曽根です。


NSM様 

水漏れするんです・・・・ とご来店です。、

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きれいなヘリテイジですね。。

去年の6月に譲ってもらったそうです。

それまでは、バリバリのFR乗りだったNSM様・・・  

FF初めてなんだけど・・面白そうですねぇ♪ 

間違いなく面白い車ですから どっぷりハマってください

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さて、水漏れですが、

今日はここまで走ってきて止めても一滴も漏れてませんが・・・

いつもはエンジンかけると右前の辺りに漏れるんです。。。

ただ、その後走り続けても冷却水が空っぽになることはなく

ラジエターのコアが見えるか見えないかくらいからは減らないんです・・・・・・

という症状。

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ラジエターキャップを開けて点検。。。

開けた瞬間・・・ 水が腐敗し始めてる臭いがプゥ~ンとします。

洗浄したほうがよいですね。。


水の量は問題ないレベルです。。

一番上の口まで水が無いのはリザーブタンクとの水の出入りの具合がよくないのも考えられます。


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漏れやすい状態にするために減ってる100㏄ほどを補充しておきます。




エンジンかけて水漏れしてくるのを待ちながら

ミニモニでECUチェックします。



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いきなり 水温センサーにフォルト

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吸気温センサーにもフォルト

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バキュームのMAPセンサーにも

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クランク角センサーにもフォルト

4つのフォルトが連ちゃんで出てきました。。。

過去にそれぞれのパーツを交換した時にリセットしてないだけかもしれないので

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いったん、フォルトは消去しておきます

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リセットOK
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ノーフォルトになりました。

今後、同様のフォルトが再発する場合は精査が必要です

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マルチ画面の数値は基準値内


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水温センサー稼働してます

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吸気温センサーOK

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電圧13.8V

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O2センサー稼働中・

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燃調補正もプログラム通り。。

ミニモニのMAPの画面を取り忘れましたが 32~34kpaで正常値でした



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まだ漏れてきませんねー。。。 

漏れてくるのを注意しながら 他の点検を続けます。


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リザーブタンクはほぼ空っぽ。。

リザーブタンクからの漏れだとすると、左フェンダーの内側を伝って漏れてくるはずだから

漏れてる場所と違うんですよね。。。


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アンダーガードに漏れた水が一旦落ちてから地面に垂れるようですので

漏れ位置を確定するためにもアンダーガードは外しておいた方がわかり易いですね。

きれいに洗っておくので今日は外したまま持ち帰りでお願いします。


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エンジンは掛けたまま点検を続けます。。

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左右のアッパーボールジョイントに小さなガタがあります。

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左右のドライブシャフトブーツには深いヒビがありますね。。。

普通のお乗りになると半年ほどで切れそうな深さです。。

早めの交換をお奨めします


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左のタイロッドを揺するとコトコトと振動を伴う音がします。。。

これはナイロンベアリング交換しないとダメですねー。


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各部から少しづつオイル漏れはありますが

チェンジシールからは割と多めな漏れがあります。

全体をパーツクリーナーでザっと流しておきますので

次回のオイル交換時に漏れ場所を再点検しましょう。


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コイルサスに交換されてました。

コイルにミニスポーツのハイローキットはイケませんねぇ。。。

ショックアブソーバーも抜けてるので、

足回りリニューアルお奨めです。。。。

ラバコン派

ラバコン派の私は‥もちろんラバコンお奨めします♪


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おとーと君で ラバコンの乗り味を体感してみてください


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あぁ~  全然違いますね。。。  

ね、ラバコンの方がしっとりした乗り味でしょ~




さて、エンジン掛けっぱなしで点検してたけど

冷却水は漏れてきませんでした。。







水の臭いも出てたことだし水路洗浄しながら

スリーチェックしてサーモスタットや電動ファンの作動も確認しておきましょう。

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まずは室内のヒーターコアからの漏れチェック

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メーターの前に婦警さんが座ってました。。。

私も水漏れを見張ってます。。 いつもは漏れてるようですが

今日は漏れないですねぇ。。

では、今後も見張りお願いします。

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ヒーターコアの漏れはなさそうですね

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ヒーターコックは開けておきます


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洗浄液を入れられるくらい水を抜きます。

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ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始


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ミニモニでエンジンの水温を見ながら

ラジエターに挿した温度計と比較しながら水温上昇させます。


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エンジン側70℃まで上昇してますが ラジエターは23℃位。。

サーモスタットの密閉は良好です


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88℃の規定値よりはやや早めですが86℃でサーモスタットが開いたようです

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ラジエターに勢いよく流れこんできてます。。

サーモスタットの開弁量も良好です。


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そのまま上昇して97℃  ラジエターも94℃。

水温センサーの温度精度も良好です

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そして その時電動ファンが回りだしました


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92℃まで下がってストップ

サーモスタットや電動ファンは良好で、オーバーヒートによる水漏れではないことが判明




排水します。

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数年は水の入れ替えはされてなかったようですが

それ以前は 水路メンテナンスされてたようです。。。

錆は出てきませんでした


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ラジエターとヒーターコアから逆流で汚れを吸い出します。。。

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もっと汚れが出てくるかな・・と予想してましたが

ヒーターコアもラジエターからもきれいな排水でした。

前オーナーは良くメンテされてたんですね。

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クーラントを入れて・・

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鉄エンジンには必須の水路サプリメントのクーラントブースターで

水路洗浄の仕上げです。




洗浄中も、その後も水漏れしてくるのを待機中ですが・・・・

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今日は漏れませんねー。。

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では、もう一つのメニュー。。

ナイロンベアリング交換する間もずっとエンジン掛けっぱなしでやります。

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ここからはたつろうメカの作業です。

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すり減ったナイロンベアリングの摘出成功

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結局・・・ 今日は水漏れを確認できませんでした。。

漏れたり、止まったりの漏れ方はウォーターポンプの可能性もありますので

今後も引き続き注意は必要ですが

今日はここまでで終了です。


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今後、また漏れたらご連絡ください。

アンダーガード無いので漏れ位置がはっきりするかもしれません。

足回りリフレッシュ作戦もご検討ください。。。

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ありがとうございました。

またのご来店お待ちしています。






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