曽根です。


トラブルは前回3月2日のSBoMの予選中におきました。。




パドックに戻ったところで力尽きたワークスATのタペットカバーを開けてみると

IMG_0336

4番のバルブクリアランスが無くなってました。。。

バルブに何かがおこってるんだろうな・・・

IMG_0347

この時はヘッドオーバーホールだけで復活して第2戦に間に合うかなって軽く考えてました。


SQOR3056

ストックヴィンテージに搬入。

じゃ、ヘッドのオーバーホールよろしくね♪

ここまでは第一戦終わってすぐの3月のご報告です。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

ここからはストックヴィンテージでの作業になります

IMG_0340


IMG_0066

ヘッドを開けてみるとピストンの景色が変です。。


b583d8f0-6579-40cb-928b-ee5a4c601fb4

あ~

0de4c808-4b59-4b42-958d-d65eaaa7daf5

ピストンに大穴が開いちゃってました。

IMG_0356

ピストン裏に入り込んでた破片を剥がして摘出

46492389-bfe8-4041-87a4-83b6bfa30d53

原因は4番の排気バルブでした。

1cc1a094-5c45-4198-b749-5e582be11433


5fc5a52b-302c-47fa-bd81-885b94520707

バルブステムの溶接部分が綺麗に千切れてしまってます。


バルブサージングしたのか・・

レース中はオートマで3⇒4速へのシフトアップ時にアクセルは戻すもののタイミング的にはピッタリ合わせるが難しいのでECUによる回転リミッターが効いてババババッとなります。

4⇒3速のシフトダウンでは左足ブレーキで減速しつつ右足でチョンとアクセルを煽って回転を合わせて入れますが、3速に落ちた時に高くても6000回転以下になるような速度で操作してます


IMG_6403

もしそれでサージングしてしまうとするとバルブスプリングの破損や劣化なのか

IMG_6401

バルブスプリングに異常は見つけられませんでした。

とすると・・・・

水温も油温も正常だったし燃焼も正常だったので排気バルブの部品の問題だったのではないかと推測します。

まぁ不運ですがチューニングパーツだからな・・そういうこともあるか。。


ということで、ヘッドのオーバーホールだけでは済まないことが分かりました。

さぁどーする


IMG_0344

工期短縮のためにエンジンを降ろす前に別のベースブロックを新たに用意して1380㏄エンジン製作に取り掛かることにします


IMG_0288

別のベースブロックをボーリング屋に出して1380㏄用のブロックを準備します


IMG_0346

エンジン降ろします

IMG_0364


IMG_0367

IMG_0378


IMG_6489

まった~マンキャンディグリーンでペイント完了

IMG_6519

新しいエンジンを作りながら降ろしたエンジンも分解していきます


IMG_6582

従来品より軽量になった1380㏄用の国産ハートピストン。

コンプレッション調整のためにピストンハイトを0.3㎜フライスで削ってます

IMG_6587

ブロックにハートピストン組み込みまで完了。。

IMG_6581

分解して取り出したクランクは問題ありません。そのまま使います。



SBoM第2戦は5月18日 あと1週間

間に合うのか・・・・・


復活編に続く・・・・


にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
キャメルはブログランキング参加しています

キャメルオート オンラインショップ
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます



 
ローバーミニ専門店 キャメルオート
          http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002