いよいよ夏本番!水回りやACの点検は大丈夫ですか? 石川です(´ω`*)b
前回ダッシュパネルの手直しをしたMMZ様。

「水温が気になるのよね。」
どんな感じなんです?

「こんな感じ。」
これは・・・(;´・ω・)

少し冷やしてサーモの開閉チェックしましょう。

点検開始。


90℃位で勢いよく流れて来ました。
そうなるとメーターが高く表示されている可能性も有ったり無かったり?
なんて思っていたら・・・

ポールスミスカラーのLLCが噴き出してきました。
もう一度冷却水入れてチェック。

ラジエーターのアッパータンクをコロナでお馴染みになった非接触温度計で計測。
97.1℃・・・高いです。
同じ要領でラジエーターの下の方も計ってみます。

104.8℃!
100歩譲っても低くなくてはダメですよね。。。

これは原因の調査が必要になります。

「寂しいけど仕方が無いよね。」
只今ピットが大変混みあっています。
かなりお時間かかると思いますが気を長めにお待ちくださいm(__)m

まずはマスターに水路洗浄&スリーチェックお願いします。
曽根です。
水回りの分解点検の前に水路洗浄とスリーチェック行います。。
水を入れたり出したりすることで何処か流れの悪いところが見つかってくれると良いのですが・・・

作業は通常の水路洗浄と同様に進めます。。

ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始

綺麗な内装ですね・・・
水温上昇するまでの間に室内のヒーターコアの漏れチェックします

エアコンなので配管がノーマルとは違いますね。。。
ヒーターホースのIN/OUT周辺ともに漏れはありませんでした

エアコンなのでヒーターバルブはダイヤル調整です。。。
今回は水温を一気に上昇させるためヒーターバルブは絞ってクーラーを全開にしておきます。


エンジン側の水温センサーは84℃まで上昇。。。
ラジエターに挿した温度計は75℃で温度差は9℃
エンジンが冷め切る前に始めたのでやや高めです。

エンジンを吹かしてもラジエターには流れ込んでこないのでサーモスタットの密閉は良好です。

水温センサー、ラジエター温度計ともに93℃まで上昇。。。
その前からサーモスタットは開き始めここで全開になってます。。

勢いよく流れ込んでくるのが見えます。。
サーモスタットの開弁量は良好です。
ラジエターの下から沸いてきてしまうのはサーモスタットの開弁量が少ないなど、水の通りが悪い時に起こるのですが今回の犯人はサーモスタットではないようですね。。

更に水温上昇。。水温センサー95℃ ラジエターは97℃です。。
本来は水温センサーの方が数℃高めを指すのですが逆転しています。
水温センサーの高温側の感度が鈍くなってます・・
90℃前後の時はまぁ許容範囲ですが100℃近くなるとオーバーヒートの発見が遅れるので交換しておくことをお勧めします。

水温計の針はこの位置です。。。

電動ファンは回っています。

ラジエターの下から沸いてきたので急いでラジエターキャップを締めましたが
少し冷却水が減ったこともありなかなか水温が下がりません。

実際の温度は数℃高いためここで105℃以上ですね・・・

温度が下がらないので電動ファンは回り続けています

エアコンのヒーターコントロールを全開にして温風を室内に出して水温を下げるとともにヒーターコアの洗浄をします

93℃まで下がって・・

電動ファンはストップ。。

給水して濯ぎながら排水します
汚れは少なく、水の流れに異常はありません。

ラジエター口から逆流で吸い出します
普通に吸い出すことができてます・・・流れの異常はありません。

バイパスホースをクリップで留めてヒーターコアから逆流で吸い出します

最初にやや濁った水が出てきましたがすぐにきれいになりました。
水の流れもスムーズで特に詰まってる感じはありません。

ラジエターも新しいですね。。。

バイパスホースは外したままエアが抜けるようにしてラジエターに水を一気に流し込みます。

一気に飲み込み外れたホースのところから水が出てきました。。。
ラジエター→ロアホース周辺にも詰まりは無いようです。。
残念ながら水路洗浄の工程では異常を発見できませんでした。。

気になるのはファンプーリーの口径が大きいものを使ってます。
エアコン付きのオートマの場合は小径プーリーで対策するのが標準ですが大口径だとアイドリング時はファンとウォーターポンプの回転が遅いです。
ただ大口径プーリーのまま使用してオーバーヒートしないMINIは何台もあるので決定的な犯人とは言えないかな・・でも小口径に交換することをお勧めします。
ヽ(*´ω`*;) 8/ 5 石川の追記です。 (*´ω`;)ノ


作業開始。

ウォーターポンプはキャビテーションをおこしやすいタイプですね。



特に何か詰まっている様子はありませんが。。。

サーモスタットも点検。


エアブローしておきます。

ヒーター側も。

新しく付けるポンプはペラが鋳鉄製でキャビテーションを抑えた日本製の高品質なタイプを使用。

大径プーリーや小さいタイプへ。

サーモスタットも交換します。

ホースはデルタのシリコン3層ホース。

ファンベルトも交換しました。

プーリーが小径になる分ウォーターポンプとファンは今までより余計にクルクル回ります。


ストーンガードも切れていたので交換。
ラジエーターは再利用します。


ラジエーターキャップは交換しました。


LLC&クーラントブースター投入。

サーモ開弁ok!

電動ファンが回るくらい水温上げていきましたが。。。

噴き出してこなくなりましたヾ(*´∀`*)ノ
これで安心ですね。


オイル量ok。
ガソリン臭は少なめです。

エステル系添加剤のSOD-1準備してオイル交換スタート

オイルはほぼ新油に近い色です。


その割にドレーンの鉄粉は少しありますね。
茶こしは綺麗でした。

ドレーンのネジが傷んでいたので補修しておきました。


グリスアップ&キャリパーエアブロー施工。

タイヤは4輪とも220kpaで揃えておきました。

油汚れは綺麗にお掃除。

オイル注入。
今回入れたのはSOD-1+WAKO'S PRO-S プロステージSブレンドですヾ(*´∀`*)ノ

次回のオイル交換は来年の2月か3,812㎞です。

今回初のオイル交換だったのでオイルカルテを作りました。
次回以降も写真付きで追記していきます(`・ω・´)ゞ



灯火チェックokです。

ミニモニチェックはノゥフォルト。

マルチ画面も問題ありません。

map値は少し高めです。


水温・吸気温も表示されています。

バッテリー電圧も良いですね。


o2センサーも元気に稼働。
燃調補正も順調にこなしています。

これにて作業完了です。

ご来店お待ちしております。
予定が分かりましたらご連絡ください。
ヽ(*´ω`*;) 8/ 6 石川の追記です。 (*´ω`;)ノ
「ラジエーターの温度が気になるのよね。」

まだまだ温度が低いです。

暫く放置して。
アッパータンク95.3℃

ロアは90.8℃
下に行くほど冷めています。

その時の水温計はこの位置でした。
8月10日追記

引き取りでご来店いただきました。

これで安心して乗れますね。。
ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしています

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前回ダッシュパネルの手直しをしたMMZ様。

「水温が気になるのよね。」
どんな感じなんです?

「こんな感じ。」
これは・・・(;´・ω・)

少し冷やしてサーモの開閉チェックしましょう。

点検開始。


90℃位で勢いよく流れて来ました。
そうなるとメーターが高く表示されている可能性も有ったり無かったり?
なんて思っていたら・・・

ポールスミスカラーのLLCが噴き出してきました。
もう一度冷却水入れてチェック。

ラジエーターのアッパータンクをコロナでお馴染みになった非接触温度計で計測。
97.1℃・・・高いです。
同じ要領でラジエーターの下の方も計ってみます。

104.8℃!
100歩譲っても低くなくてはダメですよね。。。

これは原因の調査が必要になります。

「寂しいけど仕方が無いよね。」
只今ピットが大変混みあっています。
かなりお時間かかると思いますが気を長めにお待ちくださいm(__)m

まずはマスターに水路洗浄&スリーチェックお願いします。
曽根です。
水回りの分解点検の前に水路洗浄とスリーチェック行います。。
水を入れたり出したりすることで何処か流れの悪いところが見つかってくれると良いのですが・・・

作業は通常の水路洗浄と同様に進めます。。

ラジエターフラッシュ入れてエンジン始動で洗浄開始

綺麗な内装ですね・・・
水温上昇するまでの間に室内のヒーターコアの漏れチェックします

エアコンなので配管がノーマルとは違いますね。。。
ヒーターホースのIN/OUT周辺ともに漏れはありませんでした

エアコンなのでヒーターバルブはダイヤル調整です。。。
今回は水温を一気に上昇させるためヒーターバルブは絞ってクーラーを全開にしておきます。


エンジン側の水温センサーは84℃まで上昇。。。
ラジエターに挿した温度計は75℃で温度差は9℃
エンジンが冷め切る前に始めたのでやや高めです。

エンジンを吹かしてもラジエターには流れ込んでこないのでサーモスタットの密閉は良好です。

水温センサー、ラジエター温度計ともに93℃まで上昇。。。
その前からサーモスタットは開き始めここで全開になってます。。

勢いよく流れ込んでくるのが見えます。。
サーモスタットの開弁量は良好です。
ラジエターの下から沸いてきてしまうのはサーモスタットの開弁量が少ないなど、水の通りが悪い時に起こるのですが今回の犯人はサーモスタットではないようですね。。

更に水温上昇。。水温センサー95℃ ラジエターは97℃です。。
本来は水温センサーの方が数℃高めを指すのですが逆転しています。
水温センサーの高温側の感度が鈍くなってます・・
90℃前後の時はまぁ許容範囲ですが100℃近くなるとオーバーヒートの発見が遅れるので交換しておくことをお勧めします。

水温計の針はこの位置です。。。

電動ファンは回っています。

ラジエターの下から沸いてきたので急いでラジエターキャップを締めましたが
少し冷却水が減ったこともありなかなか水温が下がりません。

実際の温度は数℃高いためここで105℃以上ですね・・・

温度が下がらないので電動ファンは回り続けています

エアコンのヒーターコントロールを全開にして温風を室内に出して水温を下げるとともにヒーターコアの洗浄をします

93℃まで下がって・・

電動ファンはストップ。。

給水して濯ぎながら排水します
汚れは少なく、水の流れに異常はありません。

ラジエター口から逆流で吸い出します
普通に吸い出すことができてます・・・流れの異常はありません。

バイパスホースをクリップで留めてヒーターコアから逆流で吸い出します

最初にやや濁った水が出てきましたがすぐにきれいになりました。
水の流れもスムーズで特に詰まってる感じはありません。

ラジエターも新しいですね。。。

バイパスホースは外したままエアが抜けるようにしてラジエターに水を一気に流し込みます。

一気に飲み込み外れたホースのところから水が出てきました。。。
ラジエター→ロアホース周辺にも詰まりは無いようです。。
残念ながら水路洗浄の工程では異常を発見できませんでした。。

気になるのはファンプーリーの口径が大きいものを使ってます。
エアコン付きのオートマの場合は小径プーリーで対策するのが標準ですが大口径だとアイドリング時はファンとウォーターポンプの回転が遅いです。
ただ大口径プーリーのまま使用してオーバーヒートしないMINIは何台もあるので決定的な犯人とは言えないかな・・でも小口径に交換することをお勧めします。
ヽ(*´ω`*;) 8/ 5 石川の追記です。 (*´ω`;)ノ


作業開始。

ウォーターポンプはキャビテーションをおこしやすいタイプですね。



特に何か詰まっている様子はありませんが。。。

サーモスタットも点検。


エアブローしておきます。

ヒーター側も。

新しく付けるポンプはペラが鋳鉄製でキャビテーションを抑えた日本製の高品質なタイプを使用。

大径プーリーや小さいタイプへ。

サーモスタットも交換します。

ホースはデルタのシリコン3層ホース。

ファンベルトも交換しました。

プーリーが小径になる分ウォーターポンプとファンは今までより余計にクルクル回ります。


ストーンガードも切れていたので交換。
ラジエーターは再利用します。


ラジエーターキャップは交換しました。


LLC&クーラントブースター投入。

サーモ開弁ok!

電動ファンが回るくらい水温上げていきましたが。。。

噴き出してこなくなりましたヾ(*´∀`*)ノ
これで安心ですね。


オイル量ok。
ガソリン臭は少なめです。

エステル系添加剤のSOD-1準備してオイル交換スタート

オイルはほぼ新油に近い色です。


その割にドレーンの鉄粉は少しありますね。
茶こしは綺麗でした。

ドレーンのネジが傷んでいたので補修しておきました。


グリスアップ&キャリパーエアブロー施工。

タイヤは4輪とも220kpaで揃えておきました。

油汚れは綺麗にお掃除。

オイル注入。
今回入れたのはSOD-1+WAKO'S PRO-S プロステージSブレンドですヾ(*´∀`*)ノ

次回のオイル交換は来年の2月か3,812㎞です。

今回初のオイル交換だったのでオイルカルテを作りました。
次回以降も写真付きで追記していきます(`・ω・´)ゞ



灯火チェックokです。

ミニモニチェックはノゥフォルト。

マルチ画面も問題ありません。

map値は少し高めです。


水温・吸気温も表示されています。

バッテリー電圧も良いですね。


o2センサーも元気に稼働。
燃調補正も順調にこなしています。

これにて作業完了です。

ご来店お待ちしております。
予定が分かりましたらご連絡ください。
ヽ(*´ω`*;) 8/ 6 石川の追記です。 (*´ω`;)ノ
「ラジエーターの温度が気になるのよね。」

まだまだ温度が低いです。

暫く放置して。
アッパータンク95.3℃

ロアは90.8℃
下に行くほど冷めています。

その時の水温計はこの位置でした。
8月10日追記

引き取りでご来店いただきました。

これで安心して乗れますね。。
ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしています

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