曽根です。


キャメルオリジナルフィルターパッキンからの漏れてしまったのは

従来品のパッキンより硬度を柔らかくしたのに締め付けトルクは従来と同じだったからなのではないのか・・・

前回ブログで書きました。


今後、改良版の製作にあたっても『硬度』 や 『柔軟性』 

ってどういうもんなのか・・・・をもう少し理解したくなって行ってきました。



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東京都立産業技術研究センター  昭島市にあります。


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中小企業を技術支援してくれるところ・・・です。

実は以前に調整式ロアームの強度試験でお世話になりました。。 



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今回は、従来品と新しく作ったオートマオイルフィルターパッキンを持ち込んで試験してもらいます。

Image1

よろしくお願いします。

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●現存するオートマフィルターパッキンの中では一番漏れにくく耐久性がある従来品の代表として

グリーンラインと呼ばれてる当時物のローバー純正品(ドゥトレーディングさん扱い)硬度75HS


と、●キャメルオリジナル品は、素材的には耐熱、耐油、耐オゾン、耐摩耗に優れるHNBR(水素化ニトリルゴム)製の硬度70HS

を引っ張り試験で比較してみようと思います。



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では試験開始。

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こうして丸い輪のフィルターパッキンを取り付けて切れるまで引っ張ります。

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溝の中で圧縮されるときの強度とは環境が違いますが

一般的な強さ、弾力性の比較にはなるとのこと。。



まずは従来品のテストから・・・・



引っ張り力 15.4kg

自然長から282mm伸びたところで切れた 

試験官も このゴムは良く伸びますねぇ・・と。




次はオリジナルパッキン



引っ張り力 21.5kg

自然長から399mm伸びたところで切れた。 

こんなに伸びるとは驚きでした。


Image2

まずは素材としての強度と柔軟性の基本データがとれました。




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オリジナルのフィルターパッキンから漏れてしまったので、その原因究明と対策ができるまで

一旦発売開始したパッキン は発売中止とさせていただき、

通販で販売した分は回収して、今まで取り付けたお客様は従来品と無償交換させたいただきました。

ご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。





しばらく この無償交換作業が続きました・・・・・・・・

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圧力や熱が入って使用したパッキンも同様の引っ張り試験をするために

傷が入らないように抜き取ろうとしますが至難の業です。

数少ないですが3本きれいに外れました。 

しかし目に見えないほどのキズはあるかも・・。




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10月某日

外れた使用済みのパッキンを持って再び試験してもらいに行ってきました

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しかし、こういう施設はどんどん活用しないともったいないですねぇ。。


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前回同様に引っ張り試験してもらいます。






2回目に持ち込んだ使用済みパッキンのサンプルは3本

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従来品のパッキン(グリーンライン)硬度75HS 約1ヶ月使用 走行993㎞



引っ張り力 16.8kg  (新品は15.4kg)

自然長から270mm伸びたところで切れた (新品は282mm)

約1000㎞使用した従来品グリーンラインは軽微な劣化なことがわかりました。



 
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オリジナルパッキン硬度70HS  2週間使用  213㎞走行



引っ張り力 21.3kg  (新品21.5kg)

自然長から376mm伸びたところで切れた

使用した日数、走行距離が少ないこともあるのでしょうか

数値的には新品とほぼ同等の値で劣化は軽微でした






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オリジナルパッキン硬度70HS  41日間使用  約400㎞走行



引っ張り力 12.1kg (新品は21.5kg)

自然長から279mm伸びたところで切れた

これは新品に比べてかなり早い時点で切れてしまいましたが、

抜き取った時にキズが入っていた可能性もあり、

同じくらいの距離、期間使用したサンプルをもう一度テストする必要ありますね。


Image1

グラフ右上のグループが 硬度70HSのオリジナルパッキン

左側のグループが 硬度75HSの従来品グリーンライン





Image1今回の試験で感じたことは、まず従来品もオリジナル品もゴムとしての柔軟性は十分に備えているということと、硬度75HSと70HSはかなりの違いがあるということですね。

同じ変位(伸びた長さ)のところの引っ張り力は、25%もの違いがあり、これがパッキンで使用したときの締め付けトルクの違いに近い数値なのではないでしょうか。


PS.

41日間/400㎞走行のオリジナルパッキンが新品より著しく早く切れてしまったので
それが外した時のキズによるものなのか再検証するために近日中に同様のサンプルを作って持ち込むことにします



次はパッキンが切れてしまった原因をもっと理論的に追及

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