曽根です。
ORT様、いらっしゃいませ。。
お久しぶりですね~♪
前回ブレーキ交換でいらしてから もう4年も経つんですね・・・
最近、オートマの調子が悪くなっちゃって・・・・・
回転上げないとギヤが繋がらないのと、
アイドリングや信号待ちで油圧警告灯が点くんです
それは心配ですね・・・
早速点検してみます
ちょっと動かそうとしただけでも症状は確認できました。
回転上げないと繋がらなくて、繋がる時にジャダーも出ます
リバースのストールテストはOKでした。。
走行距離は143098km
オイル量はロアレベルですが入ってます。
早速、オートマに掛かる油圧をチェックしてみます。
オートマMINIのオイルは、ポンプで汲み上げた全量がオイルフィルターを通ってから
オートマのバルブボディに入り、そこからエンジン側へ油圧を分けてあげる・・・・
という流れです。
なので、フィルターヘッドではオートマに掛かる油圧を測定できます。
油圧計のメーターをフロントガラスに貼り付けて準備完了。。。
結果が心配だけど・・・・ よろしくお願いします。。
エンジン始動。。
アイドリングで3.5kgくらいまでしか上がりません・・・・
すこしアイドリングを続けると
おぉぉぉ~ 限りなくゼロに近づいてしまいました。。
この時、メーター内の油圧警告灯も点灯してます。
前進もリバースも 低いです。。
前進の規定油圧は 5.3㎏以上ですが 3.5㎏程度しか上がりません。。
リバースの規定は8㎏ですが、3.5~5.0㎏程度です。。
明らかに油圧異常です。
ただ、オイルラインに残る残圧は、標準的であることから
油圧低下の原因がメタルクリアランスでない可能性はあります。
オイルポンプ異常か、オイルラインの詰まり??の可能性もあるかも・・
うーん・・・・。 やっぱり油圧警告灯が点くのは油圧が低かったんだ。。。
リフトアップして下廻り点検します。
オイル漏れはやや多め。。
コンバーター側からも漏れてます。。
安心オートマでコンバーターシール交換するので漏れは止まります。
タイミングカバー側からの漏れも安心オートマで止まります。
ミッション番号とデフ番号は同じ。。
組付けのパッキンの状況から見ても、オートマの修理歴は無いと思われます。
ドレンボルトを差し替えて、ドレンに付いてる摩耗粉の状態を見ます。
オートマとしては標準的な鉄粉です。。
ギヤの繋がりでジャダーが出てるのでファワードクラッチは交換する必要ありそうですが、
ドラムは助かってる可能性あります。。
僅かでも鉄粉が出てるので分解してみないと断言はできませんがドラムが再使用できることを祈ります。
下廻りのオイル汚れは多いですが、これはきれいになりますね。。
ベアリングのガタ、ブーツの切れなどは無く
メンテは良好です。
ただ リバウンドバッファーが切れかかってます。
コイルサスに変更されてるので、特にリバウンドバッファーが破損して
アッパーアームが垂れさがると、コイルサスが遊んでサブフレームに亀裂を起こす原因になります。
それも直しといてください・・・
リヤもコイルサスです。。
次の機会に、ラバコンに戻したいですねぇ・・・
後ほど、安心オートマと、ラバコンの乗り味を おとーと君で確かめてってください。
ラジキャップとアッパータンクに漏れがありますね。。
エンジン脱着の際にラジエターも交換しましょう
ヒータージョイントパイプは金属に交換されてますが
錆びてます。 ステンレスパイプに交換しましょう
前の方から、何かが擦れるような音がした・・・というのは
このファンブレードが割れた時かもしれませんね。。
ブレードは交換します。
最後になりましたが、おとーと君で安心オートマとラバコンの乗り心地を体感してください
ぶぉーん
あぁ‥ 全然違いますね。。。
今回足回りはそのままですが、オートマはこうなりますから楽しみにしてください。
では、安心オートマになるまでの間、代車でご辛抱ください。。。
6月中旬の納車を目指します。。。。
5月9日追記
GWの休暇をいただきましたので少々時間が空きましたが水路洗浄からスタートです。
安心オートマにする際に、エンジンブロックの水路は高圧洗浄で洗ってもらえますが
ヒーターコアなどの車体に残される部分は洗浄しておく必要があります。
まずは室内のヒーターコアからの漏れチェック
漏れはなさそうですね
ヒーターコアの洗浄の為にヒーターコックは開けておきます
ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始
サーモスタットの密閉度は良好ですが
せっかくエンジン降ろして分解するのでサーモスタットは交換しましょう
水温センサーの温度精度も今のところは良好ですが
エンジン降ろす時インマニも分解するのでこの機会に交換しておきましょう
特に交換工賃は掛かりませんから
水温も適温になったところでECUチェックやっておきます
ノーフォルト。。。
マルチ画面の数値も問題なし
バキューム値も良好
吸気温もOK
電圧も良好ですね
O2センサー稼働中
O2センサーからの情報での燃調補正もOK
インヒビタースイッチも作動Okです。
排水。。 錆は出てきませんでした
ラジエター口から逆流でで汚れを吸い出します
バイパスホースをせき止めてヒーターコアからだけから逆流で吸い出します。
左がヒーターコア、右がラジエター。。
両方とも状態は良いです。
このまま、エンジン降ろし作業なるのでピット内に移動します
5月13日追記
アンダーガードを外してみるとオイル漏れはかなりの量なのが見えてきます。
エンジンミッションの全面がオイルで汚れてるので
漏れ箇所を特定するにはもう少しきれいにする必要があります。
アンダーガードで漏れたオイルを受け止めて他の汚れと混じってドロドロ状態でした。
ブローバイを吸うバキュームホースはもう限界・・・
本来はスタッドボルトが立ってるのですが落っこちちゃってます。。
これは取付けが大変です・・・
ラジエターのファンが割れた原因が判明。。
ラジエター下のいエンジンマウントブラケットが割れて、エンジンが下に落っこちてました。。
パックリ割れてます。。
積み込む際に、このブラケットは対策された三和の強化品を使用します。
降りました。。
5月17日追記
箱詰めされて、九州まで運んでもらいます。。。。
元気になって帰って来いよぉ~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
5月21日追記
九州に届いてさっそく分解を始めた岩崎さんから一報です。。
ヘッド周りのオイル漏れの箇所が特定できました・・・
タペットカバーからの漏れだけではなくヘッドガスケットからオイル漏れがあります。
油圧低下の一番の原因はオイルポンプでした。。
クラッチ板もツルツル
メタルもブロンズが顔をだしてました。
詳細は岩崎自動車さんからの作業レポートをご覧ください
『油圧が異常低下したのはオイルポンプとメタルの消耗とあちこちのクリアランス拡大』
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
岩崎自動車さんから戻ってきました。。
積込開始します
コア増しラジエターとストーンガード 新品にします
ファンプーリーのベアリングもお疲れでしたので交換
先端が割れたファン
交換です。
アクセルワイヤは動きが悪かったので
交換します
オイルのフィラーキャップ も交換ですね
タペットカバーパッキン交換
水温センサーも交換します
ヒータージョイントパイプはステンレス製に交換
バキュームホースは全部交換
ブローバイホースとチャコールキャニスターからのホース。。。交換します
ECUガードラバーも交換
オイル入れて
クーラーガスは漏れにくく良く冷えると評判のCOLD12
ファンレジスター交換
リバウンドバッファー交換
新旧交代の儀・・・ 旧は原型がないですね。
積込完了。。
プラグも交換しておきます
シフトレバーは1000㏄用に変更してあるので 『P』 が無いです。。。
坂で止める時にはくれぐれもサイドブレーキをがっちり引いてくださいね。
完成です。。
スムーズで気持ちいいです。。
SRSのウォーニングランプが点灯しっぱなしですね。。。
これは次の車検までの宿題にしましょう。
エンジンも静かになって、オートマも文句なし。。。
ご来店お待ちしています。。。
6月15日追記
納車直前のECUチェックしておきます。
フォルト無し
マルチ画面Ok
すべて規定値内。。 OKですね
そして 最後の仕上げは燃焼室洗浄のRECS。。。
施工後 2週間 or 300㎞走行中に柔らかくなったカーボンを燃やして排出して
燃焼室をキレイにしてくれます。。。
だからジャンジャン走ってください
お待たせしました。
じゃ、いつものポーズで。。。♪
最初のオイル交換は1000㎞でいらしてください。
暖機運転はしっかりお願いします。。。
では、安心オートマをお楽しみください。。。。
ありがとうございました
・
つづく
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ORT様、いらっしゃいませ。。
お久しぶりですね~♪
前回ブレーキ交換でいらしてから もう4年も経つんですね・・・
最近、オートマの調子が悪くなっちゃって・・・・・
回転上げないとギヤが繋がらないのと、
アイドリングや信号待ちで油圧警告灯が点くんです
それは心配ですね・・・
早速点検してみます
ちょっと動かそうとしただけでも症状は確認できました。
回転上げないと繋がらなくて、繋がる時にジャダーも出ます
リバースのストールテストはOKでした。。
走行距離は143098km
オイル量はロアレベルですが入ってます。
早速、オートマに掛かる油圧をチェックしてみます。
オートマMINIのオイルは、ポンプで汲み上げた全量がオイルフィルターを通ってから
オートマのバルブボディに入り、そこからエンジン側へ油圧を分けてあげる・・・・
という流れです。
なので、フィルターヘッドではオートマに掛かる油圧を測定できます。
油圧計のメーターをフロントガラスに貼り付けて準備完了。。。
結果が心配だけど・・・・ よろしくお願いします。。
エンジン始動。。
アイドリングで3.5kgくらいまでしか上がりません・・・・
すこしアイドリングを続けると
おぉぉぉ~ 限りなくゼロに近づいてしまいました。。
この時、メーター内の油圧警告灯も点灯してます。
前進もリバースも 低いです。。
前進の規定油圧は 5.3㎏以上ですが 3.5㎏程度しか上がりません。。
リバースの規定は8㎏ですが、3.5~5.0㎏程度です。。
明らかに油圧異常です。
ただ、オイルラインに残る残圧は、標準的であることから
油圧低下の原因がメタルクリアランスでない可能性はあります。
オイルポンプ異常か、オイルラインの詰まり??の可能性もあるかも・・
うーん・・・・。 やっぱり油圧警告灯が点くのは油圧が低かったんだ。。。
リフトアップして下廻り点検します。
オイル漏れはやや多め。。
コンバーター側からも漏れてます。。
安心オートマでコンバーターシール交換するので漏れは止まります。
タイミングカバー側からの漏れも安心オートマで止まります。
ミッション番号とデフ番号は同じ。。
組付けのパッキンの状況から見ても、オートマの修理歴は無いと思われます。
ドレンボルトを差し替えて、ドレンに付いてる摩耗粉の状態を見ます。
オートマとしては標準的な鉄粉です。。
ギヤの繋がりでジャダーが出てるのでファワードクラッチは交換する必要ありそうですが、
ドラムは助かってる可能性あります。。
僅かでも鉄粉が出てるので分解してみないと断言はできませんがドラムが再使用できることを祈ります。
下廻りのオイル汚れは多いですが、これはきれいになりますね。。
ベアリングのガタ、ブーツの切れなどは無く
メンテは良好です。
ただ リバウンドバッファーが切れかかってます。
コイルサスに変更されてるので、特にリバウンドバッファーが破損して
アッパーアームが垂れさがると、コイルサスが遊んでサブフレームに亀裂を起こす原因になります。
それも直しといてください・・・
リヤもコイルサスです。。
次の機会に、ラバコンに戻したいですねぇ・・・
後ほど、安心オートマと、ラバコンの乗り味を おとーと君で確かめてってください。
ラジキャップとアッパータンクに漏れがありますね。。
エンジン脱着の際にラジエターも交換しましょう
ヒータージョイントパイプは金属に交換されてますが
錆びてます。 ステンレスパイプに交換しましょう
前の方から、何かが擦れるような音がした・・・というのは
このファンブレードが割れた時かもしれませんね。。
ブレードは交換します。
最後になりましたが、おとーと君で安心オートマとラバコンの乗り心地を体感してください
ぶぉーん
あぁ‥ 全然違いますね。。。
今回足回りはそのままですが、オートマはこうなりますから楽しみにしてください。
では、安心オートマになるまでの間、代車でご辛抱ください。。。
6月中旬の納車を目指します。。。。
5月9日追記
GWの休暇をいただきましたので少々時間が空きましたが水路洗浄からスタートです。
安心オートマにする際に、エンジンブロックの水路は高圧洗浄で洗ってもらえますが
ヒーターコアなどの車体に残される部分は洗浄しておく必要があります。
まずは室内のヒーターコアからの漏れチェック
漏れはなさそうですね
ヒーターコアの洗浄の為にヒーターコックは開けておきます
ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始
サーモスタットの密閉度は良好ですが
せっかくエンジン降ろして分解するのでサーモスタットは交換しましょう
水温センサーの温度精度も今のところは良好ですが
エンジン降ろす時インマニも分解するのでこの機会に交換しておきましょう
特に交換工賃は掛かりませんから
水温も適温になったところでECUチェックやっておきます
ノーフォルト。。。
マルチ画面の数値も問題なし
バキューム値も良好
吸気温もOK
電圧も良好ですね
O2センサー稼働中
O2センサーからの情報での燃調補正もOK
インヒビタースイッチも作動Okです。
排水。。 錆は出てきませんでした
ラジエター口から逆流でで汚れを吸い出します
バイパスホースをせき止めてヒーターコアからだけから逆流で吸い出します。
左がヒーターコア、右がラジエター。。
両方とも状態は良いです。
このまま、エンジン降ろし作業なるのでピット内に移動します
5月13日追記
アンダーガードを外してみるとオイル漏れはかなりの量なのが見えてきます。
エンジンミッションの全面がオイルで汚れてるので
漏れ箇所を特定するにはもう少しきれいにする必要があります。
アンダーガードで漏れたオイルを受け止めて他の汚れと混じってドロドロ状態でした。
ブローバイを吸うバキュームホースはもう限界・・・
本来はスタッドボルトが立ってるのですが落っこちちゃってます。。
これは取付けが大変です・・・
ラジエターのファンが割れた原因が判明。。
ラジエター下のいエンジンマウントブラケットが割れて、エンジンが下に落っこちてました。。
パックリ割れてます。。
積み込む際に、このブラケットは対策された三和の強化品を使用します。
降りました。。
5月17日追記
箱詰めされて、九州まで運んでもらいます。。。。
元気になって帰って来いよぉ~
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
5月21日追記
九州に届いてさっそく分解を始めた岩崎さんから一報です。。
ヘッド周りのオイル漏れの箇所が特定できました・・・
タペットカバーからの漏れだけではなくヘッドガスケットからオイル漏れがあります。
油圧低下の一番の原因はオイルポンプでした。。
クラッチ板もツルツル
メタルもブロンズが顔をだしてました。
詳細は岩崎自動車さんからの作業レポートをご覧ください
『油圧が異常低下したのはオイルポンプとメタルの消耗とあちこちのクリアランス拡大』
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
岩崎自動車さんから戻ってきました。。
積込開始します
コア増しラジエターとストーンガード 新品にします
ファンプーリーのベアリングもお疲れでしたので交換
先端が割れたファン
交換です。
アクセルワイヤは動きが悪かったので
交換します
オイルのフィラーキャップ も交換ですね
タペットカバーパッキン交換
水温センサーも交換します
ヒータージョイントパイプはステンレス製に交換
バキュームホースは全部交換
ブローバイホースとチャコールキャニスターからのホース。。。交換します
ECUガードラバーも交換
オイル入れて
クーラーガスは漏れにくく良く冷えると評判のCOLD12
ファンレジスター交換
リバウンドバッファー交換
新旧交代の儀・・・ 旧は原型がないですね。
積込完了。。
プラグも交換しておきます
シフトレバーは1000㏄用に変更してあるので 『P』 が無いです。。。
坂で止める時にはくれぐれもサイドブレーキをがっちり引いてくださいね。
完成です。。
スムーズで気持ちいいです。。
SRSのウォーニングランプが点灯しっぱなしですね。。。
これは次の車検までの宿題にしましょう。
エンジンも静かになって、オートマも文句なし。。。
ご来店お待ちしています。。。
6月15日追記
納車直前のECUチェックしておきます。
フォルト無し
マルチ画面Ok
すべて規定値内。。 OKですね
そして 最後の仕上げは燃焼室洗浄のRECS。。。
施工後 2週間 or 300㎞走行中に柔らかくなったカーボンを燃やして排出して
燃焼室をキレイにしてくれます。。。
だからジャンジャン走ってください
お待たせしました。
じゃ、いつものポーズで。。。♪
最初のオイル交換は1000㎞でいらしてください。
暖機運転はしっかりお願いします。。。
では、安心オートマをお楽しみください。。。。
ありがとうございました
・
つづく
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