曽根です。
KTM様 九州福岡から・・東京都内に引っ越しされてきました。。。
現在、東京でのメンテショップをお探し中・・・。

で、昨晩ご来店いただき、本日の点検の予約していただきました。。。。
気になるのはエンジンから 『なんか壊れちゃいそうな音がしてるんです・・・・』
と、何やら心配な気配です。
そして11月14日・・・・
行楽日和の好天で朝から道路は大渋滞・・・・・・

やっと着いたぁ~
KTM様いらっしゃいませ。
じゃ、早速ですが来店の写真撮らせてくださーい🎵

あぁ~ カメラにお縄されたーーーー。。。(笑)

きれいにオールペンされた99年式 メイフェア4Fです。。

パリッと決まったオバフェンですが、次回の車検で車幅変更が必要ですね

白を基調にした内装もキマッてます。。

オイルは かじかわ君がチェック。。。
オイル量よし、ガソリン臭はやや強めです。。。
オイルは交換してからまだそれほど走ってないんで今日はオイル交換なしで点検だけの予定です。

試運転の前に基本点検だけします。。

ブレーキフルードは量も色もOK。。。

クラッチフルードもOK

ラジエターキャップを開けるとゴムパッキンに錆の跡がついてます。。
水路洗浄された方が良さそうです。。。
冷却水の量はOKです。。

では、KTM様に助手席に乗ってもらって試運転に出かけます。。。。

確かに大きな異音・・・ ゴー🎵 ガラガラ♪ ギーギー♪♪
走行中ニュートラルにすれば音はピタッと止まります。
エンジンかミッションの内部から出てる音に間違えなさそうです。。。
音の大きさから、ダメージはかなり進んでそうで・・ヤバそうな感じ。
これはオイル交換しなくてもドレンボルトの状況は確認しておく必要あります。。
戻ってきてミニモニでECUチェックから開始。。。

フォルトは入ってません

マルチ画面左上から アイドル回転OK 『N』はアイドル認識できてないですね・・・ 『C』は燃調補正OK
下段左から スロポジ電圧 ステッパー値

次の単独画面でも、ノットアイドル表示。。
アイドル認識できてなく、アイドル回転も上がったり下がったりのハンチングしてます。。
おそらく、スロポジセンサーの交換が必要です。。
スロポジセンサーは純正部品の供給がなくなってしまってるので
他車種用をMINIに使えるように改造したお尻ペンペンに交換するようです。。。

インマニのバキューム値。。28Kpa
標準値が33Kpa前後ですので やや真空度が高いというところ。。
バルブクリアランスがやや広めの可能性あります。

水温センサー81℃ 非接触温度計でサーモケースが75.8℃
センサーの温度精度は大丈夫そう。。。

しかし・・・88℃までは締まってなくてはいけないはずのサーモスタットは完全に開いてしまってました。。
これから寒くなるとヒーターが効きにくいだけでなく、燃調にも影響あるので交換必要ですね。。。

吸気温 たぶんOK

電圧OK

O2センサーは稼働してますね。。

O2センサーの情報をもとに燃調補正も良好にこなしてます。。。
次は下廻り点検。。。

アンダーガードは少々擦った形跡・・・・

右足回りから・・・

アッパーボールジョイントはやや大き目のガタがありましたが
他は良好。。。

コイルサスに交換されてます。。
ミニスポーツのハイローキットはラバコン専用なんでお皿が薄くて割れる可能性があります・・・

キャメルはコイルよりラバコンをお勧めしてます♪♪

左足回り

破れもガタもなく良好でした。

ミッションケースの後ろ側から見る限りオイル漏れは少ないですね

右のインナージョイントはタイラップで留めたブーツからグリスが飛び出してました。。。

あぁ~ ホントだ。。

リヤもコイルサスで少々遊び気味。。。。

リヤタイヤはヒョイヒョイと持ち上がってしまいます。。。

ショックアブソーバーが抜けてしまってます。。。
柔らかいコイルサスと抜けたショックの組み合わせは・・・突き上げが強く走行安定性は悪いです。。。

各部増し締めしておきました。
さて、一番心配なドレンボルトをチェックしてみます。。。

オイル交換しない予定なので、別のドレンボルトをすぐに挿してオイル抜けを最小限にします。。。

ジャーン
予想以上の異常摩耗の様相です。。。
大量の鉄粉と、大きな銅片が付いてきました・・・

何だこりゃぁ・・・・

ミッション内部、もしくはクランクシャフトが削れてしまってるのかもしれません。。。
ツンツンと尖ってみえますが、微細な鉄粉が磁力線に沿ってくっついてる状態です
予想を上回る鉄粉の量でした。。。
鉄粉まみれのオイルが循環してるのがわかってしまったのでオイル交換することに決定。。。

茶こしで受けて混入物を点検。。。

ミッション内部のベアリングパーツの一部の樹脂でしょうか。

今できることは、磁力型フィルターPECSで鉄粉を吸着して2次摩耗以降の高次摩耗を防止することで
これ以上のダメージを食い止めることだけです。。

鉄粉を発生し続ける1次摩耗は防げないので、せめてそれが循環するのを食い止めて被害が広がるのを防ぐことです。。
ノーマルの紙フィルターは微細な30ミクロン以下の鉄粉は素通りしてしまうので2次摩耗を防ぐことができません。

取付は かじかわ君。。
手さばき良くなってきましたね。。。

油膜が厚く、粘度の高いプロステージ15W50をチョイス。。。


オイルカルテ作りました。
鉄粉の量が多いので、PECSの清掃を兼ねてオイル交換は1000㎞毎がお奨め。。。

今のエンジンミッションの状況で延命させることができるのはPECSだけですが
早めにエンジン、ミッションの修理計画を立てたいですね。。。

ありがとうございました。
状況の変化をご連絡いただけますよう・・・よろしくお願いします

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PECSや売れ筋パーツ販売してます






























ローバーミニ専門店 キャメルオート
http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002





























KTM様 九州福岡から・・東京都内に引っ越しされてきました。。。
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で、昨晩ご来店いただき、本日の点検の予約していただきました。。。。
気になるのはエンジンから 『なんか壊れちゃいそうな音がしてるんです・・・・』
と、何やら心配な気配です。
そして11月14日・・・・
行楽日和の好天で朝から道路は大渋滞・・・・・・

やっと着いたぁ~
KTM様いらっしゃいませ。
じゃ、早速ですが来店の写真撮らせてくださーい🎵

あぁ~ カメラにお縄されたーーーー。。。(笑)

きれいにオールペンされた99年式 メイフェア4Fです。。

パリッと決まったオバフェンですが、次回の車検で車幅変更が必要ですね

白を基調にした内装もキマッてます。。

オイルは かじかわ君がチェック。。。
オイル量よし、ガソリン臭はやや強めです。。。
オイルは交換してからまだそれほど走ってないんで今日はオイル交換なしで点検だけの予定です。

試運転の前に基本点検だけします。。

ブレーキフルードは量も色もOK。。。

クラッチフルードもOK

ラジエターキャップを開けるとゴムパッキンに錆の跡がついてます。。
水路洗浄された方が良さそうです。。。
冷却水の量はOKです。。

では、KTM様に助手席に乗ってもらって試運転に出かけます。。。。

確かに大きな異音・・・ ゴー🎵 ガラガラ♪ ギーギー♪♪
走行中ニュートラルにすれば音はピタッと止まります。
エンジンかミッションの内部から出てる音に間違えなさそうです。。。
音の大きさから、ダメージはかなり進んでそうで・・ヤバそうな感じ。
これはオイル交換しなくてもドレンボルトの状況は確認しておく必要あります。。
戻ってきてミニモニでECUチェックから開始。。。

フォルトは入ってません

マルチ画面左上から アイドル回転OK 『N』はアイドル認識できてないですね・・・ 『C』は燃調補正OK
下段左から スロポジ電圧 ステッパー値

次の単独画面でも、ノットアイドル表示。。
アイドル認識できてなく、アイドル回転も上がったり下がったりのハンチングしてます。。
おそらく、スロポジセンサーの交換が必要です。。
スロポジセンサーは純正部品の供給がなくなってしまってるので
他車種用をMINIに使えるように改造したお尻ペンペンに交換するようです。。。

インマニのバキューム値。。28Kpa
標準値が33Kpa前後ですので やや真空度が高いというところ。。
バルブクリアランスがやや広めの可能性あります。

水温センサー81℃ 非接触温度計でサーモケースが75.8℃
センサーの温度精度は大丈夫そう。。。

しかし・・・88℃までは締まってなくてはいけないはずのサーモスタットは完全に開いてしまってました。。
これから寒くなるとヒーターが効きにくいだけでなく、燃調にも影響あるので交換必要ですね。。。

吸気温 たぶんOK

電圧OK

O2センサーは稼働してますね。。

O2センサーの情報をもとに燃調補正も良好にこなしてます。。。
次は下廻り点検。。。

アンダーガードは少々擦った形跡・・・・

右足回りから・・・

アッパーボールジョイントはやや大き目のガタがありましたが
他は良好。。。

コイルサスに交換されてます。。
ミニスポーツのハイローキットはラバコン専用なんでお皿が薄くて割れる可能性があります・・・

キャメルはコイルよりラバコンをお勧めしてます♪♪

左足回り

破れもガタもなく良好でした。

ミッションケースの後ろ側から見る限りオイル漏れは少ないですね

右のインナージョイントはタイラップで留めたブーツからグリスが飛び出してました。。。

あぁ~ ホントだ。。

リヤもコイルサスで少々遊び気味。。。。

リヤタイヤはヒョイヒョイと持ち上がってしまいます。。。

ショックアブソーバーが抜けてしまってます。。。
柔らかいコイルサスと抜けたショックの組み合わせは・・・突き上げが強く走行安定性は悪いです。。。

各部増し締めしておきました。
さて、一番心配なドレンボルトをチェックしてみます。。。

オイル交換しない予定なので、別のドレンボルトをすぐに挿してオイル抜けを最小限にします。。。

ジャーン
予想以上の異常摩耗の様相です。。。
大量の鉄粉と、大きな銅片が付いてきました・・・

何だこりゃぁ・・・・

ミッション内部、もしくはクランクシャフトが削れてしまってるのかもしれません。。。
ツンツンと尖ってみえますが、微細な鉄粉が磁力線に沿ってくっついてる状態です
予想を上回る鉄粉の量でした。。。
鉄粉まみれのオイルが循環してるのがわかってしまったのでオイル交換することに決定。。。

茶こしで受けて混入物を点検。。。

ミッション内部のベアリングパーツの一部の樹脂でしょうか。

今できることは、磁力型フィルターPECSで鉄粉を吸着して2次摩耗以降の高次摩耗を防止することで
これ以上のダメージを食い止めることだけです。。

鉄粉を発生し続ける1次摩耗は防げないので、せめてそれが循環するのを食い止めて被害が広がるのを防ぐことです。。
ノーマルの紙フィルターは微細な30ミクロン以下の鉄粉は素通りしてしまうので2次摩耗を防ぐことができません。

取付は かじかわ君。。
手さばき良くなってきましたね。。。

油膜が厚く、粘度の高いプロステージ15W50をチョイス。。。


オイルカルテ作りました。
鉄粉の量が多いので、PECSの清掃を兼ねてオイル交換は1000㎞毎がお奨め。。。

今のエンジンミッションの状況で延命させることができるのはPECSだけですが
早めにエンジン、ミッションの修理計画を立てたいですね。。。

ありがとうございました。
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