曽根です。


通常のペーパーフィルターなら6000㎞前後で交換するところを

1~3万kmは分解清掃せずにそのまま使用するPECSのためには

耐久性の高いフィルターパッキンが必要なのです。

その開発の経緯はこちらから・・・・・


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そして耐熱、耐油、耐摩耗性などすべてにおいて従来品より良い材質で作って

8月に新発売したキャメルオリジナルフィルターパッキン。。。

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しかし・・・

9月11日のTBCCに参戦中で新パッキン採用したワークスATからオイル漏れしてしまいました。

2016-0911-05

前日までは漏れはなかったのに突然フィルターパッキンからオイル漏れ

オイル漏れ1

慌てて地面にこぼれたオイルをふき取り

フィルターケースを増し締めしてとりあえずは漏れは止まりましたが

その時は何故漏れたのかがわからずかなり動揺してました・・・




そのワークスATのPECSを清掃して
フィルターパッキンを交換したのはTBCCより1ヶ月以上前の8月6日のことです。

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8/6 オイル交換とPECS清掃して、

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トルクレンチを使って規定トルクの19Nmでキチッと締めたのです。。








そして、TBCCで漏れた2日後の9月13日

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ワークスATのフィルターを分解して検証しました

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溝に残ったフィルターパッキン。

TBCCの現場では応急処置として渾身の力でフィルターケースを締めとこともあって

完全に破断してます。

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円周に沿っての破断です。

作業ミスでよじれたりして入った場合はその部分が欠損してたりよじれた跡がありますが、

今回はよじれも無く溝にシッカリ収まっていたので取付ミスではなさそうです。







そして、9月24日。 

今度は追い打ちをかけるようにワークスATおとーと君もフィルターパッキンからのオイル漏れ

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おとーと君も分解して検証します

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やはり ワークスATと同じように円周に沿って切れたようです

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フィルターケースの縁が強く当たって押し付けられた所とはみ出したところの境目に断層ができてます

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もう一度、新しいパッキンで取り付け直してみよう。。。

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トルクレンチは規定値の19Nmにセットして・・・・・

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キチッと締めました・・・・・・・・





しかし、悲劇はわずか6日後の9月30日に起こりました。走行わずか100㎞でした。

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またかよぉ~

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すぐに外して検証しました。

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切れてました。

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同じように円に沿って傷がはいって刃物で切ったような感じで切れてます。

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前回の切れ方と同じです。  

フィルターケースが強く当たりすぎて弾力限界を超えてしまってるのかもしれない・・


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オリジナルパッキンはフィルターヘッドの溝の形状に柔軟に密着するように

従来品よりもやや硬度を落としてます。

今まで実績のあるローバー純正のオリジナル品(グリーンライン)の硬度が75HSに対して

オリジナルパッキンは70HS。 

触って分かるくらい柔らかいです。

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そうか!

従来のパッキンと同じ締め付けトルクじゃ強すぎなんだ・・・・。

規定トルクの19Nmにとらわれすぎだったんじゃないか・・。

思い切って17Nmで締めてみることにします。

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溝にしっかり入っていることを確認して・・・

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17Nmで締め付けました。。  

今までの感覚からだと少々不安になるくらい弱めのトルクです・・・






しかしその後は漏れることなくパッキン交換後1ヶ月半後

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11月5、6日は浜名湖のミニディに参戦・・

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往復600㎞走行して、その後もまったく問題なく

毎日、皆様に試乗車として活躍しながら

現在もフィルターパッキンのテストは続いています。



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フィルターパッキンにはどのような力が掛かってるのか・・

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まずはパッキンを押さえつけるPECSのフィルターケースの厚さを測ります

これは円周によって若干誤差がありまして実測によると1.85~1.92mmほど厚みの違いはあります。

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溝に入ったパッキンにそのフィルターケースを押し付けていくと・・・・

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下手な絵ですみませんが、こんな感じで食い込んでいくんですね。

『柔らかいパッキンに対して強く締め付けすぎてフィルターケースの縁があたる部分に過大な剪断応力が掛かり、パッキンの変位限界を超えて引き千切れてしまったというのが今回のオイル漏れの原因だった・・・・・』
と考えます。。 ( ↑ みくたさんにご指摘いただき一部の文章を訂正させていただきました)

フィルターケースの締め付けトルクは
フィルターパッキンの柔らかさに応じて変えなければならないということになります。


Image13

柔らかいパッキンをそれに合う締め付けトルクで締めれば良い・・・・・のかもしれませんが、

現実の整備現場でオートマのフィルターケースを締めるのは
トルクレンチは使わず長年の勘(強からず弱からず・・・)によるところが多いでしょう。。

ならば、従来のローバー純正品の硬度75HSと同じ締め付けトルクの方が間違いは起こらないですね。。

従来品と同じ締め付け規定トルクで耐久性を維持できる改良版を作ります。



硬度と柔軟性のテストしてみました・・・につづく

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