り付けた時に、トーアウトよりに

調整して組み付けました。 それでもまだトーイン気味なんですけどね。

現在のキャンバー角です。 


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現在の左側です。 ん?真っ暗で何度か解りませんね・・・

右側と大体同じくらい、0.3度です。


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ここから、ご用命の2度を目標に調整していきます !


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左側です。 また真っ暗になってしまった・・・

2度になってるんですけどね。


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右側です。 こっちはハッキリと解るでしょう !

右側も2度になりました。 アライメントは、これで終了です。


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ヘッド組み付け後、初のECUチェックです。

エンジンも、大分暖まってきました。


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アイドリングは850rpmと、高くもなく低くもなく良好です。


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2次空気は吸ってませんでした。

マップ値も35kpaと、基準値内ですね !


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全てのセンサーが基準値内、エンジンの状態は良好なことが解りますね。


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ヘッドを脱着することになり、急遽追加ご用命になったオイル交換を行います。

前回のオイル交換から、1000kmチョットと走行が少ないので、オイルも

キレイに見えますね !


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当然、ドレーンも鉄粉は少なくキレイでした。


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今回、TKI様もSOD-1初注入です !

摩擦低減の効果もありますからね、今回バルブやロッカーアーム

が新品になり、まだ当たりが出てませんからね。

そんなヘッドを優しく潤滑してくれるでしょう。


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オイルは、前回と同じプロステージ10W-40です。


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以前、調整式ロアーアームを付けてから、公認申請を行ってなかったTKI様のミニ。

今回の車検で、公認申請を行うことになりました。

保安基準に適合しているか、チェックします。  マフラー、低いなぁ・・・


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マフラーを持ち上げます。

ダウンパイプやマフラーの形状で、どうしても触媒の辺りが低くなってしまいます。

角度を変えるために、上と下で厚みの違うスペーサーを入れて対処しました。

これでマフラーも、かなり持ち上がりました !


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タイヤも、右フロントがボディーからはみ出ているかな?!

心配するくらいなら、交換しておきましょう !

サイドマーカーも、小さいので車検ではNGになりそうですが、

それは後日交換しますね。 今日はここまでで時間切れです。


☆■☆ 3/16 石川の追記です。 ☆■☆


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ロアアームの改造申請の為にTKI様の地元陸運支局まで出張です(`・ω・´)ゞ


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改造申請の書類をキャメルの地元八王子陸運支局で受け取ってからダッシュ!


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中央ふりーうぇーいぃー♪
右に見えるのはビール工場ー

最後の試飲したさに3~4回工場見学に行きました(笑)


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目的地。
さすが大都会の陸運支局。

この状態から中に入るまで50分。。。(汗)
3月は酷いですね orz


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何とかラインを無事に通過ヽ( ´ー`)ノ


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無事に改造申請&継続検査終了ヽ( ´ー`)ノ


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帰りは丁度みなさんのご帰宅タイムと重なって所々渋滞に巻き込ましたが、これも普段経験出来ないので貴重な体験?


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無事ステッカーゲットです^^

後はリクルートスタイルから戻しの作業ですね♪


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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3/18

メカ山田です。

リクルートスタイルも今日までです。


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また、元のカッコ良い姿に戻りました !


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さて、今回ヘッドチューンを行ったので、再度燃圧の調整を行います。


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エンジンを暖機します。

現在の水温85度。 そろそろエンジンも暖まったようです。


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燃圧計は付いて無いので、ミニモニのフューエルトリムを参考に調整します。

フューエルトリムは、現在92%です。


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すでに、SFRを装着されてるTKI様のミニ。

以前、調整を行ったのは、SFRを装着された時でしたね。

目標の100%を目指し、調整スクリューを緩める方向に回していきます。


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SFRはインマニのバキュームの変化で燃圧を調整する仕組みです。

アイドリング時の強い負圧の時に、燃調を本来の100%にしておけば、負荷をかけて負圧が少なくなった時はSFRが燃圧を増す仕掛けです。

良いところになりました !




3月20日追記

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待ち遠しかったTKI様 ご来店です。

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手続きの前にちょっと乗ってきまーす。 と、チューニングヘッドの効果を体感してきます。


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速い。。 これはイイ  面白い♪

ヘッドチューンは効きますねぇ

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大きい丸です。。 


コレは真っ直ぐ帰るわけにはいきません。 大きく遠回りして帰ります。。。

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ありがとうございました。

速くなったんで、シャッター切った時は遥か彼方まで走り去った後でした。。




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