曽根です。
今月19日の筑波で開催のスーパーバトルオブミニ第2戦に向けて
14日(火)のスタッフミニディにやったワークスATの直前メンテです。。
ワークスATが慢性的に抱えててなかなか決定的に解決しない油温問題。。。
大型オイルクーラー や ウォータージェット や 流動性のいい低粘度オイルの使用などの
対策をしてもレースでは115℃~125℃くらいまで上がっちゃうのです。。。。
右フェンダーへの抜けるところにオイルクーラーがあるんだけど
前から入った風が、ECUに半分くらい塞がれてるんです。。
ECUを他の場所に移設できればもうちょっと冷えるんじゃないかと思うのです。。。
エンジンルームにはECUをそのまま移動できる空間はあいてないけど、
旧MINIのように直立マスターにしてブレーキブースターが無くなれば
ちょいとスペースができるぞ。。。
ということで、ブレーキマスター交換作戦開始です。。。
たつろうメカのヘルプカード10枚くらいでお願いしまーす。
ブレーキマスターがこれイッチョで済むんだからかなりコンパクトになります。
ブレーキペダルが直接マスターを押すことになります。
そのままだとマスター取付の穴が小さいな・・・・
ドリルでキュイ~ンと穴を拡大。。。
次の問題は・・・
ペダル側の穴と直立マスターのクレビスピンの大きさがだいぶ違うな。。。。
ということで、たつろうメカは考えました。。。
ぴったりフィッティング。。
これならペダルの遊びが無くていいですね。。。
マスターの取付けは完了。
電気お化けにあってレッカー入庫した団長にエア抜きのお手伝いしてもらってます。。
しかし・・・
ブレーキを離しても 右前輪だけはブレーキがかかったまま・・・
手で回したくらいではロックして動きません。。
キャリパーの戻りが悪いみたいね・・・
走ってローターが回転すればローターのわずかな振れでディスクを押し戻すので
動くようになると思いますが、戻るまではかなりの回転抵抗になってるはず。。
前回のトラックディでブレーキフルードが沸騰するほど高温になったのは
このブレーキの戻りの悪さが原因かも・・・・
キャリパーは後でオーバーホールして点検することにします。
キャリパーを分解する前に 当初の目的の
ECUの移設を考えることにします。。
たつろうメカ 『俺、ひらめいちゃったもんねー』
ボンネットと平行になるようにこんな感じでどーよ。
おぉ~ それはイイかもぉ~
メインハーネスを動かすので配線を点検してると、
配線の一部がエキマニにあと5㎜位のところまで接近してるのを発見。。。
こりゃ危ないから引き直しとくよ
ECUを固定するステー製作中。。。
おぉ~ バッチリ付いたぜ。。
俺って天才じゃん。
邪魔だったECUが無くなってエンジンルームの奥まで空気が流れるようになれば
オイルクーラー周辺の空気の流れも良くなるはず・・・
お、これはイイかも。。
当初の目的のECU移設は成功です。。
が、先ほどのブレーキ引きずり問題は残ってます。。
とりあえず走ってみました。。。
ガツンと踏むと、左前が先に効いてノーズが左を向きます。。。
そういえばサーキット走行でも ブレーキングで左にハンドルを取られる傾向はありました。。
ブレーキに何等かの問題があることは確かです。。。
引きずりのある右からキャリパー分解。。
取り出したキャリパーピストンは酷い状態。。。
これじゃぁスムーズに動くわけないよな。。。
左のキャリパーも分解してみます。
片方のピストンが全然抜けないよぉ~
対向ピストンの片側が全くびくともしません。。。
左側は片側のピストンしか動いてませんでした。。
ブレーキを掛けるとキャリパー全体が横に動きながら効いてたことになります。
本来のタイミングよりわずかに遅れて効くことになり、
それがスポンジーなフィーリングにもなってたわけです。
フロントキャリパーも定期的にオーバーホールしないとダメだよ。。。
ワークスATみたいにずーっと分解してないMINIもおそらくたくさんあるから危ないねぇ。。。
これからは、お客さんのMINIもフロントパッド交換のたびにオーバーホールをお奨めすることにしよう。。
左右のキャリパーピストンも交換して動きは良くなったはずなのに
まだ右のブレーキの引きずりは直ってないぞ。。。。
右側のブレーキだけ圧力が残ってしまう原因って・・・
もしかしたらホース??
このブレーキホース詰まってるよぉ~
右側のホースは通路がほとんど詰まってるけどブレーキ掛ける時の強い圧力で
ジワーっとゆっくりキャリパーに油が流れるから効きだすタイミングが遅いんだよ・・。
だから先に左のブレーキが効いて左にハンドル取られたんじゃない?
ブレーキペダルを戻しても油圧が抜けないのもホースが詰まってるからだったんだ。。。
新品のステンメッシュホースを二人でチューチュー吸ったり吐いたり。。。
本来はこうでなくっちゃ(笑)
ステンメッシュホースに交換して残圧問題は一件落着!
じゃ、試運転行ってくるよー
左右同時にブレーキが掛かってるのでブレーキングで左に取られることもなく
踏力に応じてカチッと効くフィーリングは今までにないダイレクト感。。。
こりゃぁ いいぞ。。 コントロールしやすいし。。。
おそらくブレーキフルード沸騰のペパーロックの原因も引きずりだっただろうから
これで、19日の8周回のレースも最後まで安心してブレーキ踏めるぞぉぉぉぉ。。
では、19日は筑波サーキットでお会いしましょう。。。♪
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして・・・・結果は上々
19日のSBOMでは特にブレーキ改善でのコントロール性アップで接戦のバトルを闘えました。。
結果は4位ですが満足な結果でした。。。
25回TBCCでは特に水温低下が顕著でした。
2.4㎞のコースを10周回する決勝は筑波のSBOMよりハードですが
熱ダレすることなく、水温も最後のクールダウン直前で73℃まで下がってます。
直立マスターで空気の流れに変化が起こるのでしょうか・・・ちょっと驚きの結果でした。
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http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002
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14日(火)のスタッフミニディにやったワークスATの直前メンテです。。
ワークスATが慢性的に抱えててなかなか決定的に解決しない油温問題。。。
大型オイルクーラー や ウォータージェット や 流動性のいい低粘度オイルの使用などの
対策をしてもレースでは115℃~125℃くらいまで上がっちゃうのです。。。。
右フェンダーへの抜けるところにオイルクーラーがあるんだけど
前から入った風が、ECUに半分くらい塞がれてるんです。。
ECUを他の場所に移設できればもうちょっと冷えるんじゃないかと思うのです。。。
エンジンルームにはECUをそのまま移動できる空間はあいてないけど、
旧MINIのように直立マスターにしてブレーキブースターが無くなれば
ちょいとスペースができるぞ。。。
ということで、ブレーキマスター交換作戦開始です。。。
たつろうメカのヘルプカード10枚くらいでお願いしまーす。
ブレーキマスターがこれイッチョで済むんだからかなりコンパクトになります。
ブレーキペダルが直接マスターを押すことになります。
そのままだとマスター取付の穴が小さいな・・・・
ドリルでキュイ~ンと穴を拡大。。。
次の問題は・・・
ペダル側の穴と直立マスターのクレビスピンの大きさがだいぶ違うな。。。。
ということで、たつろうメカは考えました。。。
ぴったりフィッティング。。
これならペダルの遊びが無くていいですね。。。
マスターの取付けは完了。
電気お化けにあってレッカー入庫した団長にエア抜きのお手伝いしてもらってます。。
しかし・・・
ブレーキを離しても 右前輪だけはブレーキがかかったまま・・・
手で回したくらいではロックして動きません。。
キャリパーの戻りが悪いみたいね・・・
走ってローターが回転すればローターのわずかな振れでディスクを押し戻すので
動くようになると思いますが、戻るまではかなりの回転抵抗になってるはず。。
前回のトラックディでブレーキフルードが沸騰するほど高温になったのは
このブレーキの戻りの悪さが原因かも・・・・
キャリパーは後でオーバーホールして点検することにします。
キャリパーを分解する前に 当初の目的の
ECUの移設を考えることにします。。
たつろうメカ 『俺、ひらめいちゃったもんねー』
ボンネットと平行になるようにこんな感じでどーよ。
おぉ~ それはイイかもぉ~
メインハーネスを動かすので配線を点検してると、
配線の一部がエキマニにあと5㎜位のところまで接近してるのを発見。。。
こりゃ危ないから引き直しとくよ
ECUを固定するステー製作中。。。
おぉ~ バッチリ付いたぜ。。
俺って天才じゃん。
邪魔だったECUが無くなってエンジンルームの奥まで空気が流れるようになれば
オイルクーラー周辺の空気の流れも良くなるはず・・・
お、これはイイかも。。
当初の目的のECU移設は成功です。。
が、先ほどのブレーキ引きずり問題は残ってます。。
とりあえず走ってみました。。。
ガツンと踏むと、左前が先に効いてノーズが左を向きます。。。
そういえばサーキット走行でも ブレーキングで左にハンドルを取られる傾向はありました。。
ブレーキに何等かの問題があることは確かです。。。
引きずりのある右からキャリパー分解。。
取り出したキャリパーピストンは酷い状態。。。
これじゃぁスムーズに動くわけないよな。。。
左のキャリパーも分解してみます。
片方のピストンが全然抜けないよぉ~
対向ピストンの片側が全くびくともしません。。。
左側は片側のピストンしか動いてませんでした。。
ブレーキを掛けるとキャリパー全体が横に動きながら効いてたことになります。
本来のタイミングよりわずかに遅れて効くことになり、
それがスポンジーなフィーリングにもなってたわけです。
フロントキャリパーも定期的にオーバーホールしないとダメだよ。。。
ワークスATみたいにずーっと分解してないMINIもおそらくたくさんあるから危ないねぇ。。。
これからは、お客さんのMINIもフロントパッド交換のたびにオーバーホールをお奨めすることにしよう。。
左右のキャリパーピストンも交換して動きは良くなったはずなのに
まだ右のブレーキの引きずりは直ってないぞ。。。。
右側のブレーキだけ圧力が残ってしまう原因って・・・
もしかしたらホース??
このブレーキホース詰まってるよぉ~
右側のホースは通路がほとんど詰まってるけどブレーキ掛ける時の強い圧力で
ジワーっとゆっくりキャリパーに油が流れるから効きだすタイミングが遅いんだよ・・。
だから先に左のブレーキが効いて左にハンドル取られたんじゃない?
ブレーキペダルを戻しても油圧が抜けないのもホースが詰まってるからだったんだ。。。
新品のステンメッシュホースを二人でチューチュー吸ったり吐いたり。。。
本来はこうでなくっちゃ(笑)
ステンメッシュホースに交換して残圧問題は一件落着!
じゃ、試運転行ってくるよー
左右同時にブレーキが掛かってるのでブレーキングで左に取られることもなく
踏力に応じてカチッと効くフィーリングは今までにないダイレクト感。。。
こりゃぁ いいぞ。。 コントロールしやすいし。。。
おそらくブレーキフルード沸騰のペパーロックの原因も引きずりだっただろうから
これで、19日の8周回のレースも最後まで安心してブレーキ踏めるぞぉぉぉぉ。。
では、19日は筑波サーキットでお会いしましょう。。。♪
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして・・・・結果は上々
19日のSBOMでは特にブレーキ改善でのコントロール性アップで接戦のバトルを闘えました。。
結果は4位ですが満足な結果でした。。。
25回TBCCでは特に水温低下が顕著でした。
2.4㎞のコースを10周回する決勝は筑波のSBOMよりハードですが
熱ダレすることなく、水温も最後のクールダウン直前で73℃まで下がってます。
直立マスターで空気の流れに変化が起こるのでしょうか・・・ちょっと驚きの結果でした。
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