曽根です。


前回、友人から譲ってもらったMINIの初車検だったHRY様



オーバーヒートしちゃったんでレッカーでキャメルに運びます・・・・とご連絡いただきました

BlogPaint

土曜日で中央高速の下り線が渋滞してたんで時間かかっちゃいました・・

IMG_2398

お疲れさまです。。 都内のHRY様宅から運んできてくれました。。


IMG_2438

前回の車検で水路洗浄のスリーチェックでは

サーモスタットの作動良好、水温センサーと電動ファンの作動不良が発覚して部品交換済みです。。


IMG_2439

エンジンルームは何事もなかったかのように平和な感じ・・・

IMG_2440

しかし、ラジエターキャップを開けると 水は空っぽ。。。

1.5リットルほど入りました。。


BlogPaint

水を入れて エンジンかけてリフトアップして漏れてくるかをチェック

IMG_2450


IMG_2452

漏れてきませんね。。 

でもウォーターポンプからの漏れだとすると、漏れたり、止まったりするからまだ断定はできません。

IMG_2457

前回交換した電動ファンのサーモスイッチ 

配線も外れてる様子はありません。




IMG_2459

エンジン側の水温をミニモニで見ながら

ラジエターに挿した温度計と比較してチェックします。

エンジン側が86℃まで上昇したのでそろそろサーモスタットが開いてラジエターの温度も上がってくるはず・・・

IMG_2460

ラジエターの下から沸いてます。。

まだサーモスタットが開いてないようです。。。

IMG_2461

サーモスタットが開くはずの88℃になってもラジエターの温度は48℃・・・

まだサーモスタットは開いてきません。。。

IMG_2462

もう完全に開いてなきゃいけない90℃まで上昇しても

ラジエターは50℃。。 

サーモスタットは閉じっぱなしで開く気配がありません。

IMG_2463

今回のオーバーヒートの犯人はサーモスタット!現行犯逮捕です。。


IMG_2464

まずはサーモスタットを交換してから、電動ファンの作動を確認します。





20190929


整備のたつろうです。
サーモスタットの交換をいたします。


CIMG5256





CIMG5257


サーモケースを取り外します。
このところ、高確率で折れてます。



CIMG5258


今回は、折れませんでした。






CIMG5259


しかし、ゾッとします。毎回。
スチールヘットなので仕方ないのですが。




CIMG5261




サーモケースも


CIMG5262



サンドイッチケースも




CIMG5260

清掃を怠れません。


CIMG5264


交換でしたら楽なのですが。



CIMG5263




CIMG5265

ここまでは頑張りました





BlogPaint

むし喰いが限界です


CIMG5267




CIMG5268


ヘッド面はオイルストーンで仕上げます。


CIMG5269




CIMG5270









CIMG5271


サーモスタットが、動くかの点検です。



CIMG5272







BlogPaint


サーモワックスが完全に流れ出ているようで、シャフトの境から
水が噴き出てきます。
なった動きません。


ミニモニでライブチェック


CIMG5275


CIMG5276

バキューム・・・MAP値が高いです。。


CIMG5277


CIMG5278


CIMG5279


CIMG5280


CIMG5281

BlogPaint



CIMG5282

排気ガスが濃すぎてO2センサーが降参しちゃって マーク出してます。

これは後ほど精査する必要あります
 
CIMG5288



CIMG5290


96℃でファンが動きました。




9月30日追記


空ぶかしすると後ろが白い塀なので黒煙が出てるのがわかります。。

BlogPaint

排気ガスが濃くなる原因を探します。。。


IMG_2703

一番可能性のあるのは、MAP値が高いこと。。。

真空は0kpaで大気圧が100kpa  アイドリング時のインマニの負圧はだいたい30~35kpaあたりが普通なので39kpaはちょっと高いです。。

加速しようとしてアクセルを踏み込むとインマニの真空度は下がってMAP値は上がります。

加速するにはパワーが必要なのでECUが燃料増量します。

今アイドリングなのに、燃料を多く噴射しちゃうというメカニズムです。

IMG_2704

真空度が下がる原因は2次エアーの吸い込みが多いですね。。

2次エアー吸いそうなところにパーツクリーナー掛けてアイドリングが変化するか試してます。

アイドリングが変化するところがありません・・・・

とすると2次エアー以外でバキューム値が下がってるんですね。。


他にバキューム値が変化する要因の一つとしてバルブクリアランスがあります。

去年3代目曽根号や他のお客様の情報から割り出したデータからすると・・・・

MAP値 39kpa だと バルブクリアランスが0.20~0.22㎜あたりじゃないかと推測されるんですが・・・

とりあえずバルブクリアランスをチェックしてみることにします。。。







20191001




整備のたつろうです。

ふと、目に止まりました。



BlogPaint

ステディーステーのボルトがありません。

CIMG5430

0.35のシックネスを基準に点検します。



CIMG5429


CIMG5435

全体的に、0.35で確認していきましたが、詰まっているところは、有りませんでした。
少し、キツイところもありましたが、0.35で普通くらいです。





CIMG5431



CIMG5432


IMG_2713

センサーに問題がありそうです



IMG_2712



IMG_2710



IMG_2708


IMG_2707


IMG_2702




20191004



ガラス管フューズからブレードタイプに変更します。



CIMG5669

その前に、コラムカバーのガタツキが、ひどいので修正します



CIMG5670

コラムカバーが、割れて、ビスが止まりません。
長めのビスに変え、ワッシャーを介して止めます。




CIMG5671

ガラス管タイプが、6本





CIMG5673


1本づつ交換していきます。
接続は、ハンダで止めて、絶縁処理。
収縮チューブをした上にテーピングします





CIMG5674



CIMG5677



10月14日

IMG_0788

お待たせしました。。。

引き取りでご来店いただきました


IMG_0790

これで安心して乗れますねー。。。

BlogPaint

またのご来店お待ちしています







にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
キャメルはブログランキング参加しています

キャメルオート オンラインショップ
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます




ローバーミニ専門店 キャメルオート
          http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002