曽根です



CHM様 初めまして、

95年式 メイフェア4速ですね。 

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新車からお乗りのワンオーナーだそうです。

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だから42681kmは実走行です!!



息子さんと一緒に休日はずーっと野球で過ごしてた10年にひと区切りついて

これからまたMINIで楽しもうかな・・・と

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久しぶりに乗ったら足回りからキコキコ音。。 

新車から22年交換してないショックアブソーバーがダメかなって思い

足回りリニューアル大作戦の相談でご来店です。

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ラバコンもショックも新しくなったらどんな乗り心地になるのか・・・・

おとーと君で体感していただきましょう

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行ってらっしゃい。。




試乗に出かけてる間に少しみさせてください

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コイルサスに純正ショックですね。。

ちょっと動かしたけどクラッチの切れが悪いです。。

何度も踏みなおすと踏み代でてくるからエア噛んでるようですよ

エンジンの吹けも良くないです。

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エンジンルームは・・

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動きの悪そうなヒーターバルブ

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クラッチオイルは黒く変色。そしてだいぶ少ないです。

レリーズのゴムキャップが濡れてるのでレリーズから漏れてます。

クラッチマスターも交換歴なさそうなので、両方同時に交換がイイですね。

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オイルはアッパーレベルからだと700㏄ほど減ってます。

今後オイル交換させていただきながら状況観察していきたいです。


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ベルト緩いです。 これだとオルタネーターがスリップして電圧低いかも・・・


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ラジエターの中に何かセラミック系?の器具がはいってますが、

水が見えません・・・・・

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1リットル近く入っちゃいました・・・・



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これは・・・ちょっと心配です。  

もう少し点検させていただきたいなぁ・・・





おとーと君の試乗から戻ってきたCHM様

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やっぱりラバコンと新しいショックはイイですねぇ。

と、にこやかにお帰りでしたが・・・・・

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ちょっと点検させていただいたんですが、〇〇△△□□〇△□でして、

もう少し詳しく診させていただけないでしょうか・・・?

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じゃ、ちょっと用事があるんで点検してもらってる間、外出してきますね。。

で、CHM様、いったん代車でお出かけです。。



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ではミニモニでECUチェックから始めます

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クランク角センサー フォルト

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マップ(負圧)センサー フォルト


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そのMAP(負圧)は 基準値よりだいぶ高め。。

二次エア吸ってる可能性大。。

エンジン不調はこのあたりが原因かな。

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スロポジ電圧は正常

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ベルトが緩かったので電圧は予想通り低いですね。

調整してから再チェックします。
  

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O2センサー  

現在は動いてますが燃調が濃いようで出力電圧が高いです。

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O2センサーの情報を受けてECUが燃調を二次補正してます。

本来の100%に対して81%まで薄く調整してます・・・

しかし、この補正は80%までが限界のはず。。


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やはり、燃調が濃すぎるようでO2センサーから『!』 マークで測定ストップ。


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案の定、補正値の限界 80%以下になったようです。

補正をあきらめてオープンループになってしまい、燃調100%。

ということは少なくとも20%以上濃い燃調でアイドリングしてることになります。


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原因はMAPセンサーのラインのエア混入か・・

バキュームホース触って点検したら、

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L字パイプに亀裂で、完全にエアを吸い込んで大気圧とほぼ同じ。

バキュームホースは後ほど全部交換します。

とりあえず、フェールセーフでアイドリングはできるので先に進みます。








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水が少なかった原因追及も兼ねて水路洗浄やります。


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ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動

水温上昇させて洗浄しながら、水漏れ、サーモスタット、水温センサー、電動ファン、

の確認していきます。

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室内のヒーターユニットの下から覗いて漏れがないのを確認。

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状況を観察しながら水温上昇させていきます。




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エンジン側の水温80℃


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ラジエターに不穏な湧き水の気配。。



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エンジン側90℃ 標準の88℃のサーモスタットはそろそろ開くはずですが

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下から湧いてきちゃいました。 

サーモスタットが開いてないか、かなり開度が狭いと思われます。

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エンジン側92℃まで上昇

サーモスタットの通路は狭いもののわずかに通じてるようで

ラジエター側も90℃くらいまで上昇してます。

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このあたりからラジエターキャップを開けたままの観察は危険なので締めて、

非接触温度計の出番。。

エンジンの水温センサーは99℃まで上昇してます。


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102℃

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左フェンダーからラジエターの温度を見ると102.9℃

ラジエターの下から上がってる温度かもしれないですがほぼエンジンと同じ温度まで上がってますが

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電動ファンは回る気配なし。。

ファンスイッチ、ファンリレー、電源など精査する必要あります。

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102℃の時の水温計の針はこのあたりです。

インジェクション車の水温計は低めを指すので真ん中だからと言って安心しちゃだめですね。


● サーモスタットはおそらく少し口をあいた状態で固着

● 水温センサーの精度は良さそうです。

● 電動ファンは作動不良 (後ほど原因追及)


うーん、これは確実にオーバーヒートしてたと思います。

冷却水が少なかったのはオーバーヒートで湧き出ちゃったんですね。




スリーチェックも終わり洗浄も十分できたので排出します。

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わぉ~  まっ茶!



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2本目の筒でもまだ茶色です。 だいぶ錆が進んでるようですよ。


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3本目・・・・ まだ茶色。。


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これは洗浄のやりがいあるけど、汚れが詰まってて漏れが止まってた・・

ってケースだとこの後漏れが出てこないか心配です・・・

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排水がだいぶきれいになったところで、ラジエターから逆流させて

コアに詰まった汚れを吸い取ります。


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同様にヒーターコアを逆流させて汚れを引き抜きます。

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右がラジエター  左がヒーターコア

さっきのエンジン内の錆に比べれば大したことない汚れ?かも。

これでスッキリ。。






ここでCHM様 戻ってきました。

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下回り一緒にみましょうか。。。


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チェンジシールから漏れがありますが他からはそれほどオイル漏れはないです。

ということは、オイルが800㏄減ってたのはオイル下がりかオイル上がりで燃焼してるのでしょう。

オイル下がりの修理からやってみたいですね。


もう一つ大事なところの写真撮れてないのですが

フロントブレーキホースのひび割れからブレーキフルードの漏れがありました。

CHM様とは一緒にご覧いただき確認していただき、ステンメッシュホースでの交換の了解いただきました。

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来店するきっかけになったショックアブソーバーの点検。。。

タイヤが簡単に持ち上がっちゃうよ~。。

完全に抜けちゃってました。




8月27日、富士スピードウェイの32Fesにお嬢さんと一緒に行く予定だったので

その前に悪いところがわかってよかったですねー。


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下記のメニューで緊急入院が決まり

● クラッチマスター&レリーズ交換

● 前後ブレーキホースをステンメッシュに交換

● サーモスタット交換 電動ファンスイッチなどの修理

● バキュームパイプ交換 

● ショックアブソーバー交換 など・・

お預かりさせていただくことになりました。

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申し訳ありませんが、8/8~14は夏休みなので休み明けの着工になってしまいます。

もちろん32Fesには間に合うように仕上げますのでしばらく代車でご辛抱ください。




8月17日追記


夏休み明けて作業開始させていただきます。

本日お電話でご報告させていただいた追加提案の分です。。。


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リヤドラムを開けたらホイルシリンダーからブレーキオイルが漏れ漏れで、

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ブレーキシューも濡れてしまってたので交換させてください。


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ステアリングを左右にいっぱいに広げたところ

左右のラックブーツがパッカリ切れてました。  こちらは右側

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こちらは左側。


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これはCHM様にもご覧いただきましたがチェンジシールからの漏れ。

あと、写真では撮れませんでしたがフロントパッドがあと2㎜。。

32Fes往復くらいは大丈夫でしょうけど、次の車検までは持ちそうもないので交換しちゃいましょうか。。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

8/19

メカ山田です。

今日は、サーモと電動ファンスイッチを交換します。


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早速、サーモ交換開始 !


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サーモにも、サビがガッツリ付着してます・・・

ガスケットも張り付いて、なかなか剥がれませんでした。

恐らく純正と思われるこのガスケット、これまでサーモを交換されたことは

無かったのかな?!


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そのためか、サーモケース、サンドイッチプレートともに面の荒れは少なく、

面を出すのも楽で助かりました !


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これでしばらくは、サーモを交換することも無いでしょう。


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ただ、定期的に水路洗浄は行ってくださいね。

クーラントに含まれる防錆や消泡効果のある添加剤は、早いものでは

2年以内にその効果が無くなります。

何よりスリーチェックで作動不良を早期発見することにより、オーバーヒート

を未然に防ぐことにもつながりますからね !


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続いて、電動ファンスイッチの交換。


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電動ファンスイッチも、もしかして過去に交換されたことが無い?!


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クーラントを入れてエアー抜きしたいところですが、まだヒーターバルブ

の交換がありました・・・ なのでエアー抜きはまた後日。

今日はここまでです。


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8/20

メカ山田です。

今日は、ヒーターバルブとバキュームパイプを交換します。


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交換するバルブは、もちろん信頼性バツグンの日本製です !


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バルブの動きも格段に良くなりましたよ !


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それでは、エアー抜きを開始します。


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エアー抜きを行いながら、一応マップ値も点検。

本当に、ほぼ大気圧になってますね・・・


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それでは、バキュームパイプを交換します。

バキュームパイプ不良と決まったわけではありませんが、ほぼ間違いな・・・

あれ?よく見たら、バキュームパイプが折れてるじゃん !


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これは、バキュームパイプ不良で間違いありませんね !

交換すれば、マップ値も直ります。


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赤いバキュームパイプも、取り付け部にヒビ割れがありました。

長年、交換されたことが無かったのでしょう。

弾力性が無くなり、触るとヒビ割れてきます・・・


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バキュームパイプが交換されてなかったということは、当然フューエルトラップ

も清掃されてないと思われますが、意外とフューエルトラップはキレイでした。


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取り付け始めると、先ほどまで自信満々に直ると言ってしまったけど、

本当に直るのか少し心配になってきました・・・


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そして、エンジンを始動。 マップ値も正常に戻りましたね !

これで一安心、続きはまた後日に。



8月21日追記

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サーモスタットと電動ファンスイッチ交換後の チェックです。




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水温上昇させるためにクーラーON


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電気負荷もかけてオルタネーターの抵抗を増やして水温上昇のお手伝い。。


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入庫時に緩かったファンベルトを張ったけど電圧が低いです。。

水温チェックが終わったら電気系のチェックします。



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今回はなかなか水温が上がらず、暖気お助けマン段ボールで囲んじゃいました。


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やっと90℃まで上昇。。

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そしてその時電動ファン回りだしました。

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この暑い時期に回りを囲わないと水温上げられないなんて

冷却能力は十分ですね

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90℃から少し下がるとストップ。

動作温度幅は狭いですがテスト中91℃以上には上がることはなかったので良好です。




さて、最後に電圧が低い原因チェック

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オルタネーターの出力端子からは14.1V



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遠く離れたトランク内のバッテリー側の電圧は

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13.29v


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でも、ECUにかかってる電圧は11.9V

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バッテリーのマイナスとエンジンブロックをバッテリーケーブルで繋いで

アーシングしてみようか・・

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エンジンブロックにバッテリーケーブルでアーシング

赤いクリップだけどマイナスだからご心配なく(笑)


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さっきのオルタネーター出力14.1V → 13.24Vに下がった のは

アーシングによって電気の通路が広がったんでオルタネーターの出力が効率よく各部に行き渡るようになったからです。

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ECUにかかる電圧も上がりました。 多少上下するので不安定ではありますが

アーシングの効果は確実にありそうなので、

バッテリーのマイナスとボディ間と、 オルタネーター取り付けボルトとボディに各1本づつアースコードを付けてみましょう。  



8月24日追記

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エンジンルーム側のアーシング

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バッテリー側もアースを増設 既存のボルトを利用します。

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接点グリスで接点長持ち・・


さてさて・・・

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ECUに掛かる電圧11.9Vから13.7Vに上がりました。


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オルタネーター直後の電圧13.7V

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バッテリー電圧13.4V

電気の通りが良くなって電圧の格差が少なくなりました

セルモーターも元気よく回るようになりましたよ




8月25日追記


お待たせしました。  CHM様ご来店です。

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エンジン不調も直り、ショックアブソーバーも交換したんで

まずはその変わりぶりを体感してみてください。

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全然違う、調子よくなりましたぁ(^^♪




じゃ、もう一つ、体感できるヤツやってきますかぁ?

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はい、ブログでみんなが変わった変わったって言ってるあのセラミックエアーね。


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そうです。 空気に魔法かけます。



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じゃ、セラミックエアーの体感試乗行ってきます。



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ほんとに変わりました。 柔らかくなった感じですねー。

ご来店いただいた時と比べると、いんなところが良くなって おーおきなまるです。


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では、明後日32FESでお会いしましょう。。

ありがとうございました。







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