曽根です。



カリビアンブルーのスッキリした佇まいのMINI

発進時のジャダーと変速の時のキュッという音がしてるのは承知の上でゲットされたというSND様。

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安心オートマにするところからSND様のMINIライフが始まります。

ご自身が運転する積載車で持ち込むところから始まる本編はこちらです・・・・・





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では、ここからは岩崎自動車からの報告をもとにお伝えします。


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オイル汚れもそのままの状態で送るのは、使われ方やメンテのされ方のヒントになるからです。

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ヘッド面からのオイル滲みがあります。  こちらは4番側

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マニホールド側のヘッド面からも滲みがあります。

ガスケット抜けがなければ、今回はそのままイキます。

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リークテストは問題なし。  バルブ密着もガスケット抜けもなさそうですね。


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キャメルオートの入庫チェックでも報告ありましたが、ドレンボルトの摩耗粉は少なく

ギヤドラムの損傷はなさそうです。






オートマのフロントパネルを開けてバンドの消耗状態をチェックします。

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リバースはややストロークが大きくなってます。

バンドの消耗は進んでそうですね。

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3速バンドはそれほど消耗してなさそう。


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2速バンドは減ってそうですね。


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油圧の源泉  オイルポンプの点検。

クリアランス0.15㎜が使用限界とされてますが、安心オートマ基準ではこの先10年以上の使用を考えて

0.10㎜未満を最低基準にしています

これは0.14㎜なので交換になります。

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内側ブッシュも広がってました。

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新品部品の供給がないので今までは中古良品を使ってましたが、

現在は新品より精度の高いオリジナルリビルト品を使っています。




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プライマリースラストは限界まで開いてしまってました。

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広すぎて供給パーツがないのでスラストスペーサーをワンオフで製作しました


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ここまで調整できました。


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テンショナーパッドの消耗度は10万キロくらいです。。

オドメーターは66000㎞とのことなので、近距離の走行が多くて、

エンジンは回転していても距離が伸びない・・・という使用状況だったのでしょう。


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エンジンとミッションの切り離しです。


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予想通り、ギヤドラムは再使用できそうです。


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取り出されたブレーキバンド

手前から、リバース、3速、2速のものです。

フロントパネルを開けた時のサーボピストンの動きからのチェックした通り、

リバースと2速の消耗は大きくスリッドが消えてる状態でした。

真ん中の3速バンドはスリッドは残ってますが表面の文字は消えてる状態でこれが本来の使用限界といわれるところです。

ブレーキバンドの摩擦材が減ることでドラムを掴み切るまでのストロークが長くなるのでギヤを入れた時のタイムラグの原因になります。


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トップ&リバースクラッチのスリッドも見えなくなるほど減ってました。

これもタイムラグの原因です。

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ストレーナーのボトムには摩擦材の破片が詰まってました・・・

これが進行してもっと大量に出てストレーナーが詰まると

オイルポンプで吸い上げられなくなって油圧が出なくなってしまいます。


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フォワードクラッチプレートがひび割れてました。

これが発進時のジャダーや変速時の音の原因でした。

ブレーキバンドとクラッチ板の強さの違いの大きい前期型に多い症状です

それと、摩擦材が減ってクラッチ密着までのストロークも増えたことでタイムラグができ

そこに急に油圧をかけることで強くクラッチミートされることも原因と考えられます。


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メインシャフトについてるクリアランスプレートが異常に摩耗してました。

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すり減って変形してます。

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左側の正常品と比べるとメインシャフト側もすり減ってるのがわかります。

交換しておきます。



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3速ドラムのブッシュ

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規定値より大きくなってるので打ち替えます

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ブッシュ測定

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ブッシュ測定 そして

ギヤキャリアは完全分解してベベルギヤ剥離もチェックします。


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クランクスラスト測定

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いいですね。


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メタルの摩耗状態は正常でした。

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ここはオイルの通路でもありクリアランスが広がれば全体の油圧にも影響がでてくるので

安心オートマでは親子メタルをすべて交換します。

わずかな油圧の漏れも許さない取り組みがタイムラグのないスムーズな安心オートマにつながります。

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規定トルクでキチッと締めたうえで、クランクが手でスルスル回るのを確認します。

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完成した安心オートマ


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エンジンと合体させます

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フロントプレートとATケースの干渉がないか確認しながら組み付けます。



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OK

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ハーモニックバランサー付きました。

エンジン降りた時に付ければ付加工賃なしで付けられるので安心オートマにする時は是非選びたいパーツです。


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組み付けは進みます


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キックダウンの調整レバー 

変速タイミングの好みもありますがこのあたりが適正。

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P/Nの認識用インヒビタースイッチの動作確認


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補機が取り付けられオイルも入れエンジン掛けられるように準備します。


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そして、安心オートマのお約束。。

実車に積み込み実際にエンジンを回し、オートマに油圧かけます。

冷間時の油圧OK。


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そして、実際に走行してのテスト

ギヤの入り、タイムラグ、シフティングの状態 シフトダウン・・・

約30㎞に及ぶ走行で異常がないかをテストします。

MINIはエンジンとオートマが一心同体  

このようなテストをしてから出荷することが安心オートマの信頼につながります。


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戻ってきて温間油圧のチェック

前進 6.8kg  OKです。


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リバース  11.7kg  OKですね。

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プラグの焼け具合も良好。  燃焼良いです。

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キャメルオリジナルキックダウンスイッチが間に合わなかったので

そのまま送り返してもらい キャメルで積み込みの際に交換することにします。


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キャメルオートに向かい旅経ちます・・・・・・



乾杯1

今回もスムーズで気持ちのいいオートマができました。

快適な走行を楽しんでください




では、本編に戻ります・・・

SND様 発進と変速時のジャダーで安心オートマにします







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