こんばんは、かじかわです。



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栃木県より TKD 様、初来店です。



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お車は 1996 年式の MT です。
LCB 、ビッグスロットル、ハイリフトロッカーや SFR 等、ライトチューンが施されているようです。



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初来店のため、どの様な車かを知るために作業前に試乗させていただきます。
走行時に異音やハンドルを取られるといったこともなく、比較的乗りやすい印象でした。



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お店に戻り、水路洗浄から行っていきます。
最近キャメルは祭り祭りで賑やかです。
思い出したように水路洗浄祭り。



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ヒーターコア、LLC 漏れは有りません。



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エアコンに換装されていて、ヒーターバルブは付いていません。
ノブは名残ですね。



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ラジエターフラッシュを注入して、エンジンを始動します。



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キャメルオンラインショップで購入していただいた mini-moni mini が車内に設置してあります。



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エンジンが暖まっているため温度計の数値は高いですが、サーモスタットの閉じ具合は良好です。



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88 度で全開になりました。



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エンジン側から勢い良く水が流れ込んできます。



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電動ファンは 93 度で回り始めました。



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その時の温度計は 91 度。
水温センサーの精度は良好です。



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ファンは 88 度で停止しました。



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ここで、mini-moni 親玉で ECU 診断をしておきます。
フォルトコードは記録されていませんでした。



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0848 →エンジン回転数 848 RPM
I → アイドリング認識中
C → Closed loop(燃調補正中)
0.70V →スロットル角度電圧変換値
96 →ステッパーモーター位置

スロットル電圧値は、やや高めなくらいで他は問題有りません。



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MAP センサー値は正常範囲内を超えています。
キャメルでは 37kPa を上限としていますが、それよりも上です。



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吸気温センサーは動作しています。



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バッテリー電圧も良好です。



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O2 センサーも稼働しています。



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燃調補正は 90%代後半で安定しています。
MAP センサー値が 42kPa であるにも関わらず、燃調補正は働いています。
この時のケースと同じで、TKD 様も知らずしてハイカムが組まれている可能性が有ります。
純正 ECU では高回転域でオーバーラップの大きいカムに合った燃調を出せません。
そのため SFR で燃圧を調整していると推測することもできます。
ですが、MAP センサー値が上昇する可能性は 2 次エアー吸引等も有り、その場合は吸引箇所を特定して修理すればセンサー値は正常範囲内に戻ります。
結果的に今は問題無さそうでしたので本日はスルーしてしまいましたが、次回ご来店時に何が原因であるのかを追求させてください。



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スリーチェックが終わりましたので、排水していきます。
比較的最近にラジエター交換もされていることもあってか、汚れは少ないですね。



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ラジエターとヒーターコアから吸い出した水も綺麗でした。
定期的な洗浄で、今の健康を維持していきたいですね。



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ラジエターコア内部、詰まりは有りません。



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LLC の入り具合も良好です。



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クーラントブースターと、



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冷却水に入れるパワー & トルクアップ剤、LIQTEK も注入します。



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ピットに入れて各部を点検していきます。



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ブレーキ・クラッチフルード量は OK です。



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オイル量は MIN レベル手前まで減っていました。
始動時に白煙が上がるため、オイル下がりは有るようですが、漏れも無いか確認します。



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リフトアップして下回りを点検します。



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ドライブシャフトアウターブーツ、深いクラックがありますね。
このくらいだと 3 か月から半年程度しか持ちそうにありません。



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左右デフサイドオイルシールとチェンジシールからオイル漏れが有ります。
特に左デフサイドはそれなりに汚れていて、漏れが大きそうです。



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リバウンドバッファやナックルジョイントのブーツ破れが有りました。
特にナックルジョイントは早めの交換をおすすめします。

また、 MINI SPORT 製ハイローキットにコイルスプリングの組み合わせはキット側が割れる場合もあるため、要注意です。



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作業完了までお待ちいただいている間、試乗車に乗ってみてラバーコーンの乗り心地を確かめてみてください。



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作業を続けていきます。



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アンダーガードは汚れを落として、



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綺麗に。



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磁力型オイルフィルター、PECS を取り付けます。
純正紙フィルターを通り越してしまうような小さい鉄粉も磁石なら逃しません。
まずは、PECS 取り付けだけで走り心地が変わる様を体感してみてくださいね。



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ステッカーと合わせて、ばっちり付きました。
ドレンボルトの鉄粉量が多くなってきたら清掃の目安です。



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減った分のオイルは、WAKO'S PRO-S 10W-40 で補充いたします。



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MAX レベルまできっちり入れました。



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戻って来られた TKD 様、ラバコンの乗り心地の良さに感動されました。
今ならキャメルはラバコン祭りで少しお得に交換できますよ。



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水路に続き、燃焼室も洗浄します。
今度は RECS、「ペ」ではありません「レ」です、ややこしいですが。



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点滴器具を使い、蓄積されたカーボンを柔らかくして燃えやすくします。
人間の点滴同様、終わるまで少々時間が掛かります・・・。



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ただ待っているのももったいないので、ECU に魔法を掛けましょう。
今の点火時期は規定値のままです。



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変身された TKD 様が、



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魔法を掛けます。



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無事に進角設定されました。



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セラミックエアーも充填します。



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4 輪 220kPa で揃えました。
初回は約 1 か月後に再充填をおすすめしております。



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最後に灯火類を点検、問題有りません。



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長らくお待たせいたしました。

本日はありがとうございました。
次回は足回り一新ラバコン祭りでお待ちいたしております。

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