曽根です。
滋賀県のSGM様からオートマが不調なので安心オートマにしてください・・・
とご依頼いただきました。

SGMがご加入の任意保険は無料レッカーが500㎞までOKでしたので
滋賀県から保険レッカーで到着です。。。
任意保険の無料ロードサービス・・使えますねぇ。。♪

最終モデルの2000年式 クーパー

ボンネットラインとルーフデザインが個性的ですが
他はほぼノーマルです。

滋賀県からノンストップで走ってきてくれたJAF隊員さんご苦労様でした。
任意保険のロードサービスとJAFの連携プレーです。。。

ウッドパネルのヒビも少なくきれいな内装です。。

純正のカセットステレオ!! ROVERのロゴが貴重ですよね。

記録簿を拝見したら・・実走行の42725㎞ でした。

走行距離は少ないMINIは乗ってない時間が長いことが多く、久しぶりに乗る時の暖機運転がオートマの寿命に大きく影響します。
そしてある程度の距離を1度に走って油温は適温まで上げることも大事ですね。

新車からそのまま使用されてるパーツが多そうです。

オイルは交換したばかり? きれいで量もOK

ガソリン臭も少ないです。。

あら・・冷却水が見えません。

500㏄入りました。。
新車時からそのままのラジエターやホース、クーリングファンなどエンジン脱着時に交換をお勧めします。

エンジン掛けるとベルトは鳴きっぱなしでした。

ブレーキフルードは変色もなく量もOK。

ヒータージョイントパイプは純正の樹脂製のままでした。
経年劣化で脆くなっているので突然破裂することがあり危険なので対策のステンレスパイプに交換したいですね。
ミニモニでECU点検します

バキュームセンサーにフォルト

点火信号を出すクランク角センサーにもフォルトがありました。

過去の整備でフォルトリセットせずに残っている可能性もあるので
一旦フォルトは消しておきます。
再発するようでしたら精査が必要です。

すべてのフォルトが消えました。

マルチ画面
●アイドリング回転 ●アイドル認識OK ●燃調補正OK
●スロットルポジション電圧(基準値内) ●ステップ値(基準値内)

先ほどフォルトのバキュームセンサーも正常値を出しています。

水温センサー
このセンサー交換しにくい場所にありますがエンジン脱着時ですと工賃なしで交換できるので今回お勧め。

吸気温31℃

電圧は低いです。。 通常エンジンがかかっている状態ですと13.5V以上あります。
ファンベルトが滑ってて発電が足りない可能性はあります。
最後の完成チェックで再確認しましょう。

O2センサー稼働中。。

燃調はほぼプログラム通りでほとんど補正してません。。
エンジンは音も悪くないし、ECUデータからも特に問題点はなさそうです。。
では・・試運転でオートマの具合をチェック

ギヤを入れてもすぐに繋がりません・・
タイムラグと言うよりいつまでも待っても繋がりません。
少し回転を上げるとガツンと繋がりました。
油圧が上がってない症状です。内部で大量の油圧漏れがあるのかもしれません。

2速、3速とシフトアップしますが、やや滑りを感じます。
リバースも滑ってます。。
後ほどオートマ油圧とドレンボルトの鉄粉を点検します。
サスペンションは硬くてピョンピョン跳ねます。。
おそらく硬くなったラバコンとショックアブソーバーが抜けてるのだと思います。
これでは快適に走れませんね。。
リフトアップして・・

下回りの点検します。

右前足まわり。。
ハブベアリング、ボールジョイントなどのガタは無くメンテナンスはされてるようです。

テンションブッシュも交換されてますね。

ドライブシャフトブーツのヒビは深く
今回エンジン脱着でシャフトを抜くのでブーツ交換お勧めです。

ペチャンコになったラバコンで車高が下がった分、ハイローキットを伸ばして車高を上げて調整してます。
先ほどの硬い乗り心地はペチャンコラバコンが原因ですね。。。
新しいラバコンに交換すれば新車の乗り心地に戻れますよ。。

左足まわり・・
こちらもハブ、ボールジョイントには良好。。

右と同じくドライブシャフトブーツに深いヒビです。

左のタイロッドを上下に揺するとカタカタ音と大きく振動します。。
走行中に左側からコトコトと振動を感じたのはこれが原因ですね。。。
ナイロンベアリングとタイロッド交換で直ります。

オートマのオイル漏れはどうかな・・・

ドレンボルトがある右側はかなりオイリーです。。
こちらはコンバーターシールからの漏れが原因と思われます。
現在、交換用のコンバーターシールは中国製しか供給がありませんでしたが、
今年キャメルオートで国産メーカーで型から起こして高品質のフッソゴムでオリジナルシールを作りました。。
コンバーターシールだけ交換する場合もエンジンを降ろす必要があるのでどうしても高品質のコンバーターシールを欲しいと思っていました。。

ミッション番号と・・

デフケース番号は同一でした。。
過去にオートマの修理歴はなさそうです・・。

ミッションの前から上を除くとオイルフィルターが見えるのですが・・

フィルターケースから漏れてました。。
ここからの漏れはオートマMINIのオイル漏れ原因ナンバーワンなところ。。
オートマMINIのオイル漏れ根絶パーツとして開発した
キャメルの『漏れないフィルターケース』をお勧めします。

オートマを後ろから見たところ。

左のインナージョイントの裏からの大量のオイル漏れはキックダウンS/Wが原因。
ここも漏れ対策されたアルミ製のパーツを使用します。

右のインナージョイントはオイリーです。。

排気管を見ると・・
触媒の向きが変でした。 取付方向が逆です。

左後輪の内側にある燃料フィルター
しばらく交換されてないように見えます・・。

荷重の軽いリヤのラバコンも小さく硬くなってます。。。
20年頑張ったんでそろそろ引退させてあげてください。

タイヤが簡単に持ち上がってしまいます。。。
ショックアブソーバーが完全に抜けてしまってます。
走行して突き上げが強いのはこれが原因。。
では・・オートマに掛かってる油圧とドレンボルトの鉄粉をチェックします。

暖機運転してオイルフィルターケースの表面温が約50℃まで上昇しました

フィルターヘッドから油圧を取り出しフロントガラスにメーターを取付けます。
そして、油圧測定・・

ニュートラル 2.5㎏しかありません。
普通は6~7㎏なので 2.5㎏は異常値です。

そしてDレンジに入れてもギヤはなかなか繋がらず・・・・
回転を上げて少し油圧が上がったところでやっとつながりました。
これも異常に低い油圧。。。 通常6~7㎏のところ3㎏未満です。

そしてリバース。。 2.5㎏まで届きません・・
本来は11~12㎏あるところですから明らかな異常値です。
オイルポンプからの油圧が低いのか、オイルラインで大量にオイル漏れしてるところがあるのか・・
分解点検しないとわかりません。

梶川君にドレンボルトに付く鉄粉をチェックしてもらいます。

同じドレンボルトを用意してサッと入れ替える作戦です。。。

全く鉄粉が付いてません。。。
こんなにきれいなドレンボルトは見たことがないくらい・・・
ギヤの滑りからは大量の鉄粉が付いてると予想してたのビックリ
油圧が低すぎて鉄粉が出るほどドラムを締め付けることができない・・・のか。
ドラムは再使用できるかもしれません。。期待しましょう。
『試乗による入庫チェック~オートマ油圧とドレンボルトチェック』
ヽ(*´ω`*) 12/ 21 石川の追記です。 (*´ω`*)ノ

鈑金マンの秘密基地。


エンジン載せる前にステディーロッドのバルクヘッド側ブラケット溶接修理です。
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
岩崎自動車さんから分解点検レポートです。
診察台の上に載せられて点検開始。。。

ロッカーアーム調整ナット付近の錆はわりと新しいです・・

右2枚のコアプラグは前面側のもので左2枚よりも低い位置にありますが
冷却水に浸かった部分とそうでない部分ではっきり分かれています。
動かさずにいた不動期間が長かった時期があったと思われます


このオートマはデフを除き 1度分解された経歴があるようですね。

コンバーターシールは純正品でした (変形は取り外すときに付いたものです)

パネルの内側の状態から見てオイル管理は良かったと思われます。


オイルフィルターを外しましたがオイルは空っぽでした・・・
(↑トレイのオイル量に変化がないですね。)

本来はちょっと飛び出してるはずのフィルターヘッドとブロックの間のパッキンがきれいにカットしてあるのかなと思いましたが・・・

パッキンの取り付け方が違ってます・・
正しいパッキンの取付けはこうです↓

左上の角の部分が外に飛び出して見える部分です・・
このように間違って取り付けられてました↓

パッキンが邪魔して通路が狭くなって通過抵抗になってました。
これまで1600基以上のオートを見てきましたが・・・・これは初めてでした。
フロントパネルを開けてバンドの消耗具合のチェックします

右側の2速は・・摩擦材がほとんど無くなってる状態です・・
試運転ではようやく動く程度でしたので走行テストでは発見できませんでした。

リバースバンドは大丈夫な範疇。

3速バンドもまだ摩擦材は残ってそうです。

やっぱり2速はアウトです。

オイルポンプのクリアランスは0.20㎜のシックネスがスコスコ・・
完全にアウトです。 油圧の源泉から問題があったようですね


ヘッドを乗せた状態でのクランクシャフトの回転抵抗も測ってみました。。
標準的です。


リークダウンテストの結果は良好。

テンショナーパッドの消耗から走行距離は10万キロオーバー。。
メーターが正しければ14万キロですね。

エンジンとオートマを分離します

2速バンドが締め付けてるT&Rクラッチは・・やっぱり再使用不可でした。


前面パネルからのチェックの通り、一番奥の2速バンドの摩擦材はほとんど剥がれてしまってました

2速バンドは合口も狭くなってしまってました。
だいぶ以前から滑ってたのではないかと推測いたします


メインシャフトブッシュは交換です


剥がれ落ちた摩擦材がオイルポンプの吸い口のある部屋に集まってきてました

フォワードクラッチ

T&Rのクラッチ板はまだ溝が残ってて正常摩耗ですが交換時期ですね
ギヤキャリアのブッシュ消耗測定・・・








軸受けブッシュはすべて交換が必要でした

キャリアなどは機械加工業者さんに出します。

バルブボディも分解点検&洗浄・・。

クランクを取り外します


全体的にメタルの状態は悪くはなく再使用可能な状態ですが
安心オートマは新品メタルに交換がお約束ですので交換します

4番のコンロッドメタルは異物を噛みこんだ跡がありました。
クランクジャーナル部などを測定・・




クランクは再使用します

メタルやシールなどの定番交換パーツ
特に右の大きなシールが、キャメルオリジナルの日本製コンバーターシールです。
中国製は1300円ですが・・・国内で型から起こしてゼロから製作したので13000円です・・ちと高いですが、安心オートマだけのスペシャルパーツなんでご了承願います<m(__)m>


メタルは現在入手できる最良品のACLを採用してます


もちろんキチッとトルクで締め付けていきます

完成した安心オートマ
安心オートマ組付けは過去ブログをご覧ください。
● ギヤトレイン編
● ハウジング編

エンジンとドッキング

組付けていきます

オイルポンプのガスケットは、S.V.オリジナルの銅製を採用

ネジ山も整えながら組付けていきます


コンバーターシールとスターターシール

アイドラーベアリングとダブルボールベアリングも交換して組付けます



パーキング、ニュートラルを認識するインヒビタースイッチの導通確認OK

オートマのオイル漏れの定番と言われていたキックダウンスイッチは
三和さんのアルミ製の対策品で取付ボルトにシーリングすることでほぼ漏れ根絶。。

組みあがったエンジン&オートマを実車に載せてテストの準備
エンジン始動。。 OK

工場内での点検OK 冷間時のオートマ油圧もOKなので
実走行によるテストに移ります

エンジンの状態、オートマの作動を確認します。
ギヤの入り、シフトアップ&ダウン 変速ショックなど・・
すべて良好で工場に戻りました
戻ってきてオートマの温間油圧チェック

前進油圧7㎏ 良好です

リバース油圧 12.4㎏ 良好ですね。。。
油圧は要求通りの数値を出してくれてます。

ニュートラルでのインマニの負圧 正常です
これは普段のオイル交換で行ってるミニモニによるECUチェック項目にもあります
そしてDレンジに入れてコンバーターに負荷をかけた状態の負圧で
コンバーターベアリングの回転抵抗を推測します

60kpa未満が基準なので良好でした。

温間時、エンジンを止めてすぐにイグニッションをONにして
油圧ランプが点灯するまでの時間・・

5秒37 標準的です。

全てのテストを完了したのでエンジンを降ろします

燃焼状態は良好です

ドレンボルトに付く鉄粉も良好。。

安心オートマ完成で箱詰め完了。。。
これから発送します。

今回もよい安心オートマができました。。。
定期的なオイル交換と、ギヤを入れる前の暖機運転を確実に行って末永く快調なMINIをお楽しみください
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
12月24日、かじかわの追記です。
12月26日追記

整備は完成。。
滋賀県までのお届けが年内は間に合わないので来年早々に車検取ります

エンジンルームもシャキッときれいになりました

完成後の試運転。。
安心オートマはスムーズです。。
それにラバコン交換したんで乗り心地もイイし、もう別の車です♪

バッチリOK
1月9日追記

本日、引き渡しなのでRECS施工します。

RECSでさらに軽く回るエンジンになりました♪
陸送ゼロに引き取りに来ていただきました

車両のチェック中。。

助手席に置いてある青いボトルはフュエルワン。。
燃料満タンにする前にガソリンタンクに入れてください。
今後も定期的にお使いなることをお勧めします。

陸送屋さんにも暖機運転をお願いします・・・。

では滋賀県までの大切に運んで届けてください。。。
ありがとうございました。
1月22日追記
滋賀のご自宅に到着しました。。。
快調になったMINIに大変喜んでいただけてうれしいです。。。。
そして、愛車とのツーショット写真を送っていただきました

『お世話になっております。
ありがとうございました。
いつまでも快調に・・お楽しみください。
次の車検‥お待ちしてます♪

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滋賀県のSGM様からオートマが不調なので安心オートマにしてください・・・
とご依頼いただきました。

SGMがご加入の任意保険は無料レッカーが500㎞までOKでしたので
滋賀県から保険レッカーで到着です。。。
任意保険の無料ロードサービス・・使えますねぇ。。♪

最終モデルの2000年式 クーパー

ボンネットラインとルーフデザインが個性的ですが
他はほぼノーマルです。

滋賀県からノンストップで走ってきてくれたJAF隊員さんご苦労様でした。
任意保険のロードサービスとJAFの連携プレーです。。。

ウッドパネルのヒビも少なくきれいな内装です。。

純正のカセットステレオ!! ROVERのロゴが貴重ですよね。

記録簿を拝見したら・・実走行の42725㎞ でした。

走行距離は少ないMINIは乗ってない時間が長いことが多く、久しぶりに乗る時の暖機運転がオートマの寿命に大きく影響します。
そしてある程度の距離を1度に走って油温は適温まで上げることも大事ですね。

新車からそのまま使用されてるパーツが多そうです。

オイルは交換したばかり? きれいで量もOK

ガソリン臭も少ないです。。

あら・・冷却水が見えません。

500㏄入りました。。
新車時からそのままのラジエターやホース、クーリングファンなどエンジン脱着時に交換をお勧めします。

エンジン掛けるとベルトは鳴きっぱなしでした。

ブレーキフルードは変色もなく量もOK。

ヒータージョイントパイプは純正の樹脂製のままでした。
経年劣化で脆くなっているので突然破裂することがあり危険なので対策のステンレスパイプに交換したいですね。
ミニモニでECU点検します

バキュームセンサーにフォルト

点火信号を出すクランク角センサーにもフォルトがありました。

過去の整備でフォルトリセットせずに残っている可能性もあるので
一旦フォルトは消しておきます。
再発するようでしたら精査が必要です。

すべてのフォルトが消えました。

マルチ画面
●アイドリング回転 ●アイドル認識OK ●燃調補正OK
●スロットルポジション電圧(基準値内) ●ステップ値(基準値内)

先ほどフォルトのバキュームセンサーも正常値を出しています。

水温センサー
このセンサー交換しにくい場所にありますがエンジン脱着時ですと工賃なしで交換できるので今回お勧め。

吸気温31℃

電圧は低いです。。 通常エンジンがかかっている状態ですと13.5V以上あります。
ファンベルトが滑ってて発電が足りない可能性はあります。
最後の完成チェックで再確認しましょう。

O2センサー稼働中。。

燃調はほぼプログラム通りでほとんど補正してません。。
エンジンは音も悪くないし、ECUデータからも特に問題点はなさそうです。。
では・・試運転でオートマの具合をチェック

ギヤを入れてもすぐに繋がりません・・
タイムラグと言うよりいつまでも待っても繋がりません。
少し回転を上げるとガツンと繋がりました。
油圧が上がってない症状です。内部で大量の油圧漏れがあるのかもしれません。

2速、3速とシフトアップしますが、やや滑りを感じます。
リバースも滑ってます。。
後ほどオートマ油圧とドレンボルトの鉄粉を点検します。
サスペンションは硬くてピョンピョン跳ねます。。
おそらく硬くなったラバコンとショックアブソーバーが抜けてるのだと思います。
これでは快適に走れませんね。。
リフトアップして・・

下回りの点検します。

右前足まわり。。
ハブベアリング、ボールジョイントなどのガタは無くメンテナンスはされてるようです。

テンションブッシュも交換されてますね。

ドライブシャフトブーツのヒビは深く
今回エンジン脱着でシャフトを抜くのでブーツ交換お勧めです。

ペチャンコになったラバコンで車高が下がった分、ハイローキットを伸ばして車高を上げて調整してます。
先ほどの硬い乗り心地はペチャンコラバコンが原因ですね。。。
新しいラバコンに交換すれば新車の乗り心地に戻れますよ。。

左足まわり・・
こちらもハブ、ボールジョイントには良好。。

右と同じくドライブシャフトブーツに深いヒビです。

左のタイロッドを上下に揺するとカタカタ音と大きく振動します。。
走行中に左側からコトコトと振動を感じたのはこれが原因ですね。。。
ナイロンベアリングとタイロッド交換で直ります。

オートマのオイル漏れはどうかな・・・

ドレンボルトがある右側はかなりオイリーです。。
こちらはコンバーターシールからの漏れが原因と思われます。
現在、交換用のコンバーターシールは中国製しか供給がありませんでしたが、
今年キャメルオートで国産メーカーで型から起こして高品質のフッソゴムでオリジナルシールを作りました。。
コンバーターシールだけ交換する場合もエンジンを降ろす必要があるのでどうしても高品質のコンバーターシールを欲しいと思っていました。。

ミッション番号と・・

デフケース番号は同一でした。。
過去にオートマの修理歴はなさそうです・・。

ミッションの前から上を除くとオイルフィルターが見えるのですが・・

フィルターケースから漏れてました。。
ここからの漏れはオートマMINIのオイル漏れ原因ナンバーワンなところ。。
オートマMINIのオイル漏れ根絶パーツとして開発した
キャメルの『漏れないフィルターケース』をお勧めします。

オートマを後ろから見たところ。

左のインナージョイントの裏からの大量のオイル漏れはキックダウンS/Wが原因。
ここも漏れ対策されたアルミ製のパーツを使用します。

右のインナージョイントはオイリーです。。

排気管を見ると・・
触媒の向きが変でした。 取付方向が逆です。

左後輪の内側にある燃料フィルター
しばらく交換されてないように見えます・・。

荷重の軽いリヤのラバコンも小さく硬くなってます。。。
20年頑張ったんでそろそろ引退させてあげてください。

タイヤが簡単に持ち上がってしまいます。。。
ショックアブソーバーが完全に抜けてしまってます。
走行して突き上げが強いのはこれが原因。。
では・・オートマに掛かってる油圧とドレンボルトの鉄粉をチェックします。

暖機運転してオイルフィルターケースの表面温が約50℃まで上昇しました

フィルターヘッドから油圧を取り出しフロントガラスにメーターを取付けます。
そして、油圧測定・・

ニュートラル 2.5㎏しかありません。
普通は6~7㎏なので 2.5㎏は異常値です。

そしてDレンジに入れてもギヤはなかなか繋がらず・・・・
回転を上げて少し油圧が上がったところでやっとつながりました。
これも異常に低い油圧。。。 通常6~7㎏のところ3㎏未満です。

そしてリバース。。 2.5㎏まで届きません・・
本来は11~12㎏あるところですから明らかな異常値です。
オイルポンプからの油圧が低いのか、オイルラインで大量にオイル漏れしてるところがあるのか・・
分解点検しないとわかりません。

梶川君にドレンボルトに付く鉄粉をチェックしてもらいます。

同じドレンボルトを用意してサッと入れ替える作戦です。。。

全く鉄粉が付いてません。。。
こんなにきれいなドレンボルトは見たことがないくらい・・・
ギヤの滑りからは大量の鉄粉が付いてると予想してたのビックリ
油圧が低すぎて鉄粉が出るほどドラムを締め付けることができない・・・のか。
ドラムは再使用できるかもしれません。。期待しましょう。
『試乗による入庫チェック~オートマ油圧とドレンボルトチェック』
11月25日、かじかわの追記です。
ヽ(*´ω`*) 12/ 21 石川の追記です。 (*´ω`*)ノ

鈑金マンの秘密基地。


エンジン載せる前にステディーロッドのバルクヘッド側ブラケット溶接修理です。
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
岩崎自動車さんから分解点検レポートです。
診察台の上に載せられて点検開始。。。

ロッカーアーム調整ナット付近の錆はわりと新しいです・・

右2枚のコアプラグは前面側のもので左2枚よりも低い位置にありますが
冷却水に浸かった部分とそうでない部分ではっきり分かれています。
動かさずにいた不動期間が長かった時期があったと思われます


このオートマはデフを除き 1度分解された経歴があるようですね。

コンバーターシールは純正品でした (変形は取り外すときに付いたものです)

パネルの内側の状態から見てオイル管理は良かったと思われます。


オイルフィルターを外しましたがオイルは空っぽでした・・・
(↑トレイのオイル量に変化がないですね。)

本来はちょっと飛び出してるはずのフィルターヘッドとブロックの間のパッキンがきれいにカットしてあるのかなと思いましたが・・・

パッキンの取り付け方が違ってます・・
正しいパッキンの取付けはこうです↓

左上の角の部分が外に飛び出して見える部分です・・
このように間違って取り付けられてました↓

パッキンが邪魔して通路が狭くなって通過抵抗になってました。
これまで1600基以上のオートを見てきましたが・・・・これは初めてでした。
フロントパネルを開けてバンドの消耗具合のチェックします

右側の2速は・・摩擦材がほとんど無くなってる状態です・・
試運転ではようやく動く程度でしたので走行テストでは発見できませんでした。

リバースバンドは大丈夫な範疇。

3速バンドもまだ摩擦材は残ってそうです。

やっぱり2速はアウトです。

オイルポンプのクリアランスは0.20㎜のシックネスがスコスコ・・
完全にアウトです。 油圧の源泉から問題があったようですね


ヘッドを乗せた状態でのクランクシャフトの回転抵抗も測ってみました。。
標準的です。


リークダウンテストの結果は良好。

テンショナーパッドの消耗から走行距離は10万キロオーバー。。
メーターが正しければ14万キロですね。

エンジンとオートマを分離します

2速バンドが締め付けてるT&Rクラッチは・・やっぱり再使用不可でした。


前面パネルからのチェックの通り、一番奥の2速バンドの摩擦材はほとんど剥がれてしまってました

2速バンドは合口も狭くなってしまってました。
だいぶ以前から滑ってたのではないかと推測いたします


メインシャフトブッシュは交換です


剥がれ落ちた摩擦材がオイルポンプの吸い口のある部屋に集まってきてました

フォワードクラッチ

T&Rのクラッチ板はまだ溝が残ってて正常摩耗ですが交換時期ですね
ギヤキャリアのブッシュ消耗測定・・・








軸受けブッシュはすべて交換が必要でした

キャリアなどは機械加工業者さんに出します。

バルブボディも分解点検&洗浄・・。

クランクを取り外します


全体的にメタルの状態は悪くはなく再使用可能な状態ですが
安心オートマは新品メタルに交換がお約束ですので交換します

4番のコンロッドメタルは異物を噛みこんだ跡がありました。
クランクジャーナル部などを測定・・




クランクは再使用します

メタルやシールなどの定番交換パーツ
特に右の大きなシールが、キャメルオリジナルの日本製コンバーターシールです。
中国製は1300円ですが・・・国内で型から起こしてゼロから製作したので13000円です・・ちと高いですが、安心オートマだけのスペシャルパーツなんでご了承願います<m(__)m>


メタルは現在入手できる最良品のACLを採用してます


もちろんキチッとトルクで締め付けていきます

完成した安心オートマ
安心オートマ組付けは過去ブログをご覧ください。
● ギヤトレイン編
● ハウジング編

エンジンとドッキング

組付けていきます

オイルポンプのガスケットは、S.V.オリジナルの銅製を採用

ネジ山も整えながら組付けていきます


コンバーターシールとスターターシール

アイドラーベアリングとダブルボールベアリングも交換して組付けます



パーキング、ニュートラルを認識するインヒビタースイッチの導通確認OK

オートマのオイル漏れの定番と言われていたキックダウンスイッチは
三和さんのアルミ製の対策品で取付ボルトにシーリングすることでほぼ漏れ根絶。。

組みあがったエンジン&オートマを実車に載せてテストの準備
エンジン始動。。 OK

工場内での点検OK 冷間時のオートマ油圧もOKなので
実走行によるテストに移ります

エンジンの状態、オートマの作動を確認します。
ギヤの入り、シフトアップ&ダウン 変速ショックなど・・
すべて良好で工場に戻りました
戻ってきてオートマの温間油圧チェック

前進油圧7㎏ 良好です

リバース油圧 12.4㎏ 良好ですね。。。
油圧は要求通りの数値を出してくれてます。

ニュートラルでのインマニの負圧 正常です
これは普段のオイル交換で行ってるミニモニによるECUチェック項目にもあります
そしてDレンジに入れてコンバーターに負荷をかけた状態の負圧で
コンバーターベアリングの回転抵抗を推測します

60kpa未満が基準なので良好でした。

温間時、エンジンを止めてすぐにイグニッションをONにして
油圧ランプが点灯するまでの時間・・

5秒37 標準的です。

全てのテストを完了したのでエンジンを降ろします

燃焼状態は良好です

ドレンボルトに付く鉄粉も良好。。

安心オートマ完成で箱詰め完了。。。
これから発送します。

今回もよい安心オートマができました。。。
定期的なオイル交換と、ギヤを入れる前の暖機運転を確実に行って末永く快調なMINIをお楽しみください
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
12月24日、かじかわの追記です。
エンジン積み、足周り作業と車検整備に取り掛かります。
20年以上も経過すれば剥がれている物もあります。
タワーマウントブッシュも全て交換します。
アッパーアーム、
ハイローキットに、
ラバーコーンと、順に外します。
写真がブレていますが・・・。(汗)
ナックルジョイントは交換してあります。
モリブデングリスを盛ってバンドを留めます。
トルクコンバーターケースは防錆塗装。
お疲れ様でした。
次回作業の目安となるように、年月を書いておきます。
ステアリングラックナイロンベアリングを交換。
タイロッドへのグリスアップも忘れずに。
ブレーキサーボのフルード汚れ、
インテークマニホールドのウォーターパイプは磨くと状態は良好でした。
プラグコードは永井電子のウルトラ。
オイル漏れを嫌ってか山盛り接着剤・・・。
細かい部品にもこだわります。
ハンドブレーキゲイターブーツが破れていましたので、
交換しました。
ドラムに水が入ると面倒なことになります・・・。
本日の作業はここまで。
12月26日追記

整備は完成。。
滋賀県までのお届けが年内は間に合わないので来年早々に車検取ります

エンジンルームもシャキッときれいになりました

完成後の試運転。。
安心オートマはスムーズです。。
それにラバコン交換したんで乗り心地もイイし、もう別の車です♪

バッチリOK
1月7日、かじかわの追記です。
陸運支局に行って、継続検査は無事に完了しました。
フォルトコードは記録無し。
水温センサーと、
バッテリー電圧も良好です。
あとの作業は陸送会社引き取り日にRECSで吸気系と燃焼室を洗浄するのみです。
1月9日追記

本日、引き渡しなのでRECS施工します。

RECSでさらに軽く回るエンジンになりました♪
陸送ゼロに引き取りに来ていただきました

車両のチェック中。。

助手席に置いてある青いボトルはフュエルワン。。
燃料満タンにする前にガソリンタンクに入れてください。
今後も定期的にお使いなることをお勧めします。

陸送屋さんにも暖機運転をお願いします・・・。

では滋賀県までの大切に運んで届けてください。。。
ありがとうございました。
1月22日追記
滋賀のご自宅に到着しました。。。
快調になったMINIに大変喜んでいただけてうれしいです。。。。
そして、愛車とのツーショット写真を送っていただきました

『お世話になっております。
ミニが帰ってきてニコニコしすぎていますが、この写真でお願いします。
週末はミニで楽しく街乗りを楽しんでいます。
丁寧な車検ありがとうございました。
2年後にまたよろしくお願い致します』ありがとうございました。
いつまでも快調に・・お楽しみください。
次の車検‥お待ちしてます♪
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