曽根です。
HYM様 オートマにタイムラグ、シフトショック、滑り、そしてギヤ抜けの症状で安心オートマへの作業レポートです。
お預りから納車までの本編はこちらです。。。。

車検証の製作年月日は1964年で正真正銘のMK-1ですが・・
エンジンミッションはインジェクションの97年式以降にすっかり換装されています
HYM様もこのMINIはゲットしたばかりなので過去の整備履歴はわからない・・というのが現状です。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
ではここからは九州岩崎自動車からの報告をもとにお伝えします。

洗わずにそのまま送られてきた状態を見てオイル漏れやいままでのメンテのようすを推測しながら分解始めます。

インナーブーツを留めるのにタイラップは良くないですね。

サーモキャップの中のサーモスタット。
水路は汚れてそうです。

外されたウォーターポンプとブランクキャップからも
水路の汚れがうかがわれます。

キックダウンレバーの調整ナットが緩んで全長が伸びてました。
本来は49~50mmの長さが標準です。

プラグの焼け具合は4本ともに問題なし。。

コンバーター取り外しですが・・・・

1/2インチのボルトが折れ込んでました・・・

奥まった箇所の折れ込みは少々たいへんでした。。。

オイルフィルターの交換サイトも伸びていたのでしょうか、ヨレヨレでした。
固すぎるオイルを使った場合もこんなふうになりますが・・。

ドレンボルトに付いた大量の鉄粉
ギヤドラムが削れてそうです。 大きなダメージが予想されます・・。
ではフロントパネル開けて点検

リバースバンドのストロークはかなり大きくなってます。
ブレーキバンドかドラムの消耗が考えられます。

3速バンドも消耗しているようでね。

2速バンドも消耗してます。
オートマをオーバーホールしてからどのくらいの距離を走ったかは不明ですが、
バンドは全体的に消耗しています

他社製オイルポンプパッキン

オイルポンプのクリアランスはかなり大きいです。。。。。
安心オートマの基準は0.1mm以下ですので
このオイルポンプはリビルト品と交換になります。

プライマリースラスト 特大です。。。

しかも、スラストプレートがクランクシャフトに食い込んでました・・・
残念ですがこのクランクシャフトは使用できません。。
今回はクランクシャフトのバランス取りのオプションもお選びいただいてますが
別にチョイスした中古良品のクランクシャフトを使用させていただきます。

バルブクリアランスチェック・・・

2倍近いクリアランスでした。。
エンジン掛けてないですが、『ガチャガチャ』 と聞こえてきそうですね・・。

圧縮漏れは大丈夫でした。

今回はヘッドを S.V.さんで 『ちょこっと研磨』 でライトチューンの予定なので
ヘッドを分解しました。
燃焼室とバルブを見ると、オイル下がりはだいぶ酷かったようですね。

2番と3番の間は陥没してました。

水路の状態は良くないですね。 水路の穴が完全に詰まってしまってました。
今回ヘッドもオーバーホールするのは大正解だったですね。
これらの不具合もすべてリセットして、さらにライトチューンで快速になるんですからね

エンジンブロック側の水路もこの通り。。 分解して良かった。。

カーボンタップリのピストンヘッド。。
今回、ピストンは高圧縮のクーパー純正品に交換する予定。


シリンダーブロックの状態は良いのでそのまま使用します。

テンショナーパッドからの推定では十万キロ前後でしょうか。。
前回のオートマ修理では交換してないみたいですね。

フロントプレートがATケースに干渉してました。

これも、前回オートマ修理された時からでしょう。

おやッ?
半月シールの表裏の向きが逆ですね。

本来はツバのある方が外です。

このように組み込まれるのが正解です。 ↑ コレは別のミッションの写真です。

いよいよエンジンと切り離します。。

あー、予想はしていましたが、ドラムはリバース、3速とも激しく陥没してました。
再使用できません。

このリビルトミッションに使われているブレーキバンドの摩擦材は強すぎてドラムを攻撃してしまうのですね。

バンドの両脇はドラムの陥没したエッジの部分で削れてしまってました。。

オイルストレーナーボトムには削れた摩擦材が集まってました。

他社製のクラッチ板 溝は残ってますが使用できません。

ギヤトレインは完全分解して点検しました・・・

べベルギヤは補強のために溶接されていて再使用できませんでした。
残念ながらバルブボディにも独自な加工がされており
このリビルトオートマのほとんどの部品が使えません。

この時点でもう1台の部品取り用のオートマを手配することにしました。


メタルの状態は悪くなかったですが、これはお約束で全部交換になります。

バルブリフターはカムに叩かれ続けて傷だらけ。。 交換します。
カムはマニュアルクーパー用の中古良品を使用します。

ピストンはオイルリングが完全に張り付いていました。
カムと共にピストンもマニュアルクーパー純正の高圧縮タイプに交換する計画は正解でした。。

エンジンブロック本体はすべてが取り外された状態だとしっかり脱脂できるので
この時点でペイントします。 カラーはいつものブルーマイカを使用

カムメタル挿入。


カムメタル交換完了。。

カムがシックリ回るのを確認。

ストックヴィンテージで軽量バランスされた、クーパーピストン&コンロッドが届きました。

今回のメニューは『ちょこっと研磨』 ですがしっかりと仕上げられてました。
純正コンロッドは十分な強度があるのでまだまだ研磨しても大丈夫ですが
耐久性重視の仕様ですね。

親子メタル交換は安心オートマのお約束です。

スラストのクリアランスもキチッと詰めて組みます。

最初に付いてたクランクは再使用できなかったので別のクランクをバランス取りしました。
今回、クランク、コンロッド、ピストンのバランス取りしたので気持ちのいいエンジンになることが期待できます。


安心オートマと合体の時が来ました。

最初干渉していたフロントプレートとオートマとのクリアランスもキチッと測って組みつけます。

チェーンパッド交換

ハーモニックバランサーも取付。。
バランス取りしたエンジンと組み合わせてさらに効果が期待できますね

ストックヴィンテージさんで『ちょこっと研磨』 してもらったヘッドも届いてます。

サラッとポート研磨 + ちょこっと燃焼室加工
確実にポテンシャルアップしてます。

クリアランス取りながら組みつけていきます。

このスラストスペーサーを入れて

クランクスラストはここまで詰めました。

オイルポンプは岩崎オリジナルのリメイク品を使用してます。
クリアランスの精度は当時の新品以上です。

パネルとのクリアランスを確認してから組みつけます。

コンバーターシールもしっかり入りました

積み込む前にギヤをシフトしながらインヒビタースイッチの導通を確認しておきます。

ほぼ100%漏れてる樹脂製のキックダウンから、アルミ製の三和オリジナルの中を改造してベアリングを埋め込んだキャメルオリジナルキックダウンスイッチに交換。。
赤にペイントされたのは、その中でもVer.Ⅲ版。

キックダウンレバーを調整します。

補機を取り付けてテスト用のMINIで完成検査のために積み込みます。。

実際にエンジンをかけて、停止状態でギヤを入れ油圧確認してから
走行テストに出ます。

約30㎞におよぶ実走テストで、ギヤの入り具合、変速状態をチェックします。
完成品として届けられる前にこの実走テストを行うことは
不良品を出さない安心オートマの信頼に繋がっています。

最終チェックは実走テストを終えて温間での油圧検査。
リバース11.6kg OKです。

前進油圧 6.8kg 良好です。

今回も快調な安心オートマが完成です。
そして、ライトチューンヘッドと、バランス取りされたピストン、コンロッド、クランクで気持ちのいいエンジンとの組み合わせで快速安心オートマになりました。
HYM様のMINIに積み込まれて快調に走る姿が楽しみです。
では、安心オートマお預かりから完成までの本編に戻ります・・・

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HYM様 オートマにタイムラグ、シフトショック、滑り、そしてギヤ抜けの症状で安心オートマへの作業レポートです。
お預りから納車までの本編はこちらです。。。。

車検証の製作年月日は1964年で正真正銘のMK-1ですが・・
エンジンミッションはインジェクションの97年式以降にすっかり換装されています
HYM様もこのMINIはゲットしたばかりなので過去の整備履歴はわからない・・というのが現状です。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
ではここからは九州岩崎自動車からの報告をもとにお伝えします。

洗わずにそのまま送られてきた状態を見てオイル漏れやいままでのメンテのようすを推測しながら分解始めます。

インナーブーツを留めるのにタイラップは良くないですね。

サーモキャップの中のサーモスタット。
水路は汚れてそうです。

外されたウォーターポンプとブランクキャップからも
水路の汚れがうかがわれます。

キックダウンレバーの調整ナットが緩んで全長が伸びてました。
本来は49~50mmの長さが標準です。

プラグの焼け具合は4本ともに問題なし。。

コンバーター取り外しですが・・・・

1/2インチのボルトが折れ込んでました・・・

奥まった箇所の折れ込みは少々たいへんでした。。。

オイルフィルターの交換サイトも伸びていたのでしょうか、ヨレヨレでした。
固すぎるオイルを使った場合もこんなふうになりますが・・。

ドレンボルトに付いた大量の鉄粉
ギヤドラムが削れてそうです。 大きなダメージが予想されます・・。
ではフロントパネル開けて点検

リバースバンドのストロークはかなり大きくなってます。
ブレーキバンドかドラムの消耗が考えられます。

3速バンドも消耗しているようでね。

2速バンドも消耗してます。
オートマをオーバーホールしてからどのくらいの距離を走ったかは不明ですが、
バンドは全体的に消耗しています

他社製オイルポンプパッキン

オイルポンプのクリアランスはかなり大きいです。。。。。
安心オートマの基準は0.1mm以下ですので
このオイルポンプはリビルト品と交換になります。

プライマリースラスト 特大です。。。

しかも、スラストプレートがクランクシャフトに食い込んでました・・・
残念ですがこのクランクシャフトは使用できません。。
今回はクランクシャフトのバランス取りのオプションもお選びいただいてますが
別にチョイスした中古良品のクランクシャフトを使用させていただきます。

バルブクリアランスチェック・・・

2倍近いクリアランスでした。。
エンジン掛けてないですが、『ガチャガチャ』 と聞こえてきそうですね・・。

圧縮漏れは大丈夫でした。

今回はヘッドを S.V.さんで 『ちょこっと研磨』 でライトチューンの予定なので
ヘッドを分解しました。
燃焼室とバルブを見ると、オイル下がりはだいぶ酷かったようですね。

2番と3番の間は陥没してました。

水路の状態は良くないですね。 水路の穴が完全に詰まってしまってました。
今回ヘッドもオーバーホールするのは大正解だったですね。
これらの不具合もすべてリセットして、さらにライトチューンで快速になるんですからね

エンジンブロック側の水路もこの通り。。 分解して良かった。。

カーボンタップリのピストンヘッド。。
今回、ピストンは高圧縮のクーパー純正品に交換する予定。


シリンダーブロックの状態は良いのでそのまま使用します。

テンショナーパッドからの推定では十万キロ前後でしょうか。。
前回のオートマ修理では交換してないみたいですね。

フロントプレートがATケースに干渉してました。

これも、前回オートマ修理された時からでしょう。

おやッ?
半月シールの表裏の向きが逆ですね。

本来はツバのある方が外です。

このように組み込まれるのが正解です。 ↑ コレは別のミッションの写真です。

いよいよエンジンと切り離します。。

あー、予想はしていましたが、ドラムはリバース、3速とも激しく陥没してました。
再使用できません。

このリビルトミッションに使われているブレーキバンドの摩擦材は強すぎてドラムを攻撃してしまうのですね。

バンドの両脇はドラムの陥没したエッジの部分で削れてしまってました。。

オイルストレーナーボトムには削れた摩擦材が集まってました。

他社製のクラッチ板 溝は残ってますが使用できません。

ギヤトレインは完全分解して点検しました・・・

べベルギヤは補強のために溶接されていて再使用できませんでした。
残念ながらバルブボディにも独自な加工がされており
このリビルトオートマのほとんどの部品が使えません。

この時点でもう1台の部品取り用のオートマを手配することにしました。


メタルの状態は悪くなかったですが、これはお約束で全部交換になります。

バルブリフターはカムに叩かれ続けて傷だらけ。。 交換します。
カムはマニュアルクーパー用の中古良品を使用します。

ピストンはオイルリングが完全に張り付いていました。
カムと共にピストンもマニュアルクーパー純正の高圧縮タイプに交換する計画は正解でした。。

エンジンブロック本体はすべてが取り外された状態だとしっかり脱脂できるので
この時点でペイントします。 カラーはいつものブルーマイカを使用

カムメタル挿入。


カムメタル交換完了。。

カムがシックリ回るのを確認。

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今回のメニューは『ちょこっと研磨』 ですがしっかりと仕上げられてました。
純正コンロッドは十分な強度があるのでまだまだ研磨しても大丈夫ですが
耐久性重視の仕様ですね。

親子メタル交換は安心オートマのお約束です。

スラストのクリアランスもキチッと詰めて組みます。

最初に付いてたクランクは再使用できなかったので別のクランクをバランス取りしました。
今回、クランク、コンロッド、ピストンのバランス取りしたので気持ちのいいエンジンになることが期待できます。


安心オートマと合体の時が来ました。

最初干渉していたフロントプレートとオートマとのクリアランスもキチッと測って組みつけます。

チェーンパッド交換

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バランス取りしたエンジンと組み合わせてさらに効果が期待できますね

ストックヴィンテージさんで『ちょこっと研磨』 してもらったヘッドも届いてます。

サラッとポート研磨 + ちょこっと燃焼室加工
確実にポテンシャルアップしてます。

クリアランス取りながら組みつけていきます。

このスラストスペーサーを入れて

クランクスラストはここまで詰めました。

オイルポンプは岩崎オリジナルのリメイク品を使用してます。
クリアランスの精度は当時の新品以上です。

パネルとのクリアランスを確認してから組みつけます。

コンバーターシールもしっかり入りました

積み込む前にギヤをシフトしながらインヒビタースイッチの導通を確認しておきます。

ほぼ100%漏れてる樹脂製のキックダウンから、アルミ製の三和オリジナルの中を改造してベアリングを埋め込んだキャメルオリジナルキックダウンスイッチに交換。。
赤にペイントされたのは、その中でもVer.Ⅲ版。

キックダウンレバーを調整します。

補機を取り付けてテスト用のMINIで完成検査のために積み込みます。。

実際にエンジンをかけて、停止状態でギヤを入れ油圧確認してから
走行テストに出ます。

約30㎞におよぶ実走テストで、ギヤの入り具合、変速状態をチェックします。
完成品として届けられる前にこの実走テストを行うことは
不良品を出さない安心オートマの信頼に繋がっています。

最終チェックは実走テストを終えて温間での油圧検査。
リバース11.6kg OKです。

前進油圧 6.8kg 良好です。

今回も快調な安心オートマが完成です。
そして、ライトチューンヘッドと、バランス取りされたピストン、コンロッド、クランクで気持ちのいいエンジンとの組み合わせで快速安心オートマになりました。
HYM様のMINIに積み込まれて快調に走る姿が楽しみです。
では、安心オートマお預かりから完成までの本編に戻ります・・・
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