曽根です。



『えらい変わって驚いたんで、試しに使ってみたら・・』  と

とある業者さんから紹介していただいた物が届きました。

CIMG4560

 『リキテック』 という冷却水に入れる添加剤です

CIMG4552

冷却に関しての添加剤だから放熱しやすいとか・・・ の効能を予想してましたが、

BlogPaint

えぇ~?、オイルやガソリンじゃなくて冷却水に入れてパワーアップ????

なぜ。。

ウォータージャケットからエンジンの静電気を除去するように作用し燃焼が改善されるとのこと・・。

いやぁ、にわかに信じられませんが、紹介してくれたその業者さんって

よっぽどじゃなきゃ、こういう話しに乗る人じゃないんで、まぁ試してみることにします。


CIMG4440

これ、前回の本庄サーキットでの運動会からデビューの3代目曽根号。。。 

エンジンはLCB以外はフルノーマルです。

CIMG4377

先週のスタッフミニデイで触媒とリヤマフラーのジョイント部のフランジで曲がってるのを直すだけのつもりが

CIMG4373

初代曽根号に付いてた幻のキャメルオリジナルセンターマフラーを移植しました。

CIMG4384

ちっちゃい声で言うけど、触媒のところは、スリムなパイプに変わりました。。。  

リキテックの効能にパワーアップとかレスポンスアップとか書いてあるから

エンジンパワーに関係するところの改造は一応白状しておきます。






ラジエターに入れるのに冷却水が汚れてたらもったいないです。。

次の車検まではそのまま抜きたくないですからねぇ。

CIMG4439

リキテックを入れる前に水路洗浄から開始です。

CIMG4444

うーん、ちょっとサーモの密閉が甘いけど、開きっぱなしって程ではないのでOK。

CIMG4461

88℃でサーモオープンして、更に水温上昇させました

エンジンの水温センサー93℃でラジエターアッパー90℃

水温センサーの温度精度は良好でした。

CIMG4460

サーモの開弁量もOK

CIMG4477

96℃まで上昇。   この時期は水温上げるのに苦労しますが、

純正のラジエターのせいか比較的早く水温があがり

やや高めで安定している感じです。


CIMG4465

電動ファンは問題なく作動。。   作動温度幅もOKでした。





ミニモニで、リキテック注入前のエンジンの状態を確認しておきます。

CIMG4475

アイドリング839回転   アイドル認識OK   燃調補正OK

スロットル電圧0.48V   スロットルバルブ調整のステップ値は54


CIMG4476

インテイクマニホールドのバキューム MAP値 31kpa

アイドリングの状態を知るのに重要な数値になります。

CIMG4478

吸気温 33℃

CIMG4480

O2センサー作動OK

CIMG4481

O2センサーで測定された排ガスに残っている酸素量によって燃料の濃さを判断して

アイドリングの燃調を補正します。

酸素が基準より多いと判断して、燃調を7%濃くしてるってことです。

数値は104~108%位を上下してました。



サーモ、水温センサー、電動ファンのスリーチェックはOK

そしてミニモニのデータも取れたので洗浄は終わり。。

CIMG4483

排水。。 臭いも汚れも出てきました。

CIMG4484

ラジエターからの逆流はそれほどでもありませんでしたが

左側のヒーターコアからの逆流水はかなり錆汚れが詰まってました。  

CIMG4486

洗浄して良かったぁ~  スッキリしました。




お待ちかねのリキテック登場。。

CIMG4488

グビグビッと味見・・・・・ の前に裏の注意書きを見てみると

CIMG4489

飲用不可って書いてありました(笑) 

成分は、ケイ酸アルミ含活性水。。。。だそうです。

CIMG4494

そして良く振ってから注入するようにと・・。

CIMG4491

クーラント入れる前にリキテックを入れます

CIMG4498

後からクーラントを入れた方がリキテックが良く混ざるからです。

CIMG4507

さーて、どうかな。。

サーモスタットが開いてラジエターに入れたリキテックがエンジン全体に回るのを待ちます。。

CIMG4508

なんだか、アクセル開度が少なくなった感じ。。 

注入直後はそんな感じでなんか軽く回るようになったなぁっていう印象くらいだったんですが、

今朝の出勤では、排気音が変わって、低回転からもりもりトルクが出てきたぞ・・・・

抜けのいいセンターマフラーにして高回転が良くなった代わりに低速トルクがちょっと痩せた分を取り返してまだ余りあるくらい。。

おいおい、ラジエターの水でほんとに速くなったぞ! びっくりだ。




そして翌日の今日・・・

CIMG4518

気のせいなのか、ほんとに何か変化あるのか・・・・

ミニモニで昨日のデータと比較してみることにします。

昨日と同じ96℃まであがるまで待ちます。。

CIMG4521

排気管の出口に・・・

CIMG4522

水が出てました。 

ほほぉ~ガソリンは完全燃焼すると、CO2 と H2O になるんでしたっけね。

いい燃焼してる証拠かな。。

CIMG4526

昨日より少し気温が低いせいもあるのか、

リキテックの効能に書いてあった水温が安定する効果なのかはわかりませんが

93℃で安定しました。 

CIMG4527

吸気温31℃

CIMG4534

アイドリング834rpm  アイドル認識OK  燃調補正OK

スロットル電圧0.44V   スロットルバルブ調整のステップ値は35


CIMG4532

O2センサーによる燃調の短期補正は 4%薄く補正してます。

実際の数値は96~99%で上下してましたが100%より上に行くことはありませんでした。


CIMG4546

インマニのバキュームは29kpa




リキテックを入れる前と後でのミニモニデータを比較してみると・・・


水温   96℃ ⇒ 93℃

吸気温  33℃ ⇒ 31℃

アイドリング  839rpm ⇒  834rpm

インマニの負圧  31kpa ⇒ 29kpa

スロットル電圧(スロットル開度に応じた電圧)  0.48V ⇒ 0.44V

ステッパ値(スロットルバルブを開ける方向で押す量)   54 ⇒  35

燃調補正   7%濃く補正  ⇒  4%薄く補正



Image14

同じアイドリング回転するのに、アクセル開度は少なくなって燃料も薄くて済むようになった。のがわかります。

燃焼が良くなったので少ない燃料で同じアイドリングを維持できるようになったということでしょうか。

走行フィーリングで体感できたアクセル開度が少なくて済むようになった・・を裏付けるデータでした。

リキテックは1本12000円。。高いけど価格以上の効果ありです。 

不安定で進行する赤錆を安定した黒錆に変える効果もあるので鉄エンジンのMINIには一石二鳥。。

水路洗浄やってからの注入がお勧めです。。 








にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
キャメルはブログランキング参加しています

キャメルオート オンラインショップ
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます




ローバーミニ専門店 キャメルオート
          http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002