曽根です。



AS様の97年式クーパー  数年ぶりに自分のところに戻ってきたMINIを

新規車検とって蘇らせようといいう作戦。

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お預かりから納車までの本編は こちらから・・・・・・・・・・  

オートマ油圧の入庫チェックは本編内で行ってます。。。

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前進側のギヤに繋がった時にギーという音と振動。。

シフトアップは2→4速 キックダウンも 4→2速 

と、3速は滑ってます・・・




~  ~   ~   ~   ~   ~   ~  

では、九州からの分解点検レポートです。。


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さて、点検開始です。。

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ヘッドガスケットからオイル漏れあります・・

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鉄粉はやや多めです。。  

ギヤドラムが再使用できるかはは微妙なところです・・

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オイル漏れ対策した痕跡がありますが、

原因を突き止めないと止まらないですね・・

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しばらく動いてなかったせいでしょうか・・湿ってますね。

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キックダウンレバーを固定するボルトが抜けかかってました・・

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洗浄してみると、オイル漏れのあったところは塗装が剥げてます。

4番側と

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フロントは1番側から漏れた形跡ですね。


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エンジンオイルを抜くとオイルと一緒に水が一緒に出てきました。

コンバーターハウジングのガスケットがキチっとセットされてなかったようです。


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フロントパネルを開けたら ドレンボルトにワッシャーが付いてました。

ドレンホールより大きいので出てくることはありません・・

おそらく過去に落ちたブローバイセパレーターのワッシャーでしょう。。


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リバースのブレーキバンドの消耗は進んでます。。



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3速バンドのレバーは垂れさがってます。。。明らかに異常です。


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2速はまぁまぁと言ったところ。。。


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タペットクリアランスは広いです。。。 

エンジンかかってないですがカチャカチャと音が聞こえてきそうです・・(笑)

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各シリンダーのリークダウンテストはOKでした。


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オイルポンプのガスケットは一部が剥がれてしまってます。

ドライバーの先の茶色い部分の幅でローター側とカム側を遮断してます

ここが貫通してしまうと油圧低下の原因になります。

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オイルポンプは再使用不可でした。。。

オートマ用のオイルポンプは新品供給がないので、安心オートマ専用の

リプロダクト品を使用します。


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プライマリースラストも拡大してました

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市販品ではサイズが間に合わないのでワンオフ品で調整します。

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0.10㎜まで調整しました




ヘッドガスケットからのオイル漏れ修理の為ヘッドを開けます。。。

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インパクトでナットを緩めたら供回りしてしまいました。。。




ヘッド外れました。。

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1番と・・

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3番はオイル下がりしてます。

ヘッドガスケット交換だけでなく、

バルブシールは交換も必要ですね。



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ブロック側の歪もチェック。

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シリンダーブロック上面はバッチリストレートです。




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テンショナーパッドの消耗具合から実走行は15万キロ位でしょうか・・・


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エンジンと分離してオートマ内部の点検します。。


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滑ってた3速のドラムは削れてしまってて再使用不可です。。。

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真ん中が3速ブレーキバンド。。。  

摩擦材は剥がれ、熱により合口はくっつくまで変形してしまってました。。。


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フォワードクラッチのエンドプレートは割れてます。

前進時の振動と異音はこれが原因ですね


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剥がれた3速バンドの摩擦材は、オイルストレーナーの周りに集まってきてました。

ストレーナーメッシュを覆いつくすくらい摩擦材が集まるとオイルを吸えなくて油量、油圧不足を起こすことになります。


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トップ&リバースクラッチはスリッドも無くツルツル状態。。。

これも限界を超えてました。。。


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エンジン側の点検です。


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4番側のコンロッドメタルはオイル切れを起こしてました。


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フロントのブロック側のメインメタルはブロンズが顔を出してました。

エンジンとオートマが一心同体のMINIは、

メタルクリアランスの拡大で油圧が逃げることでエンジンだけでなく

オートマ油圧まで影響が出ます。

安心オートマが必ず親子メタル交換するの油圧確保の観点からです。

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キャメルの安心オートマが使うメタルは

現在調達できる中で最良のACLをチョイスしてます。


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珍しくライナー入りでした。

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せっかくここまで分解したのでカムを抜いたところ、

バルブリフター2個に虫食いがあったので、中古良品と交換しておきました


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メタル交換後、トルク管理して組み上げていきます。


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ブレーキバンド、クラッチ板、シール、などを交換して組みあがった安心オートマ


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毎回同じように下記のように組み込まれます。

● オートマ組み込み ギヤトレイン編

● オートマ組み込み ハウジング編



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合体します

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ハーフムーンシールからのオイル漏れは絶対に起きないように養生します

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パッキントラブルによる油圧低下根絶のため、

キャメルの安心オートマが使うオイルポンプパッキンは、

ストックヴィンテージオリジナルの銅製です。

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オイルポンプ取付け


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コンバーターシールは去年からメーカーが変わりTTOを使用中。。

現在はこれしか選択肢がありません。

まぁ、消耗品ですのでいずれは漏れるでしょうけど

使い始めて2年程度の現在、漏れてきた例はありません。

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スターターシールもTTOです。


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カバーと干渉しないか確認しながら組み付けます

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キックダウンコントロール組付け

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インヒビター作動確認。。

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ヘッドガスケット交換に伴い、ヘッドも簡易OH

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歪み点検。。。

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大丈夫ですね。。。

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面研せずにそのまま再使用いたします

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バルブステムシールは国産車用をを代用いたします。

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カーボン取って綺麗にします

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簡易OHが終わったヘッド

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ヘッドを組付け、補機も取付けて 実車への積込準備中。。。

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実車テスト用のMINIに積込みます。


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サーモスタットが開くところまでの冷間時テスト。。

オートマ油圧測定してOKなので

そのまま実走行テストに向かいます



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一般道を約30㎞に及ぶ走行テストで、

エンジンの状態、オートマのタイムラブ シフトアップ、シフトダウンを厳しくチェック

ここで異常を感じれば、再度分解チェックする覚悟でテストしています

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工場に戻ってきて温間時のオートマ油圧測定。。。

前進で7㎏  OKです。


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リバース 11.5㎏  いいですね!


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無負荷のニュートラルでのMAP 35kpa

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ギヤを入れて負荷をかけた時のMAP 49kpa

基準値内です。。  

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プラグの焼けもいいですね。

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乾杯1

今回もいいオートマができました。

暖機運転は必ず実施してください。

そして、気持ちのいいシフトを末永くお楽しみください。



本編  『AS様 オートマ前進でキー音と振動です。 ずっと乗れるように安心オートマにします』 に戻る・・・・





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